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ウェザーニューズ、“桜振り返り2015”を発表

今年の桜シーズンは“北早西遅”、北日本では9割の人が早さを実感

〜全国の2人に1人がお花見を満喫!お花見率が最も高いのは山形県で7割以上〜


株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、例年に比べ北ほど早く西ほど遅い開花となった今年の桜の印象を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて、全国のウェザーリポーターと“桜の振り返り調査”を実施しました。延べ32,666人から寄せられた回答を集計した結果、全国の6割以上の人が今年の桜は“早かった”と感じていることがわかりました。特に記録的な暖かさとなった北海道では例年より10日以上早く開花シーズンを迎え、9割以上の人が“早かった”と回答しました。また、開花後も気温が高く、花が一気に咲き揃ったことで見事な満開となり、“今年の桜はキレイだった”と答えた人の割合も北海道が全国1位となりました。今年は全国の2人に1人がお花見に行っており、その割合が最も多かった山形県では7割以上の人がお花見を楽しんだことがわかりました。ウェザーニューズは本調査結果をスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内で公開するとともに、今後のサービスに活用していきます。


『桜振り返り2015』はこちらから
スマホアプリ
「ウェザーニュースタッチ」を
ダウンロード後、
「さくらCh.」からアクセス
スマホ向けwebサイト
「ウェザーニュース」
『桜振り返り2015』
https://weathernews.jp/ip/info/
sakura/matome2015/index.html
携帯サイト
「ウェザーニュース」
「さくらCh.」からアクセス
https://wni.jp/?21

今年の桜は“北早西遅”で開花も、全国の6割以上の人が“早かった”と実感?!

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 今年の桜シーズンの印象を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」のウェザーリポーターに、「今年の桜はどうでしたか?」と質問し、“早かった”“遅かった”“例年通り”から選択してもらいました。全国10,127人から寄せられた回答を集計した結果、全国の6割以上が今年の桜は“早かった”と感じていました。特に北日本ほどその割合は多く、北海道では97%、東北で89%にも上りました。一方、東〜西日本で“早かった”と感じた人はどのエリアでも約6割でした。
 今年の桜は例年(2010〜2014年の平均)と比べ、北ほど早く、九州など西のエリアほど遅く開花しました。北日本は春に記録的な暖かさとなり、北海道や東北北部では例年より10日以上も開花が早くなりました。また、開花後も気温の高い状態が続き、北日本では開花から見頃を迎えるまでの日数もここ数年で最短となりました。開花が早かったことや、開花後に短期間で見頃を迎えたことが“早かった”と感じる割合が多い結果につながったようです。
 一方、東〜西日本の開花は広い範囲で例年並〜やや遅くなりました。それでも本調査で“早かった”と回答した人が約6割となった理由としては、見頃を迎えてから桜吹雪で散るまでの期間が1週間に満たないエリアが多く、あっという間に桜の見頃が過ぎてしまった“速さ”が印象に残った可能性が考えられます。
※調査日は、西〜東日本および福島県・宮城県が4月27日、山形県・東北北部・北海道が5月8日です。


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表1:開花〜見頃、見頃〜桜吹雪、開花〜桜吹雪までの日数 20150527_table_2

2人に1人がお花見を満喫!最もお花見をした県は山形県で7割以上

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 どれくらいの人がお花見を楽しんだか調査するため、「今年、お花見に行きましたか?」と質問し、“平日に行った”“土日に行った”“行かなかった”から選択してもらいました。12,082人から寄せられた回答を集計した結果、全国の2人に1人がお花見を楽しんだことがわかりました。
 全国1位の山形県ではお花見した人の割合が7割を超え、上位5位も東北や北陸の県で占められる結果となりました。東北や北陸の今年の見頃期間は1週間以上と全国の中でも長く(表1参照)、長期間、桜を楽しめたことが影響しているようです。また、山形県や石川県は昨年の“桜の振り返り2014”の調査でも“お花見に行った回数”で上位5位にランクインしており、お花見好きの地域であるといえそうです。
 一方、西日本を中心にお花見した人の割合が半数に満たない地域が目立ちました。特に中四国ではお花見に行った人の割合が4割程度にとどまった県もあり、全国の中でもお花見に出かけた人の割合が少ない傾向でした。中四国では見頃の大半が平日だったことや、土日に見頃となった場所では雨が降ったことが理由の一つとして考えられそうです。

※調査日は、西〜東日本および福島県・宮城県が4月13日、山形県・東北北部が4月27日、北海道が5月8日です。

今年一番キレイな桜を楽しめたのは北海道!?美しさの理由は開花時期の気温

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 今年の桜の美しさを調査するため、「今年の桜はキレイだった?」と質問し、“例年以上にキレイ”“例年並み”“あまりキレイではない”から選択してもらいました。全国10,457人から寄せられた回答を集計した結果、“例年並み”が75%、“例年以上にキレイ”が17%と、全国9割以上の人が例年並みかそれ以上にキレイだったと感じていたことがわかりました。特に北海道では“例年以上にキレイ”の割合が3割と、最も多い結果となりました。
 開花時期に寒の戻りが続くと1本の木でも花が咲くタイミングにばらつきがでるため、花が咲き揃った美しい満開にはなりません。美しい満開を迎えるためには、花が咲き揃うよう開花後も十分な暖かさが必要です。今シーズンは全国的に目立った寒の戻りがなく、例年並みかそれ以上にキレイな桜を楽しめたようです。札幌市では開花時期の日平均気温が、開花が順調に進む10℃を超える日が連日続き、花が美しく咲き揃った状態で満開を迎えたことが“例年以上にキレイ”という印象につながったと考えられます。
 一方、岩手県では“あまりキレイではない”との回答が2割となり、全国の中でもやや目立ちました。盛岡市では、開花から見頃を迎えるまでの間に日平均気温が10℃未満となる日が3〜4日あり、同じ木でも開花のタイミングにばらつきが生じたため、見頃の時期に花がまばらに咲いた状態だったことが理由の一つとして考えられそうです。

※調査日は、4月30日に西〜東日本および福島県・宮城県、5月10日に山形県・東北北部・北海道を対象に実施しました。


表2:都道府県別の各調査結果(※小数点以下第2位までを考慮し、ランキングしています。)

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表3:お花見の時期の天気
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