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ウェザーニューズ、「傘調査2015」の結果発表

雨に濡れるのを日本一気にする東京都民、折り畳み傘の使用率全国1位!

〜男性は女性の2倍“突然の雨”で傘を買い、女性は男性の2倍“一目惚れ”で傘を買う~

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、日本人の傘事情について調査するため、6月7日〜7月11日、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して、全国の皆様と「傘調査 2015」を実施しました。56,894人から寄せられた回答を集計した結果、全国で最も折り畳み傘を使っているのは東京都で、使用率が上位のエリアは関東南部に集中しました。東京都は雨に濡れるのを最も嫌う地域なので(※1)、電車やバスで邪魔にならない折り畳み傘を持ち歩く人が多いのかもしれません。また、“突然の雨”で傘を買う男性は女性の2倍、“一目惚れの衝動買い”で傘を買う女性は男性の2倍であることがわかりました。さらに、愛用傘の平均使用年数は、北海道が全国最長で5.3年、沖縄県が全国最短3.6年となり、傘の使用年数が短いエリアには台風の直撃を受けやすい地域が集中する結果となりました。本調査結果はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」で公開予定です。
※1:「世界の傘事情調査」URL:https://weathernews.com/ja/nc/press/2014/140724.html


全国の2人に1人は長傘、折り畳み傘を1番使うのは東京都民

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 よく使われている傘の種類を調べるため、「あなたがよく使うのは?」と質問し、“長傘”“折り畳み傘”“ビニール傘”“その他”の4択で回答してもらいました。全国の約半数が長傘をよく使用しており、女性では7割を超えていました。
 次に多かったのは折り畳み傘の25%で、地域別にみると1位が東京都、2位以下には神奈川県・千葉県・埼玉県と、関東南部に集中する結果となりました。関東南部で折り畳み傘がよく使われる理由としては、地方に比べ車での外出が少ないことや、電車やバスで邪魔にならないコンパクトな傘が好まれることが考えられます。なお、世代別では、10代以下で折り畳み傘の使用率が高くなりました。お子さんは大人に比べ、徒歩や公共交通機関での移動が多いので、関東南部と同様の傾向があるのかもしれません。


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※小数点以下第2位までの値でランキングしています。

服が雨に濡れるのを日本一気にする東京都民、年間のビニール傘購入本数も全国1位!

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※小数点以下第3位までの値でランキングしています。

 ビニール傘の購入本数を調査するため、「ここ1年でビニール傘何本買った?」と質問し、“0本”“1~2本”“3~5本”“6~10本”“11~19本”“20本以上”から選択してもらいました。各都道府県の平均年間購入本数を算出した結果、1番ビニール傘を買っているのは東京都、次が大阪府でした。一方、1番少ないのは長野県の0.63本でした。
 1位の東京都は昨年行った「世界の傘事情調査」で、日本で最も服が雨に濡れるのを気にする地域でした。外回りの営業のためにスーツで外出する人が多く、不意に雨に降られた際、服を濡らさず約束の時間に到着するために、やむを得ずビニール傘を購入する背景があるのかもしれません。


傘の使用年数1位は北海道!年数が短いエリアには台風の影響をよく受ける地域が集中

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※小数点以下第2位までの値でランキングしています。

 傘の使用年数を調査するため、「1番使う傘は何年以上使ってる?」と質問し、“1年未満”“1〜2年”“3〜5年”“6〜10年”“11〜19年”“20年以上”から選択してもらいました。結果、傘の使用年数の全国平均は4.2年でした。一番長く使っているのは北海道の5.3年で、一番短いのは沖縄の3.6年でした。
 年間降水量が少ないエリアほど傘の使用年数が長く、年間降水量が多い地域ほど使用年数が短くなる傾向がありました。特に下位5県には、沖縄県・熊本県・高知県・鹿児島県など台風の影響をよく受ける地域が目立っており、台風による荒天が使用年数を短くする原因として考えられそうです。1位の北海道は雪の季節に傘を使用しない人が多いため、傘が長持ちしているのかもしれません。


男性は突然の雨で傘を買い、女性は一目惚れの衝動買い!

 傘を購入する場面を調査するため、「1番使う傘、どんな時に買った?」と質問し、“突然の雨で”“ネットでじっくり”“店頭でじっくり”“一目惚れの衝動買い”“もらった”から選択してもらいました。結果、“店頭でじっくり”が一番多く、全体の約4割を占めていました。また、男女別では、“突然の雨で”と回答した割合は男性が女性の2倍、“一目惚れの衝動買い”は女性が男性の2倍となりました。
 ビニール傘の年間購入本数の調査では、男性は1年間に1.1本、女性は0.7本購入しており、男性が“突然の雨で”傘を買うことが、ビニール傘購入数にも表れているようです。


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女性は色や柄、男性は強度か値段で傘を選ぶ

 傘を購入する基準を調査するため、「傘を選ぶ1番の決め手は?」と質問し、“値段”“強度”“色と柄”“便利な機能”“形態(折り畳み・長傘)”から選択してもらったところ、男性は“強度”と“値段”、女性は“色と柄”と回答した割合が約半数を占めました。男性はコストや実用面を重視しているのに対し、女性は見た目で選ぶ人が多く、男女で傘選びの基準に明確な違いがみられました。
 また、女性の約7割が“長傘”をよく使っている理由としては、女性の目を引く豊富なデザインが揃っていることもありそうです。


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傘に愛着がある人の7割が長傘を使用!

 傘への愛着を調査するため、「あなたは自分の傘に愛着がありますか?」と質問し、“とてもある”“ある”“無い”の3択から回答してもらったところ、全国の約7割が“とてもある”または“ある”を選択したものの、約3割が“無い”と答えました。“無い”と回答した方が使う傘は44%がビニール傘で、突然の雨に降られた時、やむを得ず傘を買った背景が愛着のなさにつながっているようです。反対に、愛着が“とてもある”と回答した人では約7割が長傘を使用しており、ビニール傘はわずか4%でした。
 世代別に見てみると、30代で傘に愛着の無い人の割合がやや多くなっていました。30代は他の世代に比べよく使用している傘でビニール傘の割合が高いことも背景にありそうです。


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