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積雪による影響を豪雪地帯と非豪雪地帯で徹底分析 「積雪×生活調査」結果発表

生活に支障が出る積雪量は? 豪雪地帯は25cm、雪が少ない地域は6cm

  • 非豪雪地帯、2人に1人は雪への備えが不十分 / 富山県は9割が対策済
  • 積雪への備え、豪雪地帯は“スタッドレスタイヤ”、非豪雪地帯は“無し”
  • 新潟県では54cm、東京では7cmの積雪で生活に影響が発生
  • 翌朝5cmの積雪予報に対し、豪雪地帯は21分前、非豪雪地帯は34分前に起床
  • 積雪で最も困ること、豪雪地帯は“凍結”、非豪雪地帯は“交通機関の遅れ”

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、「冬企画」の一環として、2012年2月6日(月)~2月12日(日)に行なった「積雪×生活調査」の結果を発表しました。「冬企画」は、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイト・スマートフォン向けWEB版「ウェザーニュース」の利用者と共に、寒い日本の冬を少しでも楽しく過ごすためのものです。調査では、毎回、冬ならではのテーマが用意され、エリアごとに見られる文化や特性を全国の方と解き明かしていきます。今冬は、20年に一度と言われるほどの寒波の到来により、各地で大雪をもたらし、関東や東海の都市圏でも積雪を記録しました。第5回となる今回の調査では、“積雪”に注目し、積雪による生活への影響について、豪雪地帯とその他の非豪雪地帯(*)での違いを調査し、12,468人(豪雪地帯47%、非豪雪地帯53%)の有効回答をまとめました。

非豪雪地帯、2人に1人は雪への備えが不十分
~雪に備えている割合が最も高いのは、富山県で9割が対策済~

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「あなたは積雪への対策としてグッズや最新の情報入手方法などを事前に準備していますか?」との質問をし、“十分している”“まあまあしている”“どちらかというとしていない”“していない”から選択してもらいました。その結果、豪雪地帯の“十分している”が24.7%、“まあまあしている”が46.6%で7割以上が対策を講じているのに対し、非豪雪地帯は“十分している”が9.1%、“まあまあしている”が35.4%になり、半数以下という結果でした。今冬は記録的な寒波により、非豪雪地帯の関東や東海の一部でも積雪を記録し、スリップ事故や転倒などが多く発生したにも関わらず、半数以上が雪に対する備えが不十分であることが明らかになりました。“十分している”と“まあまあしている”との合計結果を都道府県別でも見てみると、積雪に備えている割合が最も高かったのは、富山県で89.9%、2位が秋田県と福井県で89.3%、4位が新潟県で89.0%、5位が山形県で88.5%となり、積雪が特に多い東北の日本海側と北陸が上位を占めました。非豪雪地帯で最も備えている割合が高かったのは18位の山口県で64.9%でした。先日、積雪を記録した東京都は27位で48.8%、愛知県は24位で49.4%と、半数以上は積雪を経験しても備えが不十分であることがわかりました。非豪雪地帯でも今後も積雪の可能性はあり、転倒や事故を未然に防ぐためにも、普段から対策を心がけることが必要です。
※都道府県別の積雪への備えの割合は添付資料にてご確認ください。

~積雪への備え、豪雪地帯は“スタッドレスタイヤ”、非豪雪地帯は“無し”~

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実際にどのような積雪の対策をしているのかを調査するため、「積雪への備えとして実際に準備してあるものは?」(複数回答可)との質問をし、“スタッドレスタイヤ・タイヤチェーン”“雪用の靴”“雪かき用スコップ”“凍結防止剤”“靴の滑り止め”“その他”“無し”から回答してもらいました。その結果、豪雪地帯で最も準備している割合が高かったのは“スタッドレスタイヤ・タイヤチェーン”で4,432票、続いて“雪かき用スコップ”が3,937票、“雪用の靴”が3,677票になりました。一方、非豪雪地帯で最も多かったのは“無し”で2,504票、続いて“スタッドレスタイヤ・タイヤチェーン”が2,271票、“雪用の靴”が1,958票になりました。
※都道府県別の積雪への備えとして準備してあるものランキング(1位~3位)は参考資料にてご確認ください。

何cmの積雪で生活に支障が出る? 豪雪地帯は25cm、非豪雪地帯は6cm
~新潟県では54cm、東京では7cmの積雪で生活に影響発生~

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「冬の普段の生活の中で、何cmの積雪になると生活に支障が出てきますか?」との質問をしました。その結果、豪雪地帯で生活に支障が出る積雪の平均は25.73cmでふくらはぎくらい、非豪雪地帯の平均は6.75cmでくるぶしくらいの積雪で生活に支障が出ることがわかりました。交通網や路面状況、普段の生活の慣れなど、雪を取りまく環境の違いで、豪雪地帯と非豪雪地帯に20cmの差が現れました。また、この結果を都道府県別に見てみると、生活に支障が出る積雪量が最も高かったのは、新潟県で54.47cmでした。今冬、新潟県では記録的な大雪に見舞われ、54cmを超える積雪が3月21日現在で5日あり、うち2日は70cmを超え、雪に慣れている地域でも厳しいシーズンであることが伺えます。2位は秋田県で43.79cm、3位は山形県で41.53cm、4位は富山県で41.04cm、5位は青森県で40.68cmと続き、23位までは全て豪雪地帯となり、積雪に慣れている地域とそうでない地域が明確に分かれる結果となりました。非豪雪地帯で最も高かったのは24位の愛知県で8.14cm、東京都は27位で7.42cm、大阪府は39位で5.70cmという結果になりました。※都道府県別の生活に支障が出る積雪量は参考資料にてご確認ください。

翌朝の5cmの積雪予報に対し、豪雪地帯は21分前、非豪雪地帯は34分前に起床
~最も起床が遅いのは新潟県で9分前、東京・大阪は約30分前起床~

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「明日の朝に5cmの積雪予報が出たとしたら、あなたは何分前に起床しますか?」との質問をしました。その結果、豪雪地帯の平均は21分57秒前の起床に対し、非豪雪地帯は34分46秒前の起床となり、普段から雪に慣れている豪雪地帯は、同じ積雪量でも非豪雪地帯に比べて約13分余裕を持って起床することがわかりました。この結果を都道府県別に見てみると、最も起床が遅いのは新潟県で9分48秒前、2位が福井県で10分03秒前、3位が富山県で10分57秒前、4位が青森県で11分55秒前、5位が北海道で11分59秒前になりました。やはり豪雪地帯は積雪に慣れている方が多いため、通常時との起床時間に大差が出ない結果になりました。非豪雪地帯で最も遅かったのは大阪府で29分16秒前、続いて東京都が31分14秒前になり、都会では非豪雪地帯の中でも起床時間が遅いことがわかりました。東京都や大阪府にお住まいの方は、周辺の県の方よりも勤め先が近い方が多いことが予想され、積雪があっても起床時間が遅くなったのかもしれません。
※都道府県別の起床時間は参考資料にてご確認ください。

積雪で最も困ること、豪雪地帯は“凍結”、非豪雪地帯は“交通機関の遅れ”

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「雪が積もって一番困ることは何ですか?」との質問をし、“公共交通機関の遅れ”“凍結”“自転車・車に乗れない”“雪かき”“靴・服装選び”“寒さ”“農作物・家庭菜園への影響”“落雪”“雪崩”“その他”“無し”から選択してもらいました。その結果、豪雪地帯で最も困るのは“凍結”で36.5%、続いて“自転車・車に乗れない”が20.6%、“公共交通機関の遅れ”が16.7%になりました。豪雪地帯では路面だけでなく水道が凍結することもあり、日常生活への影響が大きいと考えられます。非豪雪地帯で最も困るのは“公共交通機関の遅れ”で31.2%、続いて“靴・服装選び”が30.1%、“自転車・車に乗れない”が26.0%になりました。非豪雪地帯でも路面が凍結することはあるものの、それ以上に通勤・通学に影響がでる交通機関の乱れの方が困ると考えている人が多くなりました。また、非豪雪地帯では靴や服装選びも大きな問題となっているものの、豪雪地帯では普段から寒さや積雪への対策ができている方が多いため、困っている人の割合は非豪雪地帯の約半分となりました。
※都道府県別の積雪で困る事のランキング(1位~3位)は参考資料にてご確認ください。


*本調査では、「豪雪地帯特別措置法」に基づき、豪雪地帯とそうでない地域をわけて調査をまとめています。

【豪雪地帯】
・全域が豪雪地帯に指定されている都道府県

北海道/青森県/岩手県/秋田県/山形県/新潟県/富山県/石川県/福井県/鳥取県

・一部が豪雪地帯に指定されている都道府県

宮城県/福島県/栃木県/群馬県/山梨県/長野県/岐阜県/静岡県/滋賀県/京都府/兵庫県/島根県/岡山県/広島県

【非豪雪地帯】

茨城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/愛知県/三重県/奈良県/大阪府/和歌山県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県/山口県/福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県


参考資料

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