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ウェザーニューズ、第五回花粉飛散傾向を発表

東北はスギ花粉の飛散ピーク!西・東日本はまもなくヒノキ花粉のピークに

~花粉の総飛散量は西日本ほど多く、九州北部では昨年の約1.5倍に〜

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、最新の花粉飛散傾向を発表しました。現在、東北ではスギ花粉が飛散ピークを迎えており、4月中旬までは十分な対策が必要です。また、関東や北陸以西ではスギ花粉はピークを越えて今後飛散量は徐々に減る見込みですが、まもなくヒノキ花粉が西・東日本の広い範囲で飛散ピークを迎えるため、油断はできません。すでにスギ花粉の飛散が終了した九州北部では、現在、ヒノキ花粉の飛散ピークに突入しています。ヒノキ花粉の本格飛散は4月中旬か下旬まで続く予想で、飛散の終了時期は4月下旬か5月上旬となりそうです。本発表は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やスマホ向けwebサイトから確認できます。

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http://weathernews.jp/ip/info/pollen/2016/trend4/

スギ・ヒノキの今後の花粉飛散予想

 現在、東北全域でスギ花粉が飛散ピークを迎えており、南部では4月下旬まで、北部では5月上旬まで飛散が続く見込みです。関東や北陸以西ではスギ花粉はピークを越え、今後、飛散量は徐々に減る見込みです。ただ、まもなくヒノキ花粉が西・東日本の広い範囲で飛散のピークを迎えるため、引き続き油断はできません。すでにスギ花粉の飛散が終了した九州北部では、現在、ヒノキ花粉のピークに突入しています。
 スギ・ヒノキ花粉の飛散が終わる時期は、九州北部と四国では4月下旬、その他の多くの地域では5月上旬になる予想です。4月は平年より暖かい日が多くなるため、平年(2008年〜2015年の平均)並かやや早めに終わる見込みです。
また、これまでの飛散量を考慮して算出した今シーズンの総飛散量は、近畿・中国・四国・九州南部では昨年並、九州北部では昨年の約1.5倍となりそうです。その他の地域では東日本を中心に昨年より少ない傾向です。

〜早くも1月から飛びはじめていた!?敏感な人にとっては今年はダラダラと長い年に〜

 今年は、12月〜1月上旬に平年よりも暖かい日が多く、暖冬傾向となりました。この影響で、ごく少量のスギ花粉が昨年よりも早い時期から飛散し、例年には症状報告が届かない1月上旬に、関東や近畿などの非常に敏感な花粉症の人から飛びはじめを感じたという報告が寄せられました。
 ただし、花粉シーズンに突入したのは2月以降になりました。ごく少量の花粉が飛びはじめてから、すぐに花粉の飛散シーズンに入らなかったのは、暖冬の影響で休眠打破が遅れたことが影響していると考えられます(スギの雄花は寒さを経験することにより、休眠を終えて花粉飛散の準備に入ると言われています)。その後、暖かい日や風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛びましたが、3月中旬には関東を中心に寒い日が続いたために花粉飛散が低調となり、特に関東では4月初めまでスギ花粉が多く飛ぶ日がありました。

各エリアの見解(4月8日時点)

北海道(シラカバ花粉) シラカバ花粉は4月中旬から飛散開始!飛散ピークは5月上旬の予想
<飛散時期>北海道は平年より暖かい日が多くなる影響で、シラカバ花粉の飛散開始が平年より早く4月中旬から開始する予想です。また、飛散ピークは5月上旬になりそうですが、4月の暖かさ次第では、早まる可能性もありますので、そろそろ対策を始めたほうが良さそうです。
<飛散量>シラカバ花粉の飛散量は平年よりも少ないものの、昨年の約1.5倍となる予想です。また、道南や道央の一部では、5月初めにかけてスギ花粉が飛ぶことがあります。飛散量は本州に比べて少ないですが、事前に対策をしておくと安心です。
東北北部 4月中旬までスギ花粉の飛散ピーク、5月上旬には飛散終了
<飛散時期>東北北部のスギ花粉は3月上旬に、昨年と同じタイミングで飛散が開始しました。その後、暖かい日が続いたことで、3月中旬に本格的な飛散が開始し、3月下旬〜4月中旬は飛散のピークを迎えました。今後、4月下旬までは飛散量の多い日が続きます。晴れて気温が高い日や、風が強い日、雨上がりには飛散量が多くなりますので、ご注意ください。なお、東北北部ではヒノキ花粉はほとんど飛散しません。
<飛散量>今シーズンのスギ花粉の総飛散量は昨年の約0.4~0.7倍と少なくなる見込みです。
東北南部 4月中旬までスギ花粉の飛散ピーク、4月下旬までは対策を
<飛散時期>東北南部のスギ花粉は2月末〜3月初めに、昨年と同じかやや遅いタイミングで飛散が開始しました。その後、暖かい日が続いたことで、3月上旬に本格的な飛散となり、3月下旬にはピークを迎えました。現在もスギ花粉の飛散ピークは続いており、4月下旬までは飛散量の多い日が続きます。花粉シーズン終了は5月上旬の予想です。
<飛散量>今シーズンのスギ花粉の総飛散量は昨年の半分となる見込みです。今後も晴れて風が強い日などは大量飛散となる恐れがあるため、対策をして過ごすと安心です。東北南部ではヒノキ花粉はほとんど飛散しません。
北陸・甲信北部 スギ花粉はピーク越え、4月下旬までは対策を
<飛散時期>北陸のスギ花粉は2月末〜3月初めと昨年よりやや遅いタイミングで飛散が開始しました。その後、暖かい日が続いたことで、段々と本格的な飛散が始まり、3月中旬にはスギ花粉が飛散のピークを迎えました。現在はスギ花粉はピークを越えて、ヒノキ花粉の飛散量が増加しているところで、4月下旬まで飛散が続きます。晴れて気温が高い日や、風が強い日、雨上がりにはスギ花粉・ヒノキ花粉ともに飛散量が多くなりますのでご注意ください。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は、北陸では昨年の約0.6~0.8倍、長野県では昨年の半分となる見込みです。
関東 まもなくヒノキ花粉の飛散ピーク、4月下旬までは本格的に飛散
<飛散時期>関東のスギ花粉シーズンは昨年よりやや早く2月上旬にスタートしました。2月中旬から本格的な飛散が始まり、3月上旬にはスギ花粉の飛散のピークを迎えました。3月中旬に寒の戻りがあった影響で、3月下旬になっても多くの花粉が飛び、ダラダラと長いスギ花粉シーズンとなりました。現在はスギ花粉からヒノキ花粉への移行期間で、ヒノキ花粉が増加中です。4月下旬までは本格的な飛散が続き、花粉シーズンの終了は5月上旬となりそうです。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年の約0.4~0.7倍と少なくなる見込みです。また、平年と比較すると約0.2~0.4倍と非常に少ない予想です。
東海・甲信南部 ヒノキ花粉がまもなく飛散ピークに、4月下旬までは対策を
<飛散時期>東海・甲信南部は、寒さが緩んだ2月中旬に各地で花粉シーズンに突入しました。その後、2月下旬に本格的な花粉シーズンに入り、風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛散しました。現在、スギ花粉は減少し、まもなくヒノキ花粉が飛散ピークを迎えつつあります。4月下旬まではヒノキ花粉が本格的に飛散するため、引き続き注意が必要です。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年の約0.4〜0.6倍になる見込みです。平年の約0.4倍となる見込みです。
近畿 総飛散量は昨年並、4月下旬まではヒノキ花粉が本格的に飛散
<飛散時期>近畿は、早いところでは寒さが緩んだ2月中旬に花粉シーズンに突入し、多くの地域では2月下旬に花粉シーズンに入りました。その後、3月初めにかけて本格シーズンに突入しました。暖かい日が増えた3月上旬にスギ花粉は飛散のピークを迎え、3月下旬までは風が強い日を中心に花粉の飛散量が多くなりました。現在は、スギ花粉は減少し、ヒノキ花粉の飛散が増加しています。まもなくヒノキ花粉は飛散のピークを迎える予想です。ヒノキ花粉症の人は4月下旬までは引き続き対策が必要です。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年並となる見込みです。平年と比べると約0.3~0.6倍となる予想です。
山陽(山口県を除く) まもなくヒノキ花粉が飛散ピーク、4月下旬まで引き続き対策を
<飛散時期>山陽は、寒さが緩んだ2月中旬〜下旬に花粉シーズンに突入し、3月上旬に本格的な飛散が始まりました。本格的な飛散が始まった直後に、スギ花粉が飛散のピークを迎え、ピーク開始は昨年と同時期になりました。現在、スギ花粉は減少していますが、ヒノキ花粉の飛散量が増えています。今後も晴れて暖かい日や風が強い日を中心にヒノキ花粉が多くなるため、4月下旬までは引き続き注意が必要です。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年並となる見込みです。平年と比べると岡山県が約0.7倍、広島県が約0.8倍となる予想です。
山陰 花粉の総飛散量は昨年並、本格的な飛散は4月下旬まで
<飛散時期>山陰は、2月下旬に寒気が流れ込んだため、2月末に昨年よりも数日遅く花粉シーズンに突入しました。その後、3月上旬に昨年より10日ほど遅く本格的な飛散が始まり、3月中旬にかけてスギ花粉の飛散ピークとなりました。現在、スギ花粉は減少していますが、ヒノキ花粉の飛散量が増えており、まもなくヒノキ花粉が飛散のピークを迎える予想です。晴れて暖かい日や風が強い日を中心に飛散量が多くなるため、4月下旬までは引き続き注意が必要です。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年並となる見込みです。平年と比べると、約0.4倍の予想です。
四国 花粉飛散量は昨年並かやや多め、4月中旬まで本格的に飛散
<飛散時期>四国は、寒さが緩んだ2月中旬〜下旬、昨年と同じか遅い時期に花粉シーズンに突入しました。その後、暖かい日が続いたことで、2月下旬から段々と本格的な飛散が始まり、3月上旬にはスギ花粉が飛散のピークを迎えました。現在はヒノキ花粉が飛散量が増加しており、まもなく飛散のピークを迎える予想です。今後も晴れて暖かい日や風が強い日を中心にヒノキ花粉の飛散量が多くなります。4月中旬まで本格的な飛散が続きますので、引き続き注意してください。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は平年と比べると約0.3~0.6倍と少なくなる見通しです。ただ、昨年と比較すると、愛媛県では約1.2倍と昨年よりやや多く、その他の県では昨年並となる予想です。
九州北部・山口県 ヒノキ花粉の飛散は今がピーク!飛散量は昨年並か多めに
<飛散時期>九州北部と山口県は、寒さが緩んだ2月中旬に花粉シーズンに突入し、2月下旬には本格的にスギ花粉が飛びはじめました。スギ花粉の飛散のピークは3月上旬で、昨年と同じ時期でした。現在はヒノキ花粉の飛散ピークにすでに入っており、今後、4月中旬までは本格的な飛散が続く予想です。シーズン終了は昨年と同様に4月下旬となる見込みなので、引き続き対策をとることをおすすめします。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は山口県や熊本県では昨年並となりますが、その他の県では約1.5倍と昨年より多い予想です。
九州南部 ヒノキ花粉は5月上旬に終了、昨年より1週間遅い予想
<飛散時期>九州南部は、寒さが緩んだ2月上旬に花粉シーズンに突入しました。ただ、2月下旬に強い寒気が流れ込んだため、スギ花粉の本格的な飛散開始は昨年よりも2週間遅れ、2月末になりました。現在、ヒノキ花粉の飛散量が段々と増加しており、4月中旬が飛散のピークとなる予想です。花粉飛散の終了は昨年よりも1週間遅れ、5月上旬になる見込みで、ゴールデンウィーク中も対策が必要となりそうです。
<飛散量>今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の総飛散量は昨年並となる見込みです。平年と比べると、鹿児島県は約0.4倍、宮崎県は約0.7倍と少なくなりそうです。

都道府県別の花粉飛散量

※花粉シーズン開始日/終了日:敏感な人に症状が出始める花粉飛散数10個/日を超える花粉飛散を2日以上観測した日/観測しなくなった日
本格花粉シーズン開始日/終了日:花粉症の症状が出始める花粉飛散数30個/日を超える花粉飛散を観測した日/観測しなくなった日。
本格飛散終了日/飛散終了日はそれぞれ天気を考慮して判断する。
北海道は、花粉シーズン/本格花粉シーズンに入っていないため予想時期を算出。


都道府県別の花粉飛散時期

※飛散数:花粉観測機「ポールンロボ」が観測する花粉数で、都道府県内の平均を示す。北海道はシラカバ花粉の花粉数。
※沖縄県はスギ・ヒノキ花粉が特にないため除外
※平年は2008~2015年の平均