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インド南東部の大雨と洪水被害について

被災地向け特設サイトをリリース、最新の気象見解を発信

〜二次被害の軽減や復旧作業をサポート〜

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 この度、インド南東部で発生した洪水により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 現地では復旧作業が開始されていますが、株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は創業時からの「いざという時に人の役に立ちたい」という企業理念に基づき、今後の二次被害の軽減や復旧作業に携わる方々に向け最新の気象見解を発信する被災地向け特設サイト『India rain disaster information』をリリースしました。

被災地向け『India rain disaster information 』はこちら
下記特設サイトURLよりアクセス
http://g.sunnycomb.com/sunnycomb/india/
※PC/スマホどちらからも閲覧可能
スマホアプリ「Sunnycomb」を
ダウンロード後、
『notifications(お知らせ)』からアクセス

被災地向け特設サイト『India rain disaster information』リリース

 ウェザーニューズではインド南東部の大規模な洪水発生を受け、被災地向け特設サイト『India rain disaster information』をリリースしました。本サイトではグローバル予報センターによるインド南東部の気象概況や各地の天気予報をスマホアプリ「Sunnycomb」を通じて英語で公開し、二次災害への対策や、安全な復旧作業を気象面から支援いたします。

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インド南東部の雨雲の様子
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各地のピンポイント天気予報(3時間毎の天気・気温)

チェンナイ周辺の11月以降の大雨について

 例年、この時期のインド南東部はベンガル湾からの湿潤な空気の流れと乾いた北東モンスーンとの間で前線が形成され降水が多くなる傾向があります。今年はベンガル湾付近で例年より対流活動が活発であり、次々と低気圧が発生しました。その結果、チェンナイをはじめインド南東部で断続的に大雨が続きました。この対流活動の活発化は、エルニーニョ現象の影響である可能性があります。
 図2の月降水量の平年値を見てみると、チェンナイでは例年11月が一年で最も降水量の多い時期であることがわかります。しかし、今年の11月の降水量は平年の3倍程度となる約1,200mmを記録しました。また、図3で2014年11月と2015年11月の推定降水量を比較してみると、2015年11月は400mm〜1000mm以上の大雨が降ったエリアがチェンナイを含むインド南東部に集中し、洪水の被害を発生させたと考えられます。

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図1.衛星画像でとらえたチェンナイ周辺の洪水発生の様子
(左:2015年10月22日/右:2015年12月11日)
出典:NASA・ウェザーニューズ

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図2.月降水量の平年値と月降水量の推移
出典:気象庁・ウェザーニューズ

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図3.2015年11月(左)と2014年11月(右)の総降水量(mm)
出典:JAXA・ウェザーニューズ

 ウェザーニューズは「全世界一人一人の気象台」になるという使命のもと、今後もインドの大雨における二次被害軽減や現地の方々に役立つ情報発信を引き続き行っていきます。