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ウェザーニューズ、全国各地の紅葉見頃予想発表

今年の紅葉、昨年より色づき鮮やかで見頃時期は例年並みの予想

  • 北~東日本の山では残暑の影響で紅葉の見頃時期は例年より遅め
  • 東日本の平野や西日本では、例年並みの11月中旬~12月上旬にかけて紅葉の見頃に
  • 人気名所の嵐山は11月18日頃~、香嵐渓は11月17日頃~、鳴子峡は10月23日頃~見頃へ

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月10日(火)、これから迎える本格的な秋の紅葉シーズンに向けて、各地の紅葉を楽しんでいただくため、全国及び、各地域の紅葉見頃傾向、並びに、紅葉の名所の見頃予想日を発表しました。東北から中部の標高の高い山では残暑の影響で例年より紅葉が遅いですが、東日本の平野部や西日本は例年並みで、11月中旬から12月上旬にかけて紅葉の見頃シーズンを迎えます。また、夏の日照時間が十分であったため、葉の色づきは全国的に良好です。人気スポットの鳴子峡は10月23日頃、香嵐渓は11月17日頃、嵐山は11月18日頃に見頃を迎えそうです。紅葉見頃予想日や紅葉狩りの計画に役立つ情報等は、今後スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」で公開していく予定です。

紅葉見頃予想
スマートフォン向けアプリケーション
「ウェザーニュースタッチ」

をダウンロード後、「お知らせ」にアクセス
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全国の紅葉見頃予想

<見頃の時期は、標高の高い山は例年より遅いが、全国的に例年並み>

紅葉は、秋の気温と深く関係しており、気温が低いと紅葉の時期が早まり、高いと遅くなります。今週末は秋雨前線が北上して気温が上昇するため、西日本~東北は残暑となるところが多く、その後は例年並みの気温になる予想です。このため、例年9月中に見頃を迎える東北や中部の標高の高い山では、残暑の影響を受けて例年に比べ、見頃が遅れる可能性があります。一方、例年10月以降に見頃を迎える地域では、例年並みの時期に見頃を迎えそうです。

<夏の十分な日照と秋の冷え込みで色づきは鮮やか>

色づきの良さは、夏の葉の育ちや痛み具合、秋の気温や日照時間に影響されると言われています。夏の日照不足は色づきを悪くし、秋の移動性高気圧がもたらす朝の冷え込みや昼の晴天は、色づきを良くします。今年の夏は、ほとんどのエリアで十分な日照時間があり、光合成が活発に行われて、紅葉の色を出す色素の元も活発に作られたと考えられます。また、一般的に台風の接近・上陸に伴う風で葉がダメージを受けると色づきがいまひとつになると言われています。9月初め、九州に上陸した台風の影響は比較的小さく、葉への大きな影響はないと考えられます。今後、北日本では天気が周期変化し、ひと雨ごとに秋が深まって順調に色づきが進み、鮮やかな紅葉が期待できそうです。西~東日本では9月後半~10月前半は前線や台風の影響でぐずついた日が多くなり、台風の進路によっては一部の地域で葉がダメージを受ける可能性があります。しかし、その後は秋晴れの日が多くなり、色づきは順調に進む見込みです。

地域別の紅葉見頃傾向

北海道 北海道は、8月末に低気圧が通過して気温が下がったため、大雪山ではすでに色づきが始まり、例年よりも少し早い時期に見頃を迎えそうです。今後は、例年並みの気温になる予想で、多くのエリアで例年通りの時期に見頃を迎える見込みです。天気が周期変化して次第に秋らしく冷え込む日が多くなるため、北海道は鮮やかな色づきが期待できます。
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東北 東北地方は今週末に気温が上がる予想で、八幡平など標高の高い山では例年よりも色づきの時期がやや遅くなります。その後は例年並みの気温となる予想で、多くのエリアでは例年通りの時期に見頃を迎えそうです。また、夏に十分な日照時間があり、今後天気が周期変化して次第に秋らしく冷え込む日が多くなる予想から、東北地方では鮮やかな色づきを期待できます。
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関東 関東地方は、9月下旬以降の気温が例年並みになる予想です。このため、色づきの時期も例年並みとなり、標高が高い日光などの地域は10月中旬頃、都心の公園などは11月中旬~12月上旬に見頃を迎えそうです。また、夏に十分な日照時間があり、10月後半からは秋晴れの日が増えることから、関東地方では鮮やかな紅葉が期待されます。しかし、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉がダメージを受ける可能性があります。
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中部 中部は、今週末に気温が上昇する予想で、立山など標高の高い山では、例年よりも色づきの時期がやや遅くなります。その後は例年並みの気温となる予想で、多くのエリアでは例年通りの時期に色づきが進み、11月下旬にかけて東海平野部まで見頃エリアが広がる見込みです。また、夏に十分な日照時間があったことに加え、10月後半からは秋晴れの日が増えることから、中部では鮮やかな紅葉が期待されます。ただ、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉がダメージを受ける可能性があります。
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近畿 近畿地方では、9月下旬以降は例年並みの気温になる予想です。そのため、色づきの時期も例年並みとなり、高野山など標高の高い山では10月終わり頃から、市街地では11月中旬頃から見頃を迎える名所が多くなります。また、夏に十分な日照時間があったことに加え、10月後半からは秋晴れの日が増えることから、近畿地方では鮮やかな紅葉が期待されます。しかし、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉にダメージを受ける可能性があります。
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中国 中国地方では、9月下旬以降は例年並みの気温になる予想です。そのため、色づきの時期も例年並みとなり、大山など標高の高い山では10月下旬頃から、市街地では11月中旬頃から見頃を迎える名所が多くなります。また、10月後半から秋晴れの日が増えることから、鮮やかな紅葉が期待されます。しかし、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉がダメージを受ける可能性があります。
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四国 四国地方は、9月下旬以降は例年並みの気温になる予想です。そのため、色づきの時期も例年並みとなり、石鎚山など標高の高い山では10月中旬頃から、市街地では11月中旬頃から見頃を迎える名所が多くなります。色づきに関しては、夏に十分な日照時間時間があったことに加え、10月後半からは秋晴れの日が増えることから、鮮やかな紅葉が期待されます。しかし、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉がダメージを受ける可能性があります。
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九州 九州地方は、9月下旬以降は例年並みの気温になる予想です。そのため、色づきの時期も例年並みとなり、下城の大イチョウなど山沿いでは10月終わり頃から、市街地では11月中旬頃から見頃を迎える名所が多くなります。色づきに関しては、夏に十分な日照時間があったことに加え、10月後半からは秋晴れの日が増えることから、鮮やかな紅葉が期待できます。しかし、今後台風が接近した場合、特に沿岸の地域では葉がダメージを受ける可能性があります。
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都道府県別の紅葉ピンポイント 情報(9/10現在)

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