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日本列島を襲った猛暑、一番夏バテしたのはどのエリア? 全国2万人の体感データの分析結果発表
四国の人が夏バテ率が全国で最も高く、関東人は意外と暑さに強い傾向に
~ 最高気温が34.5℃だった四国では約7割、35.3℃の近畿や関東では約6割の人が夏バテに ~
株式会社ウェザーニューズ(所在地:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、7月中旬に日本列島を襲った猛暑がどのように人々に影響し、各エリアの人がどの程度熱中症の危険性があったのか、そして今後の暑さ対策に活かすため、全国のウェザーリポーターの協力のもとに、“夏バテ”に関する調査を実施しました。本調査結果は、連日猛暑が続いていた7月13日(土)に寄せられた全国19,258人のウェザーリポーターの体感データと7月6日(土)〜7月13日(土)の期間において計測された気象観測システム「ソラテナ」の気温解析データをもとに、まとめたものです。結果、最高気温(平均)が34.5℃だった四国の約7割の人が、最高気温(平均)35.3℃だった近畿、35.0℃だった関東を抜いて全国で最も夏バテ率が高い傾向があったことが判明しました。また、スマートフォン向けアプリ「ウェザーニュースタッチ」で展開している、熱中症の危険性をいち早く知らせる「熱中症アラーム」のお知らせ送信率を見ても、四国エリアより、関東、近畿エリアが全国で最も送信率が高かったことがわかり、熱中症の危険が伴う夏バテは、気温のみが影響するとは限らず、各エリアの人の生活スタイルに影響していることがわかりました。ウェザーニューズでは、熱中症による被害を少しでも減らすため、本解析結果を今後の対策に活かしていきます。
四国の人は暑さに弱く、関東の人は暑さに強い!?
7月6日(土)~7月13日(土)の猛暑に感じたみんなの体感を調べるため、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターに“今の夏バテ具合はどうですか?”と質問し、3つの選択肢「もうバテた」「そろそろバテそう」「まだ大丈夫」から選んで解答してもらいました。全国19,258人から寄せられたこれらの体感データをもとに、エリア別にランキング化したところ、夏バテランキングは1位四国、2位近畿、3位沖縄、4位関東となりました。四国エリアは、最高気温(平均)が34.5℃と関東、近畿エリアに比べてそこまで高くないのにも関わらず、夏バテ率69.0%で最も夏バテしていることから、“四国の人は暑さに弱い”傾向があることが明らかになりました。近畿エリアの最高気温(平均)は35.3℃と全国で一番厳しい猛暑になったため、夏バテ率も62.2%と高い結果となりました。沖縄エリアは、最高気温(平均)が32.9℃と特別に高くはありませんでしたが、6月中旬に平年よりも早く梅雨明けしてから、すでに一ヶ月以上真夏の暑さが続いているため、夏バテ率は59.9%で3位となりました。関東エリアは最高気温が35.0℃と日本の中で近畿に続き2番目に暑いエリアとなっているのにも関わらず、夏バテ率は58.4%とそこまで高くないことから、暑さとうまく向き合っている人が多く“関東の人は暑さに強い”と言えそうです。夏バテを感じにくい理由の一つとして、関東は都市部のためビル群の冷房や休憩スポットなどが多いことなどが考えられます。都道府県別にまとめると、夏バテランキング1位愛媛(34.7℃)、2位高知(32.7℃)、3位富山(33.9℃)、4位香川(36.0℃)という結果となったことから、四国エリアの中でも特に愛媛県の人が暑さに弱い傾向があることが判明しました。一方、気象予測システム「ソラテナ」の気温解析データによると、最高気温(平均)が最も高い都道府県は1位埼玉(37.2℃)、2位愛知(36.7℃)、3位東京(36.5℃)、4位京都(36.4℃)であることから、埼玉県が一番暑かった県であることが判明しました。しかし、埼玉県の人は夏バテランキング23位と夏バテをあまり感じていないことから、関東エリアの中でも特に埼玉県の人は暑さに強い傾向があると言えそうです。
熱中症アラームが最も通知されたのは関東エリア
スーパー猛暑となった7月6日(土)~7月13日(土) の8日間における、“スマートアラーム熱中症モード”のお知らせ送信率を調査しました。その結果、関東・中部・近畿・中国・四国において、エリアの5割以上の地点で4日以上も熱中症アラームが飛んでいたことがわかりました。特に多かったのが、関東と近畿で86%であることから、これらのエリアでは連日熱中症に警戒が必要な猛暑が続いていたことがわかりました。“スマートアラーム熱中症モード”は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内で利用可能で、スマートフォンの位置情報とウェザーニューズ独自の気象観測システム「ソラテナ」の解析データをもとに、現在地や登録地点に向けて、熱中症の危険性を事前にPUSH通知でお知らせするサービスです。
※「ウェザーリポーター」とは、2005年から携帯サイト「ウェザーニュース」において開始された気象を通じたコミュニティーで、現在はスマートフォンの無料アプリ「ウェザーニュースタッチ」と合わせて一日平均18,000通のリポートが寄せられます。ウェザーリポーターから寄せられる周辺の天気に関する情報は、ゲリラ雷雨などの短期予報や、それに付随する様々なサービスに活用されています。
※「ソラテナ」とは、ウェザーニューズが全国3,000カ所に設置する独自観測システムです。気温、気圧、湿度、感雨、日照、紫外線の6つの要素を観測することができ、1分毎にデータを更新し、熱中症の危険性が高まる気象の変化を捉えることが可能です。
※最高気温(平均)とは、ウェザーニューズ独自の気象観測機「ソラテナ」の観測値(7月6日~7月13日)の日最高気温を解析気温として各都道府県別に平均した値です。
※「スマートアラーム熱中症モード」とは、「ソラテナ」の解析データをもとに、そのエリアでの熱中症の危険性を事前にPUSH通知でお知らせする有料会員向けのサービスです。あらかじめスマートアラームの設定をオンにしておくだけで、現在地の熱中症の危険性が、熱中症患者が急激に増加する“警戒レベル”と、室内にいても熱中症になる恐れがある“最大危険レベル”に達する恐れがある場合の2段階で事前に通知を受け取ることが可能です。
※夏バテ率とは、調査の選択肢で「もうバテた」と「そろそろバテた」の回答を合わせた割合です。