ニュース

天気や自然を感じて五感を磨く、お天気マガジン

ウイルスの媒介者“マダニ”の正体を徹底解説!『季刊SORA』2013梅雨号発売

〜最新の生態研究から学ぶ、日常生活でできるマダニからの身の守り方と対処法~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、6月3日(月)、お天気マガジン『季刊SORA』2013梅雨号の発売を開始しました。『季刊SORA』は、多くの方に天気や自然の移ろいを感じていただくため、どの年代でもわかりやすく、親しめる内容になっています。梅雨号では、高い死亡率を持つにも関わらず、現在に至るまで有効な治療法が見つかっていない、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のウイルスを媒介するとされる“マダニの正体”について特集を組んでいます。2009年、中国で謎の病原体として出現し、国内でも13人発症した内8人が死亡するという事態になったSFTSを振り返り、症状の特徴や感染メカニズム、マダニからの身の守り方、その生態などについて学んでいきます。特集のほかにも、東日本大震災の被災地におけるレスキューロボットの活躍を、開発者達の想いと投入の成果と共に振り返ります。気象災害の実態を検証するコーナーでは、2012年7月の九州北部豪雨を振り返り、何故300年に一度と言われるほどの豪雨となったのか、その時何が起こったのかを詳しく検証していきます。さらに、ウェザーリポーターから寄せられた写真を紹介する梅雨の風景ベストショットでは、恵みの雨で植物を潤し、動物を育む梅雨の恩恵と、土砂災害などの危険性をあわせ持つ梅雨の風景を紹介しています。雨上がりに映える色あざやかな紫陽花と澄みきった青い空、霧がみせる早朝の幻想的な風景や豪雨の後の荒々しい河川の様子など、様々な角度から梅雨の季節に触れることができます。

ウイルスとの関連調査が進む“マダニ”、その生態とSFTSの感染メカニズムが明らかに

20130604_1

2013年1月、マダニがウイルスを媒介した「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」による国内初の死亡ニュースが駆け抜けました。しかし、現在でも有効な治療法は見つかっていません。梅雨号の特集では、多くの人々が知らないであろう“マダニ”の実態や身の守り方について、3部に分けて紹介しています。第1部では、2009年に出現したSFTSの症状の特徴と、感染エリア拡大の動きや日本国内の動向について時系列形式で解説しています。ここでは、SFTSの感染・重症化する仕組みのほか、病原体ウイルスが発見される以前から国内で患者が出ていたこと、患者が西日本に限られているなどの特徴を把握することができます。第2部では、マダニの生態や吸血メカニズムについて解説しています。春から晩秋にかけて活動するマダニ類は、7〜10日間かけて吸血し、満腹後から離脱する間にかけて急速に吸血するという特徴が分かっています。この吸血メカニズムから考えられている、ウイルス感染に関する誤った認識を取り上げ、正しい理解を呼びかけていきます。第3部では、一人ひとりが取り組めるマダニからの身の守り方、咬まれた時の対処法について解説しています。ここでは、マダニに咬まれた人を診断した経験のある医師への質問形式で、どういう場所・体の部位が咬まれやすいのか、咬まれた時に対処すべき3つのポイント、日常生活やレジャーシーンでできる身の守り方について学んでいきます。

被災地に投入されたレスキューロボットの活躍を振り返る、東日本大震災

「東日本大震災を忘れない」のコーナーでは、放射能で汚染された原発建屋内や、がれきで埋もれた水中などに投入されたレスキューロボットの活躍と、研究開発における試行錯誤の過程を紹介しています。ロボットが活躍した東日本大震災は、“レスキューロボット元年”と呼ばれており、ここでは、震災後に投入されたレスキューロボットの特徴とロボットが捉えた現場情報のほか、阪神・淡路大震災の教訓を生かし、ロボット開発を進めた研究者の想いに触れることができます。また、2年が経ち、現場で培った経験からどんどん進化していくレスキューロボットの可能性を感じとることができます。

五感と伝統を継承 -丸中醤油-

「地産地消」が支持される中、東京発の“江戸東京野菜”にも注目が集まっています。このコーナーでは、江戸時代と同じ製法で醤油をつくり続ける滋賀県愛荘町の丸中醤油の方に密着し、気候と風土に寄り添いながら、蔵に棲む200年の宝の菌と伝統を守っていく姿や、自然任せならではの風味の違いをみせる丸中醤油の魅力を紹介していきます。
そのほか、高い確率で発生が予測される南海トラフ巨大地震に対し、理学・工学・社会学者らと自治体・ライフライン事業者らが立ち上げ、地域の特性に応じた対策を考える「地域研究会」の取り組みや、サポーター投稿企画としてウェザーニューズの会員の方から寄せられた写真などを紹介しています。雨がもたらす動植物への恵みと危険性をあわせ持つ梅雨の風景写真を楽しむことができます。

日本の“空”や“自然”をみんなで楽しむ『季刊SORA』

『季刊SORA』は、季節ごとに移り変わる各地の自然や天気を感じて、これから迎える季節をより一層興味深く感じていただくために作られています。科学的に気象を予測する数値予報技術が発達した今、昔から人々の中で行われてきた観天望気(空や雲の動きを観察することによって天気を感じ予測すること)の機会が減っています。『季刊SORA』は、季節を代表する雲の様子や、めったに目にすることのできない自然現象などについて、その“読み方”、“感じ方”をわかりやすく解説したり、季節ごとに起こる災害の事前対策に役立てる情報を、読者や当社のスマートフォンアプリ、携帯サイト利用者と共に伝え合うことにより、天気や自然に関する“五感”を鍛えることを試みています。また、読者から空の写真の寄稿を募ったりする読者投稿企画も多数予定しており、投稿された各地の空の写真などは随時紹介していきます。

本誌概要
書名 『季刊SORA』梅雨号
発行 株式会社ウェザーニューズ
価格 雑誌:300円(税込
発売日 2013年6月3日