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ウェザーニューズ、“紅葉の振り返り調査”の結果発表

11月の記録的高温で紅葉に異変!?今年の鮮やかさは“北高南低”

~色づき遅い場所ほど鮮やかさに欠け、九州では7割以上が例年より劣る色づきに〜

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、今秋の天候が紅葉にどのような影響を与えたかを調査するため、11月26日〜27日、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して、全国の皆様と“紅葉の振り返り調査”を実施しました。のべ18,825人から寄せられた回答を集計した結果、今年の紅葉のあざやかさは“北高南低”で北のエリアほどあざやかな傾向があり、見頃の遅かった南のエリアほどあざやかさに欠けていたことがわかりました。特に九州では、今年の紅葉があざやかと感じた人は全県で3割未満となり、見頃が遅かったと感じた人は7割以上に達しました。11月に記録的高温となった時期が紅葉の色づきが進む時期と重なった九州では、紅葉の色素生成に必要な冷え込みが十分になかったことで、大きな影響が出たと考えられます。本調査結果はスマホアプリ「ウェザーニュース」で公開するとともに、今後のサービスに活かしていきます。

“紅葉の振り返り調査”の結果はこちら
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を
ダウンロード後、
「おしらせ」にアクセス
スマホ向けwebサイト
“紅葉の振り返り調査”
https://wni.my/?xAj

今年の紅葉のあざやかさは“北高南低”、見頃遅い場所ほど色づきイマイチ

 11月27日、今年の紅葉のあざやかさを調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて全国の皆様に「今年の紅葉のあざやかさはどうだった?」と質問し、“例年通りあざやか”“例年以上にあざやか”“例年より劣る”の三択で回答してもらいました。全国8,618人からの回答を集計した結果、“例年通りあざやか”もしくは“例年以上にあざやか”と回答した割合が47%と、半数に満たないことがわかりました。
 “例年通りあざやか”および“例年以上にあざやか”と回答した方の割合が6割を超えたエリアは北日本や北陸、甲信など、日本列島の中でも紅葉の時期が早いエリアに集中していました。

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 一方、東〜西日本はほとんどのエリアであざやかと回答した方が半数に満たず、九州は全県で3割未満となりました。あざやかと感じた人の割合が全国の中で低かったのは鹿児島県や熊本県の約1割で、九州の南のエリアを中心に全国の中で最もあざやかさに欠ける紅葉だったことがわかりました。

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〜今シーズンは色づき時期の違いであざやかさに大きな差〜

 紅葉に必要な色素は最低気温が約8℃以下になると生成され、葉の色づきが始まると言われています。今シーズンは8月後半〜9月中旬に全国的に気温が低くなり、9月に紅葉の時期を迎える北海道や東北の内陸、北陸〜甲信の標高の高いエリアでは葉の色づきをもたらす十分な冷え込みがあり、あざやかな紅葉になりました。その後、10月後半〜11月は気温が高くなり、10月後半以降に次第に色づきが始まる東〜西日本では紅葉に必要な色素の生成を促す冷え込みが足らず、あざやかさに欠ける紅葉となったようです。


紅葉の見頃時期と冷え込みの有無
(紅葉時期の冷え込み:十分◎、問題なし○、やや不足△、不足×)
エリア 山沿い 平野部
北海道 9〜10月頃
紅葉時期の冷え込み:◎
10月頃(一部で11月頃)
紅葉時期の冷え込み:○
東北 10〜11月頃(標高が高いところは9月以降)
紅葉時期の冷え込み:◎〜○
10〜11月頃
紅葉時期の冷え込み:○
関東・東海 10〜11月頃
紅葉時期の冷え込み:○
11〜12月頃
紅葉時期の冷え込み:×
北陸・甲信 10〜11月頃(標高が高いところは9月以降)
紅葉時期の冷え込み:◎〜○
10〜11月頃
紅葉時期の冷え込み:○
近畿 11月頃(一部で10月以降)
紅葉時期の冷え込み:△
11〜12月頃
紅葉時期の冷え込み:×
中国 11月頃(一部で10月以降)
紅葉時期の冷え込み:△
11月頃
紅葉時期の冷え込み:×
四国 11月頃(一部で10月以降)
紅葉時期の冷え込み:△
11〜12月頃
紅葉時期の冷え込み:×
九州 11月頃
紅葉時期の冷え込み:×
11〜12月頃
紅葉時期の冷え込み:×

〜11月の記録的高温で九州のあざやかさに大打撃〜

 今秋は、10月後半以降の気温が平年より高く、特に11月は全国的に記録的な暖かさとなりました。特にこの時期に色づきが始まる地域が多い九州では、紅葉の色素生成に不利な天候となり、全国の中で最もあざやかさに欠ける紅葉となったようです。
 季節はずれの暖かさの影響を全国の中でも強く受けた鹿児島県と熊本県では、“例年より劣る”と回答した割合が9割にのぼりました。

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〜九州は葉の形に問題なし!色素生成を促す冷え込みの不足であざやかさにダメージ〜

 紅葉の美しさは、冷え込みによって葉の中で生成される色素の量のほかに、葉の状態も関係しており、葉の大きさが揃っていて、カールや変色、虫食いが少ないほど、美しい紅葉になると言われています。
 紅葉シーズン前に葉の状態を把握するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じ、全国の皆様と身近にある紅葉する木の葉の大きさ・色・形・虫食い状況に関する調査を行いました(9月7日実施)。全国2,997人から寄せられた回答を集計した結果、大きさ・色・形・虫食い状況の全ての項目で、他のエリアに比べて九州の葉の状態が悪いという傾向はありませんでした。
 この結果から、九州全域であざやかさに欠ける紅葉となったのは、葉の状態が原因ではなく、11月の記録的な暖かさで、紅葉に必要な色素の生成を促す冷え込みがかなり不足したことが大きく影響していると言えそうです。

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<葉っぱ調査の結果>

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あざやかさに欠けるエリアほど見頃遅く、九州では7割以上が“遅かった”と回答

 11月26日、紅葉の見頃時期を調査するため、全国の皆様に「今年の紅葉はどうだった?」と質問し、“早かった”“遅かった”“普通”から選択してもらいました。全国10,207人から寄せられた回答を集計した結果、“遅かった”と感じている方が全国の過半数を占めていることがわかりました。“遅かった”が半数を超えるエリアは、記録的な高温となった11月に広範囲で色づきが進む東日本太平洋側〜西日本に集中しており、あざやかと感じた方の割合が全国で最も低かった九州では、あざやかさが“例年より劣る”と回答した割合と“遅かった”と回答した割合がともに7割を超えました。
 今年の紅葉が“遅かった”と回答した割合と、“例年通りあざやか”および“例年以上にあざやか”と回答した割合の合計を見てみると、“遅かった”割合が増加するほど、あざやかと回答した割合が減少していることが明らかになりました。
 今シーズンは11月以降に記録的な暖かさとなった影響で、色づきが進む時期が遅いエリアほどあざやかさに欠ける紅葉となり、特に全国の中で最も遅い紅葉シーズンを迎える鹿児島県では、今年の紅葉は“遅かった”“例年より劣る”と回答した割合が、ともに9割を占める結果となりました。

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参考情報 各都道府県の結果(※小数点以下第2位までの値でランキング)

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