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生徒の熱中症を守るため、気象IoTセンサーで現場の「暑さ指数」を算出
ウェザーニューズと米沢市「包括連携協定」を締結
熱中症リスクをリアルタイムに監視するソラテナPro®を市内4か所に設置
イベント気象 > スポーツ祭典気象 > 施設気象 > 防災気象 >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は、米沢市(市長:近藤 洋介)と「包括連携協定」を本日締結しました。当社と米沢市は、熱中症対策や環境学習・教育の推進、防災などにおいて連携し、米沢市民の安全で安心な暮らしの確保に取り組みます。
本協定により、7つの気象要素を1分毎に観測する高性能な気象IoTセンサー「ソラテナPro®」を活用した熱中症対策を進めていきます。6月には米沢市内4か所の中学校に試験的に設置され、気温、湿度、風速などの観測データをもとに、環境省熱中症予防情報サイトに示されている「屋外でのWBGT」の計算式を用いて算出した「暑さ指数」を熱中症対策に活用する予定です。また、これまでは職員が定期的に暑さ指数の測定を行っていましたが、ソラテナPro®を設置することでスマートフォンアプリから熱中症リスクを確認できるようになり、職員の業務省力化にも繋がります。
その他、環境問題を考える上で必要なノウハウの共有や、防災対策や各種産業における気象データの活用など、教育分野にとどめず包括的な連携事業の検討を進めていきます。
▼気象IoTセンサー「ソラテナPro®」に関するお問い合わせはこちらから
https://wxtech.weathernews.com/contact.html
米沢市との包括的な連携・協力に関する協定
ウェザーニューズは、米沢市と「包括連携協定」を締結し、相互連携を進めることによって、米沢市民の安全で安心な暮らしの確保に取り組みます。
<協定による連携および協力事項>
(1)熱中症対策の推進に関すること。
(2)環境学習・教育の推進に関すること。
(3)防災及び各種産業における気象データの活用に関すること。
(4)その他教育環境及び市民サービスの向上に関すること。
気象IoTセンサーを活用した熱中症対策
本協定を通じて、米沢市内4か所の中学校に気象IoTセンサー「ソラテナPro®」を6月に試験的に設置する予定です。気温・湿度・風速や暑さ指数を計測し教職員を含める関係者へ共有することで、生徒の熱中症予防措置の一助として役立てられます。
ソラテナPro®は観測された気温、湿度、風速などの観測データをもとに、環境省熱中症予防情報サイトに示されている屋外でのWBGTの計算式を用いて「暑さ指数」を1分毎に自動で算出し、危険レベルに達した場合にアプリのプッシュ通知でお知らせします。これまでは教職員が定期的にグラウンドなどで暑さ指数の測定を行っていましたが、ソラテナPro®を設置することで、お天気アプリ「ウェザーニュース」やパソコン版の専用ウェブサイトを通して、学校の「暑さ指数」や観測データ各種、天気予報を確認できるようになるため、職員の業務省力化にも繋がります。またソラテナPro®の観測データ以外にも、72時間先までの天気予報や雨雲レーダーなど様々な気象コンテンツが活用される予定です。
気象IoTセンサー「ソラテナPro®」
〜気象IoTセンサー「ソラテナPro®」〜
「ソラテナPro®」」は気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの気象要素を1分毎に観測する気象観測機です(※)。オムロン株式会社のセンシング技術によって、雨量50mm/hや風速50m/sの大雨・強風も観測できるように性能を高めています。従来型の観測機は、大型で回線整備も必要なため設置に手間がかかりますが、ソラテナPro®は小型で設置しやすく、電源を入れるだけで観測を開始します。
4200万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」と連携しており、1分毎のリアルタイムや過去の観測データだけでなく、天気予報や雨雲レーダーなどの有料機能もアプリ1つで閲覧することができます。また、雨・風・気温・寒さ指数・暑さ指数が設定値を超えた場合にプッシュ通知でお知らせします。小型ながらも災害レベルの大雨・強風に対応しており、アプリを通して複数名で同時に確認できるので安全対策などに有用です。
※2023年7月発表:ウェザーニューズとオムロン、大雨や強風を1分毎に観測する、新型気象IoTセンサー「ソラテナPro®」を開発
/news/43713/
▼レンタル・ご購入はこちらから
https://wxtech.weathernews.com/contact.html
▼ソラテナPro®のサービスサイト
https://wxtech.weathernews.com/soratena.html
ウェザーニューズは、全国の自治体や企業と連携して熱中症対策および防災対策に取り組み、気象情報を通して社会に貢献していきます。
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