
萩行 正嗣
プロダクト開発を通して誰かのために
萩行 正嗣 (はんぎょう まさつぐ) 2014年入社
入社後、仮配属から10月までは、WFC(予報センター)でシフト勤務を担当。11月からは当時新設された「AIイニシアチブ」に配属され、AI関連の仕事に従事。2018年からは、約4年半にわたり、国のプロジェクトである「防災チャットボットプロジェクト」に参画。プロジェクト完了後の2023年からは、陸上気象事業部に移り、現在はデータ分析を中心とした開発リーダーを務めている。
開発のリーダーとして
Q現在の仕事内容を教えてください。
開発リーダーとして、主に3つの領域を統括しています。 1つ目は、BtoBプロダクト向けAIエージェントの検証・開発です。2つ目は、機械学習(マシンラーニング)などを用いた業務改善・効率化。 そして3つ目はデータ分析領域で、需要予測や気候データの分析・開発を担当しています。

1日のスケジュール例
8:30
出勤 運営とAI Opsスクラムに参加 開発チームのスクラムに参加
10:30
打ち合わせや開発業務
15:00
ランチ
16:00
打ち合わせや開発業務(日によって異なる)
18:00
退勤
最終的な決め手は会社の在り方と雰囲気
Qウェザーニューズを選んだ理由を教えてください。
理由はいくつかありますが、まずは大学で研究していた「自然言語処理」の知見を活かしたいと考えていました。人間の言葉を扱う分野なので、多くのテキストデータを持つ会社を探していたところ、ウェザーリポートを通じてサポーターさんからのデータが膨大に集まるウェザーニューズなら、自分の力を発揮できるのではないかと考えたんです。 最終的な決め手は2つあります。1つは、現場にしっかり判断が委ねられている点です。当時のリーダー面談で、リーダー達は一人ひとりが共に働きたい仲間を選ぶために責任を持って面談をしているなと感じました。一部署のリーダーが採用などの広い権限と責任を持っているという組織のあり方に強く惹かれました。 もう1つは、社員同士の雰囲気です。セミナーや面談を通じて、社員の皆さんがとても仲が良さそうに見えたことが大きかったですね。リーダー面談の場は人事だけでなく色々な部署のリーダーが参加するのですが、部署の垣根もなくみんなで協力して仲良くやっている雰囲気がとてもいいなと思いました。

大学時代と博士課程で勉強したことを通して
Q大学時代に勉強していたことを教えてください。
出身学部は実は電気系なんです。その中にたまたま自然言語処理という分野の研究室があったので、そこに入りました。 簡単に言うと、人の言葉(書き言葉や話し言葉)を研究する分野にいました。私が専門でやっていたのは、日本語の省略に関する研究です。日本語はよく「省略が多い」と言われますが、何が省略されているのかを特定するという研究に、後半はずっと取り組んでいました。 そのためにはプログラミングはもちろん必要ですし、元々電気系だったのでレーダーやセンサーの知識もあります。こうした知識が、意外とウェザーニューズに入ってから役に立っています。
Q博士課程で学んでいたことの中で、実業務に生かせていることを教えてください。
研究分野という意味では、最近の生成AIのトレンドやエージェント開発において、学んできた知見が確実に役立っています。 それとは別に、博士課程では論文を書き、発表し、プレゼンまでを「セット」で完結させることが求められます。論文執筆は、一文一文を丁寧に、「人に伝わる言葉」で書く作業です。学部までの教育では経験できないほど、書いた文章が真っ赤になって返ってくるような厳しい添削を通じ、書く力やプレゼン能力を徹底的に鍛えられました。 この経験は、現在、社内外へプロジェクトを提案したり、説明したりする際に、非常に役立っていると感じています。
直接声が聞けることと若手の成長
Qこれまでの業務の中で楽しいと思った瞬間、やりがいを感じた瞬間を教えてください。
防災チャットボットに携わっていた時は、国のプロジェクトだったので外部との接点が非常に多く、自分が開発したものを実際にお客様や被災者の方々に使っていただき、「助かった」という声を直接いただけたことに大きなやりがいを感じました。社内だけでなく、社外の方から直接評価をいただけるというのは、本当に良い機会でした。 一方で、現在のエージェント開発においては、チームで物作りをする楽しさを実感しています。一緒に仕事をしている仲間、特に、若手スタッフたちがどんどん成長していく姿を間近で見られることは、今、私にとって一番やりがいを感じます。

「仕事を属人化しないこと」と「自分の強みを持つこと」
Q子育てと業務の両立で工夫されていることを教えてください。
もちろん「一生懸命頑張る」という大前提はありますが、子育てや介護など時間に制約がある状況では、できる限り「人に任せられる仕事を増やす」ことが大事だと思っています。 誰か一人に依存せず、チームで取り組める仕組み作りが重要です。例えば、お客様への対応も複数名で担当し、誰かが急に行けなくなっても必ずカバーできる体制を整えています。こうしたリスク管理は、実は子育て中の方だけでなく、誰の身にも起こりうる急病などの備えにもなり、結果としてチームをより強く、レジリエンスな組織へと成長させるきっかけになります。 私は「子育てで大変だね」と心配されるよりも、「ロジカルに考えて、この体制はチーム全体のプラスになるから気にする必要はないよ」と言われる方が、心理的にも楽だと感じます。 もう一つ大切にしているのは、自分にしかできない強みを持つことです。「この人がいないと解決できない」と思ってもらえる強みを持つことで、時間に制約がある中でも会社やチームに貢献することができ、周りからも頼ってもらえるようになります。 「仕事を属人化しないこと」と「自分の強みを持つこと」。この相反する両面をしっかりと作っていくことを大事にしています。
やりたい仕事をやらせてもらえる
Q10年以上勤務されていますが、この仕事を続けられる原動力を教えてください。
「やりたい仕事をやらせてもらえること」に尽きます。 以前、国のプロジェクトに参画すると決めた時、膨大な事務作業も付随してきましたし、周囲からは「リーダーは大変そうだ」と言われました。しかし、やりたいことを実現するためには、それに伴う細かな仕事をやり抜くのは当然のことだと考えています。 一方で、ウェザーニューズの良いところは、たとえ「やりたくない仕事」を任されることがあっても、「これがやりたい」と手を挙げたことを止められたことは、この10年間で一度もありません。もちろん、それまでの実績などは必要ですが「やりたいことを否定されたことがなかった」ということが、10年間続けてこられた理由だと思います。

自分らしく働ける世の中にしていきたい
Q今後の夢や目標を教えてください。
個人的なライフワークとして、「博士課程に進んだ人が、その後の人生を楽しく過ごせる社会」を作りたいという想いがあります。 私自身、ウェザーニューズという会社に拾ってもらえたことで今がありますが、博士はもちろん、人生を遠回りしてきた人たちも自分らしく働ける世の中にしていきたいという大きな目標があります。まずは私自身が実績を出し、「博士って頼りになるな」と周囲に認知してもらうことですが目標です。 また、プライベートではPTA会長も務めていますが、ウェザーニューズで働いている人がPTA会長をやっていると、世の中の人も「ウェザーニューズって良い会社だね」と言ってくれます。このように、社員一人ひとりが趣味や私生活を大切にしながら、生き生きと働ける環境にしていきたいです。 そのために良いプロダクトを開発し、会社としてもしっかり利益を出し、誰もが安心してしそういう環境で働けるようにしたいと思っています。そして……個人的には、ちょっと贅沢できるぐらいの額を働かなくても稼げるようになることですかね。一応、入社直後の将来の夢は「仕事をAIに任せて、家で子供と遊んでいる」だったので。
私たちのカルチャーや働いている人に魅力を感じてもらえれば
Q就活生へのメッセージ
私は説明会などでウェザーニューズを知り、「良い会社だな」と思って入社しました。今、私自身はこの会社と自分がとても合っていると感じています。 一方で、これからの時代、会社もまた皆さんから「選ばれる立場」だと思っています。ウェザーニューズの良さを知っていただき、その上で「自分に合うな」と思った方は、ぜひ一緒に働きたいです。ただ「気象をやっているから」という理由だけでなく、私たちのカルチャーや働いている人を見て、そこに魅力を感じてもらえたら嬉しいです。 面談に来る学生さんには、いつも「ちゃんと他の会社も見た方がいいよ」と伝えています。仕事にはどうしても相性がありますからね。







