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ウェザーニューズ、2014年 第七回桜開花予想発表
桜前線は東北北部を北上中!今週は東北南部でお花見シーズン
~東北1番人気の青森県・弘前公園は、例年より1日早く4月24日に開花、
ゴールデンウィークに見頃を迎える予想~
<対象地点>
全国のお花見名所約700箇所の開花日、5分咲き日、満開開始日、桜吹雪日を発表
サポーターから要望があった13,010本の桜(※4月16日13時時点の登録数)
<予想内容>
開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日
・スマートフォン、携帯、インターネットサイトで最新の開花情報を随時更新
・第八回桜開花予想発表は、4月23日(水)13時予定
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、日本の桜を楽しんでいただくため、桜の名所や公園などを対象とした桜の開花予想を発表しました。開花予想の対象となった桜は、全国のお花見名所約700箇所、近所の公園約1万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜」12,771本です。開花予想にあたっては、過去10年間に「さくらプロジェクト」に参加された一般の方から寄せられた桜の開花状況に関する膨大なリポートと、先週土曜日から月曜日にかけて全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出しています。ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『さくらCh.』にて、全国の桜の最新開花予想(開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日)を随時更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。
全国有数の名所の桜開花予想は下記から確認できます(無料) |
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スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を |
携帯サイト |
インターネットサイト「ウェザーニュース」から |
2014年の桜開花予想
~桜開花の時期~今年は昨年同様、全国的に気温が低く寒い冬でした。また、太平洋側でも記録的な雪になりました。冬らしい冷え込みにより、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かっての生長のスタートをスムーズに切れたと考えられます。 北日本ではこれから5月上旬にかけて、気温は平年並~やや低めの予想ですが、気温の上がる日につぼみの生長が順調に進むため、開花が大幅に遅れることはない見込みです。東北北部〜北海道では、昨年は開花直前に気温の低い時期があったため桜の開花が遅くなりましたが、今年は昨年ほどの冷え込みはないため、昨年よりかなり早い開花を迎える予想です。今週は秋田県や岩手県で桜が次々に咲いて開花シーズンに入り、来週には続々とお花見シーズンに突入する見込みです。また、来週後半には青森県でも続々と開花が始まる予想です。東北エリアで最も人気の高い青森県・弘前公園は、昨年より4日、例年より1日早い4月24日に開花し、ゴールデンウィークに見頃を迎える見込みです。(2014年3月19日〜20日に実施したお花見調査「約1万人が選ぶお花見の名所ランキング」にて、青森県・弘前公園(全国2位)はトップ10に選ばれました。※)
※参考:お花見調査「
/news/4732/」
2014年の開花状況
今年のソメイヨシノの開花ラッシュは、3月20日以降、九州や高知から始まり、その後も暖かい日が続いたため開花エリアは急速に拡大し、3月中に西日本全域と東日本太平洋側が開花シーズンに入りました。通常、開花から満開まで1週間程度かかりますが、今年の西〜東日本は開花時期の気温が高く、開花から5日前後で満開を迎えたところが多くなりました。4月に入ると北陸や東北南部でも開花が始まり、今は見頃を迎えています。岩手県や秋田県も、沿岸の一部の地域で開花が始まっており、東北北部にも開花シーズンが近づいています。
都道府県 | 開花実況 | 今週の開花予想 | 都道府県 | 開花実況 | 今週の開花予想 |
北海道 | 0% | 0% | 秋田 | 1% | 83% |
青森 | 0% | 73% | 山形 | 18% | 100% |
岩手 | 7% | 84% | 福島 | 44% | 97% |
宮城 | 54% | 100% |
452本の北日本のつぼみ調査の結果、北海道・東北ともに昨年の同時期よりも早いペースでつぼみの生長が進んでいることが分かりました。北海道は前回の調査時からつぼみの生長が大幅に進み、「先が黄色に」以上に生長したつぼみが45%となっています。「先が緑に」・「半分以上緑に」なったつぼみもあり、ようやくつぼみが目に見えて変化する時期を迎えたことが分かります。2013年第7回つぼみ調査(実施期間:4/11~4/13)で「先が黄色に」が6%、残り94%が「まだ小さく硬い」状態だった昨年と比べると、今年はかなり早いペースで生長が進んでいると言えそうです。また、昨年の同時期のつぼみの生長具合は今シーズンの前回のつぼみ調査(2014年第6回つぼみ調査、実施期間:4/5~4/7)とちょうど同じくらいだったことから、北海道では昨年より約1週間ほど早いペースでつぼみの生長が進んでいることが確認できました。東北地方は南部から桜が咲き揃っており、北部でも少しずつ開花が始まっています。今回のつぼみ調査では「先がピンクに」以上に生長したつぼみの割合が前回の調査時より25%増加しました。昨年の同時期と比べてもつぼみの生長は早く、開花前線が順調に北上していることが分かります。また、東北北部のつぼみも24%が「花びらが見えた」以上に生長しており、この状態のつぼみがある秋田県や岩手県では、開花シーズンが迫っていることが確認できました。
※つぼみ調査について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、4月12日~14日の期間、全国の一般の方と共に“つぼみ調査”を行いました。つぼみ調査により、つぼみの“今”の状態を細かく把握することで、2月20 日に発表した開花傾向より精度の高い開花日を予想することができます。つぼみ調査では、つぼみの様子を“日当たり”“枝”“生長度合い”などを基準に選び、7ランク別(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)に写真と共に報告します。つぼみ調査は毎週定期的に行う予定で、それをもとに毎週水曜日に最新の予想を発表していきます。
4月後半から5月上旬にかけて平年並~やや低めの気温となる予想ですが、長期にわたりつぼみの生長を遅らせるような冷え込みはなく、気温の上がる日はつぼみの生長が順調に進みます。このため、これから開花を迎える北海道や東北北部は、開花時期に気温が低かった昨年よりも早い(北海道は7〜10日、東北北部は5日前後早い)開花となりそうです。
~4月9日発表の第六回桜開予想との相違点~今回のつぼみ調査の結果、北日本のつぼみは昨年の同じ時期よりも早いペースで生長が進んでおり、ほぼ想定通りにつぼみの生長が進んでいることが確認できました。ただ、北海道~東北北部の気温はこれから5月上旬にかけて平年並~やや低めの予想で、前回の予想作成時より予想気温が少し低くなりました。この影響を考慮して、北日本は前回発表の開花予想日より1~2日程度、遅らせたところが多くなっています。
下記の予想地点は、全国700箇所の名所から都道府県ごとに1つをピックアップ(北海道は2つ)したもので、その他の予想地点は、インターネットサイト(https://weathernews.jp/sakura/)または、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト(https://wni.jp)にてご確認いただけます。また、昨年および5年平均開花日は、一部を除き各地点への当社独自調査によるものです。
ウェザーニューズの桜開花予想の定義について
<名所700箇所の桜開花予想について>ウェザーニューズでは、桜の開花日を「その木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」と定義しています。公園など、複数の桜の木がある場合の開花の定義は「その範囲の複数の桜の木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」を算出しています。5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日も同様の定義で行います。開花の確認は、該当施設の管理者などによる開花の判断があったかどうかを基準とします。
桜は、樹齢や生育環境によって開花日に変動が生じるため、同じエリア内でも開花日は一本一本違います。ウェザーニューズでは、身近な桜の開花日をより感覚と合った形でお伝えするため、各エリアの開花日においては、開花日決定の対象となるような桜の木の選定を行わず、エリア全体の桜を対象としま
す。そのため、対象となる範囲が広く、桜の木が多い各エリアの開花日に関しては、開花のピークを迎
える期間として発表しています。
各都市における今年の開花傾向と昨年の開花日
ウェザーニューズの桜開花予想の手法について
ウェザーニューズでは、今シーズンの桜の開花予想にあたり、下記の4つの視点で分析し、開花予想を発表しています。
ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(サポーター)と、1人1本お気に入りの「マイ桜」を登録し、桜の“つぼみ”から“開花”“満開”“葉桜”になるまでの過程を共に観察する「さくらプロジェクト」を2004年より毎年実施しています。今日までに合計12238本(現在も登録受付中)の「マイ桜」が登録され、定点での観察結果が日々ウェザーニューズに届いています。昨年は、約1.5万人が本プロジェクトに参加し、当社には、過去10年で寄せられた180万通以上もの各地点における開花情報が蓄積されています。開花傾向の発表は、これら蓄積された写真等の膨大な量の観察データを、地点ごとに細分化、分析し、ピンポイントに算出して行います。また、今後発表する予測に関しても、全国から刻々とリポートされる開花やつぼみの実況を取り入れて反映していきます。
桜の開花傾向を算出する際、過去の統計データは分析の基本データとなります。通常、過去30年~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花傾向の算出が難しくなってきました。当社では各地点の開花傾向の算出にあたり、気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本としています。また近年の急激な変化を把握するため過去5年、過去10年の統計データを応用分析しています。また、より精度の高い開花予想が出来るよう、全国3,000箇所に設置している気象観測機「ソラテナ」の気象データを取り入れ、気温と各エリアの開花状況の分析を実施しています。
桜の開花には、前年からの気温傾向が大きく関わります。桜が順調に開花する条件は、前年の秋から冬にかけて十分に冷え込むこと、そして2月後半以降に暖かさが増してくることです。秋から冬にかけての冷え込みは「休眠打破」のために必要なものです。また、開花を促すためには3月の気温が大きく影響し、3月の暖かな春の訪れが早いほど桜の生長が促されて桜の開花が早まる傾向にあります。なお、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れる現象がありますが、こうした急激な冷え込みは、事前に把握、確定が難しく、これによる開花日の遅れは傾向として内包しています。こうした寒の戻りの傾向は、開花時期直前のつぼみ調査や最新の独自週間予報等から予測に反映します。
ウェザーニューズでは、「さくらプロジェクト」のコンテンツとして、毎年、全国の桜の名所を開花の実況と併せて提供しています。今年は全国700箇所の情報を公開します。「さくらプロジェクト」では、これらの名所に、電話などで現地へ独自に取材を行い最新の桜の開花状況を調査して、スマートフォン向けサイト「ウェザーニュースタッチ」の『さくらCh.』、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」(https://weathernews.jp/sakura/)に情報を更新しています。こうした全国の桜名所スポットの最新情報と過去データを分析し、開花傾向に反映しています。
2014年の各都道府県における名所の開花状況と開花予想日
各エリアの桜開花予想
3月20日以降、開花ラッシュとなり、九州全域で桜が続々と開花中です。3月下旬~4月上旬も気温は平年より高く、今後も桜は順調に咲き揃います。福岡市周辺ではこれから4月はじめまでが見頃の時期となり、4月の一週目まで桜を楽しむことが出来そうです。
今週末は強い雨が降る可能性があります。この雨の後も桜は楽しめますが、今週中にお花見を計画するなら、金曜日までがオススメです。
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