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天気や自然を感じて五感を磨く、お天気マガジン

異常気象の原因を徹底究明!季刊SORA冬号発売

〜火山の大噴火、関東の大雪など様々な異常気象をもたらすメカニズムに迫る〜

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、12月1日(月)、お天気マガジン『季刊SORA』2014冬号を発刊しました。『季刊SORA』は自然の移ろいを感じながら五感を磨くことをテーマにした、どの世代でも楽しんでいただける季刊誌です。冬号の特集は異常気象で、日本の災害の歴史を振り返るとともに、豪雨や冷害、大雪など日本付近の海水温や海流の影響で発生する異常気象について解説しています。また、「五感と伝統」では、日本の伝統技法“金継ぎの技”を取り上げ、上質なものを大切に継承していく輪島塗の魅力に迫ります。

特集「異常気象」の原因を徹底究明!

 冬号の特集「異常気象」では、日本列島で発生した異常気象の歴史をたどり、そのメカニズムを解説しています。一般的には、異常気象の原因として、日本から遠く離れた海で発生するエルニーニョ現象やラニーニャ現象が取り上げられることが多いのですが、今回の特集では豪雨や冷害、大雪が発生するメカニズムを日本周辺の海水温や海流に注目して、解説しています。また、2014年2月の関東豪雪における山梨県甲府市の状況をウェザーリポートで振り返ります。大雪の中、一体何が起こり、人々はどう過ごしたのか。当時を振り返ることで、雪による災害に備えてとるべき行動がみえてきます。

特別寄稿「ベランダー」に吹く風

 ベランダの鉢植えの世話をして20年になる“ベランダー”作家の、いとうせいこうさんの特別寄稿を取り上げています。ベランダの植物は、日々世話をしていても思い通りに育つとは限りません。 筆者はベランダという「小宇宙」と向き合う中で、“自分の出来ることなどわずかなものだ”と認識したそうです。五感を研ぎ澄まし、身近な自然と向き合うことで生じた、『旬』に対する感じ方の変化にご注目下さい。読後、ベランダに吹く“風の声”に耳を澄ませたくなるエッセイです。

「五感と伝統」金継ぎの技

 第28回「五感と伝統」では輪島塗を代表する蒔絵師、江端俊雄さんの“金継ぎの技”を取り上げています。金継ぎは、割れたお皿やお茶碗を漆と金粉を使ってつなぎ合わせる日本の伝統技法で、修繕箇所が金色に美しく仕上がる上、500年以上もつなぎ目がはがれない丈夫さを持ち合わせています。『季刊 SORA』冬号では、江端さんの作業の様子が写真付きで解説され、金継ぎが完成するまでの行程が手にとるようにわかります。室町時代から受け継がれてきた“金継ぎの技”とともに、上質なものを美しく大切に継承していく輪島塗の魅力に迫ります。

日本の“空”や“自然”をみんなで楽しむ『季刊SORA』

 『季刊SORA』は、季節ごとに移り変わる各地の自然や天気を感じて、これから迎える季節をより一層興味深く感じていただくために作られています。科学的に気象を予測する数値予報技術が発達した今、昔から人々の間で行われてきた観天望気(空や雲の動きを観察することによって天気を感じ予測すること)の機会が減っています。『季刊SORA』は、季節を代表する雲の様子や、めったに目にすることのできない自然現象などについて、その“読み方”、“感じ方”をわかりやすく解説したり、季節ごとに起こる災害への事前対策に役立つ情報を、読者や当社のスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の利用者と共に伝え合うことで、天気や自然に関する“五感”を鍛えることを目指しています。また、読者から空の写真の寄稿を募ったりする読者投稿企画も多数予定しており、投稿された各地の空の写真などは随時紹介していきます。

本誌概要
書名『季刊SORA』冬号
発行株式会社ウェザーニューズ
価格雑誌:300円(税抜き)
発売日2014年12月1日
購入方法
インターネットhttps://weathernews.jp/sorashop/
携帯電話https://wni.jp?sorabook
メールsorabook@wni.com
電話043-299-2424

おしらせ

 『季刊SORA』は2014年冬号(通巻28号)をもちまして、現行の紙書籍での発刊は休止いたします。来春からどこでも「見る・読む・感じる」ことのできる電子書籍として進化します。デジタル版での『季刊 SORA』をぜひご期待ください。