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花粉シーズン直前!全国約1,000台で花粉を観測

花粉観測機『ポールンロボ』を全国の家庭・病院・企業へ続々出荷中

暖冬で雄花の生長早めも、寒波の影響で飛散開始は平年並〜やや早めに

 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、本格的な花粉シーズンを前に、独自に開発した花粉観測機『ポールンロボ』を飛散開始時期が早い西〜東日本から順次発送しています。一般の方とともに花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト」を2005年から実施しており、今年も全国のご家庭や病院、企業、学校に約1,000台の『ポールンロボ』を設置していく予定です。『ポールンロボ』は、空気中に含まれる花粉量を計測し、観測値に応じて目の色を5段階で変化させる花粉観測機です。現在や過去の観測値は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の花粉対策コンテンツ『花粉Ch.』のほか、インターネットサイト「ウェザーニュース」や携帯サイトを通して、『ポールンロボ』の設置が完了した場所から順次公開しています。今年は暖冬の影響で雄花の生長は早めですが、花粉の飛散開始時期は先週末の記録的寒波と今後の気温傾向(今週は太平洋側では一旦寒さが緩むところがあるものの、2月上旬の気温は平年並み〜平年以下)から、全国的に平年並み〜やや早めとなりそうです。花粉飛散量は全国的に平年より少なめの予想ですが、西日本は昨年の約1.5〜2倍となるため油断はできません。『ポールンロボ』の観測結果や飛散予想をご覧いただき、花粉対策にご活用ください。

『ポールンロボ』による観測データはこちらから
スマホアプリ「ウェザーニュー
スタッチ」をダウンロード後、
『花粉Ch.』にアクセス
スマホ向けwebサイト
「ウェザーニュース」から
『花粉Ch.』にアクセス
https://weathernews.jp/s/pollen/
インターネットサイト
「ウェザーニュース」の『花粉Ch.』
https://weathernews.jp/pollen/

“目”を光らせて花粉の飛散量を伝える『ポールンロボ』

 『ポールンロボ』は、直径15cmほどの球体で人の顔に見立てられており、人の呼吸と同じ量を吸引するように設定されているため、実際に人間が空気中で吸い込む花粉量を計測することができます。また、設置場所は風通しが良く、雨が直接当たらない軒下などになるため、より生活に身近な場所の観測データが得られます。
 『ポールンロボ』は、花粉の飛散量によって花粉が飛んでいない状態の「白」から、「青」「黄」「赤」「紫」へと5段階で目の色が変化するため、設置者やその周辺の方は一目で花粉飛散量を確認することができます。また、観測データはインターネット回線を通じて無料で公開されるため誰でもご覧いただけます。また、“花粉飛散量”だけでなく気温、湿度、気圧、空気中のダストも観測し、気象状況と花粉飛散の関係の調査に役立てられます。また、試験的ではありますが、火山灰やPM2.5も観測していきます。

設置の様子

〜花粉観測機『ポールンロボ』の目の色の変化と飛散数の目安〜

花粉観測機 『ポールンロボ』

目の色

飛散数/日

0~29個

30~99個

100~199個

200~299個

300個~

みんなで花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト2016」

 「花粉プロジェクト」は、一般の方々と一緒に花粉症に立ち向かうために2005年から実施している取り組みです。「花粉プロジェクト」では、全国の家庭・病院・学校などに花粉観測機『ポールンロボ』を設置していただくとともに、花粉症の方を対象に毎日の症状をご報告いただきます。
 『ポールンロボ』からウェザーニューズに自動送信される花粉飛散量は無料で公開しています。花粉の飛散量は予報センターが常に監視しており、観測データから毎年花粉のシーズンインを発表しています。観測値は、1時間ごとや週間の花粉飛散予報、花粉飛散開始のアラームや個人の症状に合わせた対策の通知サービスなどに活用されます。さらに、観測データや花粉症の症状報告は花粉プロジェクトに参加している医療機関や一般企業にも提供され、花粉症の研究に役立てられます。花粉飛散量は、インターネットサイト「ウェザーニュース」の『花粉Ch.』(https://weathernews.jp/pollen/)からご覧いただけます。