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トロピカルサイクロンがバングラデシュ・ミャンマーに接近中

23日にかけてミャンマーで500mmの災害級の大雨に注意

〜予報センターによる最新見解を発表する特設サイトをリリース〜

 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、現在、ベンガル湾西部にあるトロピカルサイクロンとその影響についての見解を発表するとともに、現地での被害軽減のために最新の気象見解を発信する特設サイトをリリースしました。今後、トロピカルサイクロンはやや発達しながら北東進し、バングラデシュ、ミャンマーに接近・上陸する予想です。この影響で、世界時間の20日から23日にかけて、多いところでは500mm程度の災害級の大雨を予想しています。またトロピカルサイクロンが接近する際は、沿岸部では高潮が発生する可能性があるため、最新の情報に注意してください。

ミャンマー・バングラデシュ向け特設サイトはこちら
下記特設サイトURLよりアクセス
https://wni.my/?nCF
※PC/スマホどちらからも閲覧可能
スマホアプリ「Sunnycomb」を
ダウンロード後、
『notifications(お知らせ)』からアクセス

ミャンマーでは災害級の大雨、バングラデシュでは高潮に注意

図1. 5月20日から23日(世界時間)にかけて予想される雨量
*ウェザーニューズ発表

 現在、トロピカルサイクロンはやや発達しながらベンガル湾を北東進し、世界時間21日午後にはバングラデシュ、ミャンマーに接近・上陸する見込みです。このため、20日から23日にかけて、多いところで500mm程度の災害級の大雨が予想されています。昨年、バングラデシュに上陸したトロピカルサイクロンによる大雨でミャンマー西部のイラワジ川が氾濫しました(※)。北部山間部での雨量が一ヶ月累積で500mmであったことや、勢力と上陸位置が類似していることから、ミャンマーでは昨年と同程度の災害が発生する可能性があります。またトロピカルサイクロンの接近時には、沿岸部を中心に暴風や高潮も予想されます。特にバングラデシュは地形的に高潮が発生しやすく、過去にも度々高潮の被害が起きています。さらに、今回は大潮のタイミングとも重なるため、沿岸部では警戒が必要です。

図2. 19日21時(世界時間)時点のトロピカルサイクロンの進路予想図
*ウェザーニューズ・グローバルストームセンター発表

※プレスリリース「ミャンマーの大雨と洪水被害について」(2015年9月2日発表) /news/5602/

最新の見解を発信する特設サイトを本日リリース

特設サイトコンテンツサンプル

 災害級の大雨や高潮の発生が懸念されるミャンマーやバングラデシュ向けに、本日、特設サイトをリリースしました。本サイトでは、ウェザーニューズのグローバル予報センターによる最新見解を日本語・英語で発信します。特設サイトはインターネット(https://wni.my/?nCF)およびスマホアプリ「Sunnycomb」からご覧いただけます。

※注意報・警報・避難情報などについては現地の気象機関の情報に従ってください