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ウェザーニューズと三井物産、荷主と船社をマッチングする海運プラットフォーム事業で合弁会社を設立

〜サプライチェーンマネジメントの高度化に挑戦〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永竜夫)と海上輸送手段のマッチングプラットフォーム運営事業を行う新規合弁会社「maruFreight,Inc.(カタカナ表記:マルフレイト社)」を共同で設立し、1月8日に今年7月のサービス開始に向けて事業を開始、本日9日にセレモニーを実施しました。
 maruFreightは、ウェザーニューズの気象・海象データの解析技術と、これまで多様なICT事業に参画している三井物産の経験・知見との融合により、国際海上物流におけるIoTとビッグデータの活用という視点から、効率化の余地が大きい不定期船を対象にした輸送手段のマッチングサービスを全世界に展開していきます。また、荷主に対してはワンストップでサービスを提供できるよう、サプライチェーンマネジメント(SCM)の高度化に挑戦していきます。

1月9日、セレモニーを実施
右:三井物産 執行役員 ICT事業本部長 齋藤正記
左:ウェザーニューズ 代表取締役社長 草開千仁

新会社設立の背景

近年、国際海上物流市場において、ICTを活用し、多様な輸送手段の需要と供給のマッチングビジネスを提供するスタートアップ企業が次々と誕生しています。その背景には、荷主と不定期船を運航する船会社間の短期輸送契約業務の取引成立までに多くの時間と手間を要しており、それを簡易かつ効率的に行いたいという両者のニーズがあります。 こうした状況を踏まえ、ウェザーニューズがこれまで30年以上にわたって培ってきた気象・海象データの解析技術と、これまで多様なICT事業に参画している三井物産の経験・知見との融合により、国際海上物流におけるIoTとビッグデータの活用という視点から、効率化の余地が大きい不定期船を対象にした輸送手段のマッチングサービスを提供するべく、このたび新たに会社を設立しました。

サプライチェーンマネジメントの高度化に挑戦

maruFreightが提供するマッチングプラットフォームサービスは、高度にデータを統合し共有することでマーケットプレイスとしての透明性と公平性を維持しながら、荷主に対しては、貨物を輸送する船舶の調達業務を簡素化するだけでなく、高度なSCMを可能にするサービスを開発、提供していきます。また、船社に対しては、空船航海の削減のためのより戦略的な配船計画の立案と、運航管理業務の効率化を支援するサービスを提供していきます。 なお、サービス開始時期は2018年7月を予定しており、先行的に欧米域の荷主を対象とした市場開拓を行い、段階的に規模を拡大し、将来的には全世界に事業を展開していく計画です。

maruFreight,Inc.の会社概要
正式名称 maruFreight,Inc.(マルフレイト社)
所在地 米国コネチカット州スタンフォード
設立 2017年12月
創立 2018年1月8日
代表者 CEO Antonio Brizzo
事業内容 不定期船のDigital Freight Matching事業
出資比率 三井物産60%、ウェザーニューズ40%
三井物産株式会社の会社概要
正式名称 三井物産株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目1番3号
設立 1947年7月25日
資本金 3414億82百万円(2017年9月30日現在)
代表者 代表取締役社長 安永竜夫
従業員数 5,971名 (連結従業員数42,316名、2017年3月31日現在)
事業内容 総合商社

 

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