株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区 代表取締役社長:草開千仁)は、11月27日(木)、2015年の花粉シーズンにおける全国および各12エリアの“スギ・ヒノキ花粉飛散”傾向を発表しました。本発表は、花粉症に悩む方にシーズンの花粉傾向を知り、早めの対策を取ってもらうことを目的としています。2015年のスギ・ヒノキ花粉は、2月上旬から関東や九州を中心に飛散が始まる予想です。2月上旬~中旬には東海や近畿でも飛散が始まり、3月中旬にかけて東北へ拡大していく見込みです。飛散開始後、7~10日間前後で飛散が本格化し、3月中には西〜東日本の広いエリアで飛散のピークを迎えそうです。また、ヒノキ花粉のピークは3月末~4月中旬の予想です。2014年シーズンと比べて、2015年シーズンの花粉飛散量は関東~東海では非常に多く、関東を中心に2~3倍となるため、万全の対策が必要です。マスクや処方薬などの花粉症対策は、飛散開始の2週間前までを目安に準備しておくことをおすすめします。
来春の飛散時期傾向
~飛散開始時期~
スギの雄花は、冬場の寒さで休眠から目覚め、寒さがピークを越えて暖かい日が増え始めると、花粉を飛ばし始めます。今冬の気温は、11月は全国的に見ると、平年並かやや高い所が多くなっています。12月の西〜東日本は平年並かやや高め、北日本は平年並みかやや低い予想です。また、1~2月は西〜東日本では平年並かやや高く、北日本では平年並の見込みです。このことから、2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンインは北日本では平年並、西〜東日本では平年並のところが多い予想で、東海や四国(太平洋側)、九州では平年よりやや早くなるところもありそうです。
九州や関東の早い所では1月末~2月はじめから飛散が始まり、2月中旬には東海や西日本で飛散が開始する見通しです。また、北陸や東北は2月下旬から飛散が始まり、3月中旬にかけて飛散開始前線は次第に北上していく見通しです。北海道でも道南などスギ花粉が飛散する地域では、3月中旬以降に飛散が始まりそうです。
ただし、飛散開始時期は1月末以降の暖かくなるタイミングに大きく左右されるため、花粉シーズンが近づいてから再度、最新の情報をご確認ください。なお、ウェザーニューズでは、冬の天候(2014〜2015年)を加味して花粉の飛散開始時期を予想しています。また、花粉観測機『ポールンロボ』を使用し、花粉を1日に10個を観測した日が2日以上あった場合に飛散開始と定義し、各エリアの飛散開始時期を発表していきます。
~飛散ピーク時期~
スギ花粉の飛散ピーク時期は、九州では2月末~3月はじめ、その他の西日本や関東、東海では3月上旬~中旬、北陸では3月中旬~下旬、東北では3月下旬~4月上旬の見通しです。スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、九州では3月末~4月はじめ、その他の西日本、東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉飛散量がピークとなる見通しです。
来春の飛散量の傾向
2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北〜東日本ほど多く、東北や関東、中部では平年(2008~2014年平均)の110~150%、東北や中部でも110~150%と多くの花粉が飛散する予想です。近畿では平年と同程度~130%となる見込みです。一方、その他の西日本エリアの飛散量は平年より少ない所が多く、中四国では平年の80~90%程度、九州では平年の70~90%程度となる見通しです。
また、2014年シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2〜3倍(200~300%)となる見通しです。一方、中四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心にこの夏の天候不順の影響が大きく2014年シーズンの70~90%となる地域が多いですが、中でも高知県・徳島県・佐賀県・大分県・宮崎県・長崎県では2014年と比べて少なく50~60%程度となる見通しです。
~全国の花粉飛散量予想~
ウェザーニューズでは、スギ・ヒノキ林の活性度、2014年夏の天候、年ごとの飛散量傾向(飛散量が多い表年・少ない裏年の関係)、『雄花リポート』を加味して、花粉の飛散量を予想しています。
◯スギ・ヒノキ林の活性度
今回の花粉飛散予想では、スギ・ヒノキ林にどれだけ多くの雄花が成長しているのか、全国の森林における雄花の成長状況を、衛星データを利用して把握し、花粉飛散予測に反映しています。今回用いたのは、千葉大学環境リモートセンシング研究センターと共同研究してきた「光合成有効放射吸収率(植物が光合成に有効な波長の光を吸収する割合;FPAR)」から解析した、森林の活性度を示す指標です。この値が高いほど、植物は光合成を活発に行い、スギの雄花の量が多くなると考えられます。森林の活性度を解析した結果、関東、甲信越、東北、北海道では2013年夏よりもFPARが高いか同程度なり、北陸西部や東海(静岡県を除く)、西日本各地では、2013年夏よりもFPARが低くなりました。これらは、2015年の花粉飛散量が、西日本を中心に2014年より少なくなり、東〜北日本では2014年並か多くなることを示唆しています。
◯2014年夏の天候
一般的に、よく晴れて暑い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという理由から、スギ・ヒノキ花粉の発生源となる雄花生産量は前年の夏の天候との相関が高いと言われています。(北海道のシラカバ花粉も同様。)2014年の夏の天候は、北海道や関東を中心とする東日本(太平洋側)で、晴れて暑い日が多くなりましたが、西日本では中四国~九州を中心として曇りや雨の日が多く、平年よりも暑い日が少なくなりました。このため、北〜東日本では、北海道や関東を中心に雄花の生育に適した夏となり、西日本では特に九州など西のエリアほど雄花の生育に不向きな夏となりました。
◯年ごとの飛散量傾向
花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなったり(裏年)、少ない年の翌年は多くなったり(表年)と、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があります。2015年の花粉シーズンは、東北~中国、四国(瀬戸内側)では、“表年”となり、前年よりも飛散量が多くなる傾向です。また、北海道や九州、四国(太平洋側)では2015年春は“裏年”となり、前年よりも飛散量が少なくなる傾向と言えますが、近年は特に九州や北海道では“表年”・“裏年”という飛散量の増減がやや不明瞭になる傾向があり、東日本エリアと比べると、飛散量の増減に対しては夏の天候の影響が大きいと考えられます。
◯雄花リポート
ウェザーニューズには、 ウェザーリポーターと呼ばれる全国750万人の会員から、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して、天気や植物などに関する様々なリポートが1日に2〜3万通寄せられます。今回の花粉飛散予想では、ウェザーリポーターと花粉の発生源となるスギ雄花を調査した『雄花リポート』(11月8日~16日実施)を活用しています。『雄花リポート』によると、北〜東日本、近畿を中心に雄花の量は「昨年と同じくらい」「昨年より多い」という報告が多く、九州では「昨年と同じくらい」「昨年より少ない」という報告が多くなりました。下記の写真は、今年の11月8日(土)~16日(日)にウェザーリポーターから届いたスギの『雄花リポート』です。
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埼玉県比企郡小川町
去年より多い感じがします。 |
静岡県浜松市天竜区
去年より多い感じ |
福井県鯖江市
毎年同じ木を観察していますが、前シーズン・前々シーズンより雄花の数が多く感じます。 |
大阪府吹田市
昨年より多く感じます! |
岡山県新見市
昨年より少し多い気がします |
高知県幡多郡三原村
去年よりは少ない感じがします。 |
熊本県水俣市
個々を見ると、花数が少なく寂しい感じ。
去年の半分くらいじゃないでしょうか。
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これらを総合的に解析した結果、2015年の花粉シーズンは、関東を中心とする東日本(太平洋側)で2014年シーズンよりかなり多く、九州を中心に2014年よりも少ない飛散量となる見通しとなっています。これまでに全国のウェザーリポーターから、症状を和らげるには、花粉を体内に取り込まないようにする対策が最も有効だというコメントが数多く届きました。飛散開始の約2週間前を目安に、早めの対策をとることをおすすめします。
エリアごとの花粉飛散傾向
エリア
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スギ花粉の飛散開始時期
(平年と比較)
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スギ・ヒノキ花粉量
(2014年と比較) |
スギ・ヒノキ花粉飛散時期予想
(北海道はシラカバ花粉)
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北海道
(シラカバ花粉)
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同じくらい |
100% |
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シラカバ花粉の飛散開始は、3月以降の気温に大きく影響されると考えられます。飛散開始は寒さが緩む4月下旬くらいで、平年並の開始時期となる予想です。ゴールデンウィーク(GW)頃から飛散量が多くなり、5月中旬にピークを迎え、6月中旬には少なくなる予想です。
2014年の夏は、度々雲が広がり、まとまった雨が降ることもありましたが、全般に晴れて暑い日が多く、雄花の生育に適した条件となりました。2013年の夏と比べると、雨は多かったものの、夏らしく晴れて暑い日がやや多くなりました。
また、花粉の飛散量は多い年(表年)、少ない年(裏年)が交互に訪れますが、ここ2年程度は表年・裏年の明瞭な違いが見られない傾向にあります。このため、シラカバの雄花の生育状況は、夏の天候の影響を大きく受けるのではないかと考えられます。
夏の天気や飛散量の傾向から、2015年花粉シーズンのシラカバ花粉飛散量は平年の140%前後、2014年と同程度となる見通しで、十分な対策が必要となりそうです。
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東北北部
(青森・岩手・秋田)
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同じくらい |
120%
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2月中はまだ厳しい寒さが続きますが、3月に近づくと寒さが緩む日が出てきて、3月上旬にはスギ花粉が飛散し始める予想です。昨シーズンと比較するとやや早く、平年と比べると同程度の飛散開始時期となりそうです。その後、7~10日間程で本格飛散シーズンに突入し、4月上旬~中旬が花粉飛散のピークとなる見込みです。
夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は、青森県や岩手県では平年の120~140%、秋田県でも平年並となる見通しです。また、2014年と比べると青森県や秋田県では110~120%、岩手県では130~140%となる見通しで、十分な対策が必要です。なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。
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東北南部
(宮城・山形・福島)
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同じくらい |
155% |
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2月中はまだ厳しい寒さが続きますが、一時的に寒さが緩む日が出てくる2月中旬から太平洋側で花粉が飛び始め、3月はじめにかけて次第に日本海側へと飛散エリアが拡大する見込みです。飛散開始時期は昨シーズンよりやや早く、平年と比較すると同程度となりそうです。その後、7~10日間程で本格的な飛散シーズンに突入し、3月下旬にはピークに達し、その後、寒の戻りで一時的に飛散量が少なくなることもありますが、4月中旬にもう一度飛散量が増加する予想です。3月〜4月の天候次第で、ピークが2度訪れ、4月中旬までは大量飛散する日もあるため注意が必要です。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は、平年の110~140%となる見通しです。2014年と比べると宮城県や福島県では160~190%、山形県では2014年よりやや多い120%となる見通しで、十分な対策が必要になりそうです。なお、東北南部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。
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関東
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同じくらい |
265% |
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1月末~2月はじめに一時的に寒さが緩むタイミングがあり、飛散開始が例年早い傾向にある関東は、2月はじめからスギ花粉の飛散が始まる予想です。その後、7~10日間程で本格的な花粉飛散シーズンに入り、スギ花粉の飛散は3月中旬にピークを迎える見込みです。スギ花粉のピークが過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、4月上旬にはヒノキ花粉の飛散がピークを迎える地域が多くなる予想です。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年の花粉飛散量は平年の110~150%、2014年シーズンの200~300%と非常に多くなる見通しです。また、スギ林の多い関東北部、奥多摩・秩父・丹沢など関東西部の森林から風に乗って多くの花粉が飛散することで、スギ林の少ない関東南部の市街地でも飛散量が多くなることがあります。特に、表年に大量飛散になりやすい関東では、近年で大量飛散となった2013年には及ばないものの、2014年と比べて非常に多く飛散する見込みであるため、十分な対策が必要です。
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北陸・甲信北部
(新潟・富山・
石川・福井、
長野北中部)
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同じくらい |
160% |
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2月中はまだ厳しい寒さが続きますが、2月下旬になると次第に寒さが緩み、スギ花粉の飛散が始まる予想です。その後、7~10日間程度で本格飛散シーズンに突入し、3月中旬~下旬に花粉飛散のピークを迎える見込みです。北陸のヒノキ花粉は元々少ないですが、ピークは4月中旬になりそうです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の110~140%とやや多くなる見通しです。また、2014年シーズンと比べると、新潟県や富山県、長野県では140~160%程度、石川県、福井県では180~200%となる予想です。近年の表年である2013年よりやや少なくなるものの、2014年や平年以上の飛散量となる見込みであるため、十分な対策が必要です。なお、特に北陸で春に飛散するのは、例年スギ花粉がメインで、ヒノキ花粉は少ない傾向にあります。
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東海・甲信南部
(静岡・愛知・
岐阜・三重、
長野南部・山梨)
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同じくらい~やや早い |
180% |
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2月に入る頃になると、一時的に寒さが緩むタイミングがあり、飛散開始時期が例年早い傾向にある東海は、2月はじめから静岡県、三重県などからスギ花粉の飛散が始まります。その後、2月中旬にかけて徐々に内陸の地域でも飛散が開始する予想です。飛散開始後7~10日間程で本格的な花粉飛散シーズンに突入し、3月中旬にスギ花粉の飛散量はピークとなる見通しです。スギ花粉のピークが過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、4月上旬にピークを迎える地域が多くなりそうです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は、平年の110~130%、山梨県では150%近くなりそうです。2014年と比べると、静岡県では255%、愛知県では210%、山梨県では180%、岐阜県や三重県では120~150%となる予想です。近年の表年である2013年よりやや少なくなるものの、2014年や平年以上の飛散量となる見込みであるため、十分な対策が必要です。
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近畿
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同じくらい |
140% |
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2月に入ると一時的に寒さが緩むタイミングがあり、近畿南部では2月はじめになると南から徐々に花粉が飛び始め、飛散開始前線は次第に北上する予想です。京阪神では2月中旬、近畿北部では2月下旬に飛散開始となり、昨シーズンよりやや早くなる所もありますが、平年並の時期に飛散開始となる見通しです。その後、7~10日間程で本格的な花粉シーズンに突入し、3月中旬にスギ花粉のピークを迎える予想です。また、スギ花粉のピークが過ぎた頃にヒノキ花粉が徐々に飛び始め、4月上旬に飛散量のピークを迎える地域が多くなりそうです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の100~130%となる所が多くなりますが、兵庫県では平年の80%前後となる見込みです。また、2014年と比べると同程度の飛散量となる所もありますが、大阪府や奈良県、京都府、兵庫県では2014年の140~150%、和歌山県では160~170%となる予想です。近年の表年のシーズンに比べると、飛散量はやや少ない見込みですが、平年や昨シーズン以上の飛散量となる見込みであるため、十分な対策が必要です。
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山陰
(鳥取・島根)
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同じくらい |
195% |
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2月に入ると一時的に寒さが緩むタイミングがあり、山陰のスギ花粉は2月中旬から飛散開始となる予想です。その後、7~10日間程で本格的な花粉シーズンとなり、3月中旬~下旬にスギ花粉のピークとなる予想です。また、スギ花粉のピークが過ぎた頃にヒノキ花粉が徐々に飛び始め、4月上旬~中旬にピークを迎える地域が多くなる見通しです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の90%前後、2014年の190~200%前後となる見込みです。近年の表年のシーズンに比べると、飛散量は少ない見込みですが、2014年の2倍近くの飛散量となる予想ですので、十分な対策が必要です。
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山陽、四国
瀬戸内側
(岡山・広島・
山口、香川・愛媛)
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同じくらい~やや早い |
90% |
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2月に入ると一時的に寒さが緩むタイミングがあり、山口県など早い所では2月上旬、その他では2月中旬にスギ花粉の飛散が開始する見通しです。その後、7~10日間程で本格的な花粉シーズンに突入し、3月中旬にスギ花粉の飛散量がピークとなる予想です。スギ花粉のピークが過ぎた頃にヒノキ花粉が徐々に飛び始め、4月上旬にはヒノキ花粉の飛散量がピークを迎える地域が多くなる見通しです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の80~90%前後となる見通しです。また、岡山県や香川県の花粉飛散量は2014年の100~120%、雄花の生育に不向きな天候となった西側のエリア(山口県、愛媛県、広島県)では2014年の70~80%となる見通しです。全体的に平年よりやや少なくなり、西のエリアでは2014年よりも少なくなる予想です。ただ、岡山県や香川県では2014年よりもやや多くなる予想ですので、油断せずに対策することをおすすめします。
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四国
太平洋側
(徳島・高知)
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やや早い |
50%
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2月に入ると一時的に寒さが緩むタイミングがあり、2月はじめ頃からスギ花粉の飛散が始まる地域がありそうです。その後、7~10日間程で本格的な花粉飛散シーズンに突入し、3月上旬~中旬にスギ花粉の飛散量はピークとなる見通しです。スギ花粉のピークが過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、3月終わり~4月はじめに飛散量がピークを迎える地域が多くなる予想です。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の80~90%前後、2014年の50%前後の飛散量となる予想です。2014年ほど大量飛散にはならない見通しですが、平年並かやや少ない飛散量となる予想ですので、油断せずに対策することをおすすめします。
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九州北部
(福岡・佐賀・
長崎・熊本・大分)
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やや早い |
65% |
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2月が近づくと一時的に寒さが緩むタイミングがあり、1月末~2月はじめ頃からスギ花粉の飛散が始まる予想です。その後、7~10日間程で本格的な花粉飛散シーズンに突入し、2月終わり~3月はじめにスギ花粉の飛散量はピークとなる見通しです。スギ花粉のピークが過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、3月下旬~4月はじめに飛散量がピークを迎える地域が多くなりそうです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度や、『雄花リポート』をもとに予想すると、2015年花粉飛散量は平年の80~90%、2014年の50~80%の飛散量となる見通しです。2014年よりは少ない飛散量になりそうですが、平年並かやや少ない程度の飛散量となる予想ですので、油断せずに対策することをおすすめします。
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九州南部
(宮崎・鹿児島)
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やや早い
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75% |
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2月が近づくと、一時的に寒さが緩むタイミングがあり、1月末~2月はじめからスギ花粉の飛散が始まる予想です。その後、7~10日間程度で本格的な花粉飛散シーズンに突入し、2月終わり~3月はじめにスギ花粉の飛散量はピークを迎える見通しです。スギ花粉のピークが過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、3月下旬~4月はじめに飛散量がピークを迎える地域が多くなりそうです。
また、夏の天気や飛散量の傾向、森林の活性度、『雄花リポート』から、2015年花粉飛散量は、鹿児島県で平年の75%(2014年の90%前後)、宮崎県で平年の85%前後(2014年の60%前後)となる見通しです。2014年や平年より少ない飛散量になりそうですが、油断せずに対策することをおすすめします。
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各都道府県の花粉飛散傾向
※平年値:2008年~2014年の7年平均飛散量
※花粉飛散量の求め方について
花粉の飛散量は、沖縄県を除く46都道府県に約1000台(2014年度)設置された花粉観測機「ポールンロボ」が観測した数値をもとに算出されています。また、花粉飛散傾向の予想は、過去の花粉飛散量と前年の夏の天候やエリア別の飛散傾向、また全国から寄せられる『雄花リポート』、森林の活性度を分析した結果です。