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ウェザーニューズ、全国各地の紅葉見頃予想発表
東日本の山は10月前半、西日本は10月後半から続々見頃に
・北海道の山ではここ10年間で最も早く色づきスタート!平野部は10月下旬から見頃の予想
・今年は全国的に色づき鮮やか!
夏に日照不足だった東海・北陸・西日本も綺麗な紅葉を楽しめそう
・いろは坂は10月16日頃~、鳴子峡は10月23日頃~、嵐山は11月20日頃~見頃に
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月11日(木)、これから迎える本格的な秋の紅葉シーズンに向けて、各地の紅葉を楽しんで頂くため、全国及び、各地域の紅葉見頃傾向、並びに紅葉の名所750カ所の見頃予想日を発表しました。今年は北海道の標高の高い山でここ10年間で最も早く紅葉が始まっており、すでに鮮やかに色づいています。東北・関東・中部地方にある標高の高い山も例年より早く紅葉の見頃を迎えそうですが、東北・東日本の平野部と西日本では、例年とほぼ同じ時期に見頃となる予想です。また、今シーズンは紅葉が美しく色づくために必要な朝晩の冷え込みや日照が十分にあるため、ほぼ全国的に鮮やかな紅葉が期待できる地域が多くなる見込みです。人気スポットのいろは坂(栃木県)は10月16日頃から、鳴子峡(宮城県)は10月23日頃から、嵐山(京都府)は11月20日頃から見頃を迎えそうです。紅葉の見頃予想日や紅葉狩りの計画に役立つ情報等は今後、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」などで公開していく予定です。
紅葉見頃予想 | |
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を
ダウンロード後、「おしらせ」へ |
NTTドコモ/auのポータルサイトの
天気メニューより『紅葉見頃予想』にアクセス |
全国の紅葉見頃予想
〜見頃時期は全国的に平年並も、北〜東日本の標高の高い山では早めの見頃に〜
紅葉は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと紅葉の時期が早まり、気温が高いと遅くなります。今年は平年に比べて太平洋高気圧の張り出しが弱いため、北〜東日本の標高の高い場所ほど気温が平年より低く、秋の訪れが早くなりそうです。大雪山など北海道の標高の高い山ではすでに紅葉が始まっており、東北の山沿いや中部山岳、関東地方の標高の高い山沿いでも紅葉の見頃は例年と同じかやや早くなりそうです。ただ、9月後半以降の気温は全国的に平年並になる予想で、葉が色づく時期に平年並の気温となる東北・東日本の平野部や西日本では、例年と同じ時期に紅葉の見頃を迎える見込みです。
北海道の山では異例の早さで色づき開始!
8月25日〜27日に流れ込んだ強い寒気の影響で、北海道は平野部でも最低気温が10℃を下回る冷え込みとなりました。この影響で北海道の標高の高い山では紅葉の時期が早まり、大雪山ではすでに見頃を迎えているところがあります。
今週の11日(木)〜13日(土)や来週の17日(水)以降も上空に寒気が流れ込む予想で、北海道の標高の高いエリアではさらに色づきが進みそうです。特に17日(水)以降に流れ込む寒気は強く、北海道の標高2000m以上の山では初冠雪となる可能性があります。雪が降ると紅葉の見頃がピークを過ぎてしまうこともあり、寒気の動向にも要注意です。
また、葉の傷み具合が少ないことも綺麗な色づきに必要な条件で、台風の接近・上陸に伴う強風や塩害による葉のダメージが少ないほど、美しい紅葉になります。今年は8月末までに6回、台風が接近または上陸しましたが、いずれも強風より大雨の影響が大きく、これまでの葉へのダメージはそれほど大きくなかったと考えられます。ただ、秋の台風発生数は概ね平年並となる予想で、今後、あと1〜2回は台風が接近・上陸する可能性があります。台風の影響で風が吹き荒れた場合は葉がダメージを受け、色づきが悪くなることもありそうです。
今夏は東海・北陸・西日本で夏の日照時間が平年より極端に少なかったため、紅葉の色づきを心配する声もありますが、秋には十分な日照が見込まれるので、色づきが悪くなる心配はなさそうです。過去の事例では、2012年の夏に西日本の太平洋側で日照時間が少なかったのですが、その後、秋に晴れる日が増えたため、美しい紅葉を見ることができました。