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ウェザーニューズ、2015年 第六回桜開花予想発表
桜前線はついに東北へ!北陸や東北南部の桜を楽しむなら今
〜宮城県の一目千本桜は満開、石川県の兼六園は桜吹雪の絶景に期待〜
<対象地点>
全国のお花見名所700カ所、全国47都道府県の主要都市
サポーターから要望があった12,300本の桜(※4月8日現在の登録数)
サポーターから要望があった12,300本の桜(※4月8日現在の登録数)
<予想内容>
開花日、五分咲き日、満開開始日、桜吹雪開始日
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、インターネットサイトで最新の開花情報を随時更新
第七回桜開花予想は、4月15日(水)発表予定
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第七回桜開花予想は、4月15日(水)発表予定
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、第六回桜開花予想を発表しました。桜前線はついに東北に到達し、北陸や東北南部では見頃を迎えています。今週末は満開や桜吹雪の桜を楽しめる名所が多くなる予想で、宮城県の白石川堤一目千本桜でも満開を迎えそうです。特に、北陸は絶好のお花見日和となり、石川県の特別名勝兼六園では絶景の桜吹雪が期待できそうです。北陸西部は今週末がお花見のラストチャンスとなるため、お見逃しのないよう早めにお楽しみください。なお、桜開花予想の対象は、全国の桜の名所700カ所、近所の公園1万カ所、および「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の“マイ桜”約12,300本です。過去11年間に寄せられた190万通以上の“マイ桜”の報告と、4月3日〜5日に全国から届いた831通のつぼみの報告、今後の気象の予測などをもとに予想しています。桜の開花や見頃の予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や、携帯およびインターネットサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』で公開しています。
桜の開花や見頃の予想はこちらから | |||||||
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インターネットサイト 「ウェザーニュース」『さくらCh.』 https://weathernews.jp/sakura/ |
2015年の桜開花予想
4月に入って北陸や東北南部では開花が始まり、見頃の桜が増えています。今週は寒気の影響で一時的に寒くなり、開花が少し足踏みするものの、週末には気温が上がり、桜がさらに咲き揃いそうです。
東北北部では、今週、開花秒読み段階のつぼみが増え、開花の報告も届き始めていることから、今週末には秋田県や岩手県で開花を迎える桜が増える予想です。
北海道は4月中旬〜下旬の気温が平年より高めとなり、例年より早めに開花する見込みです。
2015年の開花・見頃状況
今年は3月18日にソメイヨシノの開花リポート第1号が静岡県から届き、その後は西〜東日本で続々と開花シーズンを迎えました。4月になると北陸や東北南部でも一斉に開花シーズンに入りました。北陸は昨年とほぼ同じ、東北南部は昨年より5日程度早く開花シーズンを迎えました。
・各都道府県における開花実況(4月7日)
〜見頃状況〜
西〜東日本は例年であれば開花から一週間程度で満開になりますが、今年は開花後の気温が高く、開花から5日前後で満開を迎え、すぐに桜吹雪となりました。
北陸や福島県では昨年と同じ時期に見頃シーズンに入っており、今週末には満開や桜吹雪となるお花見スポットが多くなりそうです。
~「つぼみ調査」による全国の桜の生長状況~
全国の桜831本の「つぼみ調査」の結果、北日本のつぼみは順調に生長していることがわかりました。東北では前回の調査で「半分以上が緑」の割合が多かったですが、今回は「先がピンク」の割合が一番多くなりました。詳しくみてみると、東北北部にも「花びらが見えた」の報告が約1割あり、昨年より早く開花が近づいていることがわかりました。北海道では、前回の調査で「先が黄色」以上に生長したつぼみが2割ほどでしたが、今回は「先が黄色」以上に生長したつぼみが4割に達しました。平年より暖かい日が続き、つぼみの生長が進んだようです。
※「つぼみ調査」について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、4月3 日〜5日の期間、全国の一般の方と「つぼみ調査」を行いました。「つぼみ調査」では、つぼみの生長ステージを7段階(※表1参照)から選んで写真とともに報告していただきます。全国各地のつぼみの生長状況を細かく把握することで、気温上昇の影響で開花が早まりそうな場合や、寒の戻りで開花が遅れそうな場合も開花予想日を即座に修正し、より精度の高い開花予想を行うことが可能になります。ウェザーニューズでは毎週、金〜日曜日に「つぼみ調査」を行い、全国のつぼみの生長状況を加味した最新の開花予想を毎週水曜日に発表します。
〜気温の推移と開花への影響〜
桜のつぼみが順調に生長して開花を迎えるには、春の暖かさだけではなく、前年の秋から冬にかけての寒さも必要です。桜は前年の夏に翌年咲く花のもとになる“花芽”を形成します。夏が終わって気温が下がると花芽は休眠に入り、しばらく生長を止めます。この冬は強い寒波に何度も見舞われ、全国的に平年より気温の低い時期がありました。低温の時期が十分にあったため、休眠打破は順調に行われ、つぼみが生長しました。冬の終わりから3月にかけては寒の戻りでつぼみの生長が足踏みする時期が度々ありましたが、3月中旬以降の暖かさで、西〜東日本では桜が続々と開花しました。4月に入って北陸や東北南部でも開花が始まっており、今週は北陸西部で見頃を迎えています。東北北部や北海道では、4月は平年より暖かい日が多い予想で、例年より早めに開花する見込みです。
~4月1日発表の第五回桜開花予想との相違点~
つぼみ調査の結果、北海道や東北では先週末の暖かさでつぼみの生長が順調に進んでおり、山形県からは開花秒読み段階のつぼみの報告も届きました。
今週は寒気の影響で一時的に気温が下がりますが、週末から次第に平年並の暖かさが戻り、4月中旬〜下旬は平年並〜やや高めの気温となる予想です。このため、つぼみ調査で開花秒読み段階の報告があった山形県では開花の予想を1〜2日程度早めたところがあります。一方、北海道や東北北部は前回発表の開花予想に合うペースでつぼみが生長していることが確認できたため、前回の予想からほとんど変更していません。
各都道府県における名所の桜開花傾向
次頁の表にあるスポットは、全国700カ所の名所から都道府県ごとに1カ所(北海道は2カ所)を取り上げたものです。全国700カ所の名所の開花予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯およびインターネットサイト「ウェザーニュース」で公開しています。また、昨年の開花日および5年平均の開花日は、各地点への当社独自調査によるものです。
各都市における今年の開花予想時期と昨年の開花時期
ウェザーニューズの桜開花日の定義について
〜名所700ヵ所の桜開花日について〜ウェザーニューズでは、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を桜の“開花日”と定義しています。また、複数の桜の木がある公園などの開花日は“敷地内の2割以上の桜が開花する日”と定義しており、五分咲き日、満開開始日、桜吹雪開始日も同様の定義で予想しています。各名所における開花の判断は、施設の管理者などの判断を基準としています。
〜各エリアの桜開花日について〜
同じエリア内でも、桜の開花日は樹齢や生育環境によって1本1本違います。ウェザーニューズは、身近な桜の開花日をより感覚に合った形でお伝えするため、代表する1本の木の開花を開花日の基準にせず、“そのエリア内で多くの桜が開花(1輪)する期間”を発表しています。
ウェザーニューズの桜開花傾向の手法
ウェザーニューズでは、下記の4つの視点で分析し、開花予想を発表しています。
ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、“開花”“満開”“桜吹雪”“葉桜”の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。昨年のプロジェクト参加者は1.4万人にのぼり、過去11年間で14万人を超える参加者から寄せられた190万通以上の桜リポートが当社には蓄積されています。今回の開花予想は、これらの桜リポートと、今年全国から寄せられたつぼみの実況や開花のデータを地点ごとに細分化して分析し、1本1本の木に対してピンポイントに開花予想を算出して発表しています。
(2) 近年の統計データを分析
桜の開花予想を算出する際、過去の統計は分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去30~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきました。当社では気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。
(3) 最新の気象データをもとに気温の推移と開花予想を算出
桜の開花には、前年からの気温が大きく関係します。桜の順調な開花には、つぼみの生長を促す春の暖かさに加えて、つぼみが「休眠打破」するために前年の秋〜冬にかけての寒さも必要です。また、開花のタイミングは3月の気温に大きく影響されます。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前の「つぼみ調査」や全国3,000カ所に設置している気象観測機システム「WITHセンサー」の気象データを取り入れた独自の予報を開花予想に反映します。
(4) 全国700ヵ所の桜の名所への取材データ
ウェザーニューズでは、全国の桜の名所に電話などで独自に取材を行い、最新の桜の開花状況を調査しています。調査結果と過去の取材データを分析に活用し、開花予想に反映しています。
各エリアの桜開花傾向
【北海道】札幌周辺はGW後半に見頃
北海道では、今週の寒の戻りでつぼみの生長が一時的に足踏み状態となるものの、4月中旬以降は平年並〜やや暖かい日が多くなって桜のつぼみが順調に生長し、例年より早い開花となる見込みです。4月下旬には道南から桜が咲き始め、5月中旬にかけて開花エリアが広がっていきます。札幌周辺ではゴールデンウィーク初めから続々と開花が始まり、ゴールデンウィーク半ばには満開の桜を楽しめそうです。全国で開花が最も遅い根室や釧路方面では5月中旬に咲き始め、お花見を楽しむことができそうです。 |
【東北】福島・仙台は今週末が見頃
東北南部では続々と開花を迎え、福島県は見頃シーズンとなりました。今週の寒の戻りで開花は一時的に足踏み状態となっていますが、この寒さは一時的で週末には暖かさが戻り、福島県や宮城県では見頃のお花見スポットが増えていきます。4月中旬以降は気温が平年並〜やや高めの予想で、東北北部でも例年よりやや早く、4月中旬に開花が始まる見込みです。見頃を迎える時期は、秋田市周辺で4月中旬、青森市周辺で4月20日過ぎとなりそうです。 |
【北陸・長野】北陸西部は週末がお花見ラストチャンス!
北陸や長野県では、見頃の桜が増えてきました。今週の寒の戻りの影響で開花はゆっくり進み、咲いた桜は見頃が長持ちしそうです。週末には新潟県や長野県も見頃シーズンを迎え、多くのスポットでお花見を楽しめるようになります。北陸西部では週末になると桜吹雪となるスポットが増えるため、今週末がお花見のラストチャンスになりそうです。 |