サステナビリティ
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気象予測技術でエネルギー業界のCO₂削減を支援
気象の確率予報で予備力の削減に挑戦
[公開] 2022年02月25日


電力業界のCO₂削減には、再エネの利活用の最大化がカギとなります。再エネ利用拡大には、様々な課題がありますが、なかでも発電量が天候に左右されることは安定供給の観点から大きな課題として挙げられます。
発電の際は、安定供給と発電ロス削減のため、まず需要量を予測してから供給量を調整します。発電計画の元となる需要予測では、気温変化に応じて暖房や冷房の電気使用量が変動するなど、天候条件が大きな要素のひとつです。気象予測を織り込んだ需要予測のもと、供給量を調整していくことが求められますが、再エネの場合には天候によって供給量が左右されます。例えば、太陽光発電の場合、予報では晴天だったが、実際には日射量が想定よりも不足し、必要な供給量を準備できないことがあります。
このような事態を防ぐため、予め余分に火力発電で電力を準備する必要があり、これを「予備力」といいます。