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ウェザーニューズ、全国3万人に聞いた“第二回花粉症調査”の結果発表
今年の花粉症は鼻が1番ツラかった!
~ 最もツラい時間は朝7時!8割以上が仕事や勉強の能率低下を感じる ~
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、4月10日〜4月15日、今年の花粉症の実態を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して全国のウェザーリポーターと“花粉症調査”を実施しました。6日間で延べ29,873人から寄せられた回答を集計した結果、花粉症を発症している方にとって最もツラかったところは鼻で、1日の中で朝7時が最もツラく、8割以上の方が仕事や勉強に何らかの悪影響を受けたと感じていることが明らかになりました。また、今年の花粉症は3割の方がツラかったと回答し、花粉症の方の7割が薬で乗り切ったこともわかりました。ウェザーニューズは、本調査結果をスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内で公開するとともに、今後のサービスに活用していきます。
半数以上は鼻が1番ツラいと回答!目がツラい人はわずか3割に
4月12日、今年の花粉症が顕著に現れた部位を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症の方のみ)に“花粉症の症状が1番つらい部位はどこですか?”と質問をし、「目」「鼻」「口・のど」「その他」から選択してもらいました。全国2,636人から寄せられた回答を集計した結果、「目」は31%、「鼻」は58%、「口・のど」は8%、「その他」は3%となり、半数以上が今年の花粉症は鼻がツラいと感じていることがわかりました。
年齢別に分析したところ、20代は「鼻」がツラいと答えた方の割合が最も大きく、7割に至りました。20代以降については、年齢が上がるほど「鼻」がツラい方の割合が減少し、「目」がツラいと感じる方の割合が増加する傾向がみられました。
花粉は能率を下げる?花粉症の方の8割は仕事や勉強の能率低下を実感
4月14日、仕事や勉強に対する花粉の影響を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症の方のみ)に“花粉症によって、仕事や勉強の能率がどれくらい下がった?”と質問をし、低下したと感じる割合を0,10,20,…,90,100(%)から選択してもらいました。 全国3,897人から寄せられた回答を集計した結果、8割以上の方が仕事や勉強に悪影響を受けたと感じており、中でも30%低下したと感じる方の割合が最も多い結果となりました。
花粉症が最もツラい時間は朝7時!次いで6時や14時にツラいと感じる方が多い結果に
4月10日、花粉症がツラいと感じる時間を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症の方のみ)に“花粉症がつらい時間帯はいつですか?”と質問をし、ツラいと感じる時間を0,1,2,…,23(時)から選択してもらいました。
全国3,197人から寄せられた回答を集計した結果、朝7時がツラいと感じる方が最も多いことが判明しました。次いで、6時や14時にツラいと感じている方が多い結果となりました。1日の中で、ツラさのピークは朝7時と14時の2回あることがわかりました。寄せられたコメントから、朝のピークは起床時や通勤時、昼過ぎのピークは昼食のために外出して戻ってきた後と言えそうです。
今年は花粉症の方の3割がツラかった!北〜東日本ほどツラい方が多い結果に
4月15日、今年の花粉シーズンが例年よりツラいと感じたか調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症の方のみ)に“今年の花粉症はどうだった?”と質問をし、「かなりつらかった」「つらかった」「ややつらかった」「我慢できた」の4 項目から選択してもらいました。
全国4,333人から寄せられた回答を集計した結果、「かなりつらかった」が9%、「つらかった」が23%、「ややつらかった」が35%、「我慢できた」が33%となり、花粉症の方の3割がツラい(かなりつらかった+つらかった)と感じたことがわかりました。また、大量飛散となった2013年の「かなりつらかった」と「つらかった」の合計は54%(※)、今年の「かなりつらかった」と「つらかった」の合計は32%であることから、一昨年ほどツラいと感じた人は多くなかったと言えそうです。
(※https://weathernews.com/ja/nc/press/2013/130521.html)
エリア別に分析したところ、四国や九州など西日本ほど「我慢できた」割合が多く、反対に北〜東日本ほど「かなりつらかった」と「つらかった」の割合が多い結果となりました。今年の花粉飛散量は、北〜東日本では平年・昨年より多く、西日本(特に四国・九州)では平年・昨年より少ない傾向であったため、実際の花粉飛散量と一致していると言えそうです。また、年代別に分析したところ、年齢が上がるほどツラい(かなりつらかった+つらかった)と感じる方の割合は減少し、19歳以下(44%)と60歳以上(24%)では大きな差がみられました。
花粉症対策に薬を使う人は約7割、10人に1人は自力で乗り切る!
4月13日、今シーズン実施した主な花粉症対策を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症の方のみ)に“メインの花粉症対策はなんですか?”と質問をし、「病院」「市販薬」「薬以外」「気合・対策はしない」から選択してもらいました。
全国4,010人から寄せられた回答を集計した結果、「病院」は40%、「市販薬」は29%、「薬以外」は17%、「気合・対策はしない」は14%となり、花粉症の方の約7割が花粉症対策に薬を利用している(病院+市販薬)ことがわかりました。また、男性は「病院」が36%、「市販薬」が31%と、病院と市販薬を利用する方が同程度なのに対し、女性は「病院」が46%、「市販薬」が26%となり、「病院」を利用する方が男性よりも多いことが明らかになりました。また、14%は「気合・対策はしない」と回答していることから、10人に1人は薬などに頼らず、自力で乗り切っていることがわかりました。
いつから花粉症ですか?ウェザーリポーターの2人に1人が2013年以前に発症
4月11日、今年の花粉症の割合やデビュー率を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を利用するウェザーリポーター(花粉症でない方も含む)に“花粉症デビューはいつですか?”と質問をし、「今シーズンから」「昨シーズンから」「昨シーズンより前から」「花粉症ではない」から選択してもらいました。
全国11,800人から寄せられた回答を集計した結果、「今シーズンから」は4%、「昨シーズンから」は3%、「昨シーズンより前から」は51%、「花粉症ではない」は42%となりました。今年の発症率を過去と比較すると、大量に飛散した2013年の発症率は6%(※)、少なかった2014年の発症率は3%で、今年は少ない年と多い年の間の発症率となりました。年代別に比べると、年齢が上がるほど花粉症の方の割合は低下していますが、どの年代もおよそ2人に1人が2013年以前に発症していると言えそうです。
(※https://weathernews.com/ja/nc/press/2013/130416.html)
また、「花粉症ではない」の回答とそれ以外の回答から、「花粉症である」と「花粉症ではない」の割合を算出しました。結果、「花粉症である」は58%、「花粉症ではない」は42%となったことから、一般的には日本人の2〜3割が花粉症を発症していると言われていますが、回答者のおよそ6割は花粉症を発症していることがわかりました。都道府県別では、全国で最も花粉症の割合が多い地域は群馬県、次いで山梨県、3位福井県、4位埼玉県、5位静岡県、6位長野県、7位三重県、8位栃木県、9位神奈川県、10位東京都となり、スギ花粉の飛散量が全国の中でも多い関東エリアで花粉症の方の割合が大きい結果となりました。