ニュース
いよいよ花粉シーズンへ
<速報>東京都・埼玉県・鹿児島県、本日、全国で最も早く花粉シーズンに突入!
~ 都内59ヶ所の花粉観測機「ポールンロボ」で1日10個以上の花粉を観測 ~
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、2月9日(木)、ある一定の花粉飛散が東京都と埼玉県、鹿児島県で確認され、今後飛散が徐々に増える見通しから、本日、3都県が“花粉シーズン”に突入したことを発表いたします。東京都と埼玉県では、昨年より約1週間遅い花粉シーズン突入です。当社では全国1,000ヵ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機『ポールンロボ』の設置を進め、花粉の観測をしています。2月1日頃に東京都内59ヵ所(都内総数66ヵ所)の観測地点において、花粉に敏感な人が症状出始める花粉飛散量(10個)を越えるレベルに達し、本日の夕方にかけてもそのレベルに達すると予想されます。また、24時間以内の都内在住する花粉症の方の症状報告を見ても、41人中の約2割の方が“ややつらい”、またはそれ以上の症状を感じ始めています。埼玉県と鹿児島県でも10個以上の飛散が2月1日以降に確認され、本日もそのレベルに達すると予想されています。花粉症の方は最新の花粉飛散情報を確認するなど、十分な対策が必要になります。
*花粉に敏感な人が症状出始める花粉飛散数10個は、過去7年、協力者と共に蓄積した花粉飛散量と症状のデータを相関、分析した情報です。また、花粉観測機『ポールンロボ』は、全国の花粉症の方の一般家庭や企業、病院などに設置している当社独自の観測機で、人の呼吸と同じ量の空気を吸引し、観測しているため、実際に人間が空気中で吸い込む花粉量を計測することができます。
今後の飛散予測についての全国の概況
2月はじめにかけて強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪になり、全国的に非常に寒い日が続きました。ただ、関東地方では2月1日頃に一時的に暖かくなったタイミングで、花粉が飛散し始めた模様です。さらに、今週はじめの雨が止み、段々と天気が回復してきた関東地方では早くもスギ雄花の開花が増え始め、花粉シーズンに突入したものと思われます。また、2月はじめまでの寒気は非常に強かったため、昨年より花粉シーズンインが一週間程度遅れました。ここ数日は寒さが続くため、すぐに大量飛散することはなさそうですが、スギ花粉は徐々に増加し、飛散のピークは関東地方で3月上旬、九州南部では3月中旬となる予想です。その後、ヒノキ花粉が飛散し始め、5月はじめ頃まで花粉の飛散が続く見通しです。西日本においても少しずつ花粉症の症状が出始めており、寒さのピークが過ぎる2月中旬には花粉シーズンに突入するエリアが増えてくる可能性が高くなってきました。今年の花粉の飛散量は大量飛散となった昨年よりは少なくなるものの、早めにしっかりとした対策をとることが必要です。最新の飛散情報と各地の本格シーズン突入のお知らせは、スマートフォン向けWEBサイト(https://weathernews.jp/s/)、および携帯サイト(https://wni.jp)にて随時発表していく予定です。