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ウェザーニューズ、第二回梅雨の降雨傾向を発表
西〜東日本の太平洋側で今後も雨量増加の見込み
〜6月は太平洋側ほど雨量多く、7月は全国で災害レベルの大雨による土砂崩れや冠水に注意~
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、6月11日(水)、今シーズン二回目となる梅雨の降雨傾向を発表しました。本発表は、全国的に降雨量が増す梅雨の降雨傾向を知ってもらう事で、土砂災害や浸水などの対策に役立てていただくことを目的としています。最新情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の『梅雨見解』(毎週金曜に更新)をご覧ください。
梅雨の季節の降雨傾向(6月~7月)
〜6月は太平洋側、7月は全国的に災害レベルの雨量の見込み〜
6月上旬の梅雨入り直後は、上空の偏西風が大きく蛇行し、低気圧や前線の動きが非常に遅くなったため、西〜東日本の広い範囲で大雨が降りました。関東では、わずか3日間で平年の梅雨時期の総雨量に匹敵する大雨となった地点もありました。また、6月9日は上空の寒気の影響で、各地で雷雨が発生し、関東でも河川の増水や道路冠水などの報告が多く寄せられました。 6月下旬は梅雨前線の影響で、西〜東日本の広い範囲でまとまった雨が降る見込みです。7月になると、梅雨前線が本州付近に停滞するため、曇りや雨の日が多くなります。特に、7月中旬は全国的に災害レベルの大雨が予想され、土砂崩れや浸水に注意が必要です。 梅雨を通した降雨量は、西〜東日本の太平洋側と北日本では平年より多く、その他のエリアでは平年並となる見込みです。降雨期間と雨量が最大となる雨のピークは、東日本は6月下旬と7月中旬、西日本や北日本は7月中旬の予想です。 梅雨明けは、全国的に平年並かやや遅くなる傾向です。本格的な夏の訪れは、九州南部で7月中旬、その他のエリアは7月下旬以降となる予想です。エリアごとの降雨傾向
※梅雨の降雨傾向の発表について
当社では、日々、長期気象予測サービスの実用化に向けて取り組みをおこなっていますが、現在の気象予測の技術水準では、予測精度の誤差が大きくなる場合があります。この度の梅雨の降雨傾向発表にあたり、複数の長期予報の有識者の見通しを元に、総合的に見解を出しています。本リリースにおける情報につきましては、発表日における最新の見解になりますので、最新の見解は、当社のスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「おしらせ」、または、携帯サイト(http://wni.jp)にてご確認ください。