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第29期定時株主総会

平成27年8月8日(土)、幕張メッセ国際会議場において第29期定時株主総会を開催しました。
同日には株主サポーターミーティングも開催し、ウェザーニューズの取組みを紹介する一方、
株主サポーターの皆様からいろいろなご意見をいただきました。

開催日時 : 2015年(平成27年)8月8日(土) 13:30 - 15:14

総会への出席株主数 : 2,403名 ※議決権の書面等による行使を含む (うち当日出席株主数 490名)

株主総会ダイジェスト動画(約15分)

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報告および決議事項

第29期定時株主総会決議ご通知

株主総会での主な質疑応答

<議案について>

  • (第2号議案について)
  • 外国人株主の株式取得制限を設けることは海外事業展開に影響を及ぼしませんか。
    当社は基幹放送事業者として平成11年より認定を受けており、有事の際の情報提供として放送事業は非常に重要な事業と捉えています。今回の定款変更は、ステークホルダーとの対話の中でこの事実が認識されていない場面があったこともあり、放送法に基づいてこのタイミングで定款においても明確化することにしました。
  • 今回の定款変更による責任限定契約締結可能範囲拡大の意義は何ですか。
    本年5月に施行された会社法変更の趣旨に沿うものです。
  • (第3号議案について)
  • 執行役員制の採用に伴い報酬体系の変更はありますか。
    執行役員の報酬は固定報酬・業績連動報酬(金銭)、取締役の報酬は固定報酬・業績連動報酬(金銭)・業績連動報酬(ストックオプション)により構成されており、執行役員と取締役の報酬の差は業績連動報酬(ストックオプション)の部分となります。
  • 創業家の石橋取締役が取締役から外れることについて説明をお願いします。
    もともとウェザーニューズは実力主義で評価を行っており、創業家出身であるという要素で評価しているわけではありません。石橋にはBtoS事業販売主責任者の執行役員として、今後も事業拡大していく事を期待しています。
  • (第4号議案について)
  • 社内から役員へ登用される可能性のある女性スタッフは育ってきていますか。
    現在、管理職クラスのうち女性は19名と1割強を占めています。着実に実力をつけてきている女性スタッフはおり、期待しています。
  • 長年財務経理担当役員を務めた戸村氏が執行部門から外れた後の体制はどのように予定をしていますか。
    後任候補の吉武は5年前より管理部門へ異動し、戸村と仕事を共にする中で考え方・ノウハウを吸収してきました。また、管理部門としても組織として仕事を完遂する素地はできてきています。外部からの客観的視点も重要になってくるため、パートナーの専門性も活用しながら、従来の品質を落とさぬよう邁進します。

<業績・財務について>

  • ROEの中期的目標値はありますか。
    インフラ投資やパートナーシップなどを検討しており、現在は踊り場であると理解ください。20%という数字は胸を張れるほどの水準とは考えていないが、今後もこの水準を落とさないパフォーマンスは示していきたいと考えています。
  • 資本効率からすると現預金が厚いと見えますが、現預金の有効な利用の予定はありますか。
    投資から始まるビジネスモデルの性格上、ある程度の現預金は手元に置いておく必要があります。事業投資・パートナーシップなどへの利活用の機会および、財務安全性の観点からも、一定額の保有は必要と考えています。
  • 現預金がある中で更にコミットメントラインを契約する必要性を教えてください。
    事業を継続していく中で有事の際の借入枠が担保されるコミットメントライン契約は財務安定性の観点から必要と考えています。
  • 自己株式を保有していますが、どのような活用を予定していますか。
    現在保有する自己株式は、事業承継に伴い株式市場を乱さないために創業者から取得したものです。社内インセンティブおよびグローバル展開における積極的提携において活用していきたいと考えています。
  • 連結損益計算書の営業外収益にある保険配当金と補助金収入の内容を教えてください。
    保険配当金は、加入している事業保険において保険金支払いがなかったための返戻金でした。補助金収入は、千葉市における事業拡大に伴う補助金収入になります。
  • 連結キャッシュフローが招集通知にも掲載されるようになりましたが、前年度との比較を説明してください。
    衛星への投資、配当金の増加などにより、前年比でネットの増加額は減少しています。
  • 株式分割の可能性を考えていますか。
    株主数を増やすという観点でいえば有効な手段とは考えていますが、最小購入単位が500千円を継続的に超える段階から検討を開始したいと考えています。

<事業・プロジェクト展開について>

  • 技術獲得のためのM&Aも想定していますか。
    今後、ビジネスを加速するためにも必要になってくると想定しています。例えば、今後気象観測ネットワークを拡大していく中で、気象観測レーダーの展開・設置・保守体制については外部のエキスパートの力を活用できればと考えています。

  • 事業内容が44と細分化されていますが、その理由と効率性について説明してください。
    潜在市場が多い気象市場において、それぞれの市場に対して特化したニーズを見落とさずにサービスを提供するというコンセプトを持って展開しています。サービス提供にあたっての効率性という観点からいえば、44事業それぞれ別個の運営体制を持っているわけではなく、共同で運営できるスタッフ配置・育成を行っており、効率性を確保しております。

  • 貯まったリポートポイントをネット販売のポイントで利用できる仕組みなどを検討してみてはどうですか。
    共有したい世界観としては、金銭的メリットがあるからリポートをするのではなく、それぞれがリポートをすることで周りの人々の助けになるという点は大事にしたいと考えています。また、そういった仕組みによってウェザーリポーターネットワークが活性化するのであれば検討したいです。現在はそういった仕組みを実現するプラットフォームの構築が必要なため、環境整備を含めて今後検討していきたいです。

<その他>

  • 株主優待に長期間変化がないようですが、充実する予定はありますか。
    業績において成果をあげることが最優先事項と考えていますが、そういったご意見があるのであれば今後検討していきます。
  • 役員の自社株式取得のポリシーは存在しますか。
    インサイダー取引の観点から役員の個人的な当社株式の取得は行わず、役員持株会での定期定額購入という仕組みは存在します。取締役の関が保持する1,000株は当社の取締役に就任する以前に個人的に取得されたもので、当社のポリシーとは関係があるものではありません。
  •  
  • 創業期のメンバーが引退していく中で、創業時の想いを受け継ぐための人材育成は行っていますか。
    創業時の想い、象徴的なエピソードなどを本など文書に落とし、新人研修のカリキュラムに必ず組み込み、創業期からの想いを受け継いでいっています。
  • リスクマネジメントの体制に課題はありませんか。
    CI(Credibility Inprovement)委員会を設置し、できる限りのリスク想定と対応策を事前に講じるという点に関しては継続的に行うと共に、他企業の事例を見た際に対岸の火事でなく自分が対策を取れているかを点検するようにしています。
  • 労働時間管理の現在の体制について説明をお願いします。
    気象を扱い「いざという時に人の役に立ちたい」という想いが根底にあるため、気象状況が生命・生活に大きな影響を与えるような時はサービスを優先するという業務の性質はあります。一方で、客観的な労働時間の記録を行い、就業時間が一定時間を超えたスタッフは把握し、直接指摘するという運用は行っており、その結果は毎月役員へ報告されています。また、ハラスメントへの対応としては、通報者が保護される専用の相談窓口を社内外に設置しています。
  • 招集通知の訂正がありましたが説明をお願いします。
    グループ会社の資本金が更新されていなかったことと、監査役の木下の略歴の追加を記載しホームページにて訂正報告を出したものです。今後はこういった開示情報のミスが起こらぬようになることを第一とし、情報の開示については適切な形態を取ります。