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ウェザーニューズ、「レッドブル・エアレース千葉2016」を気象面でサポート

〜最高時速370km!世界最速のモータースポーツのレース開催可否判断を支援〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、6月4日(土)~5日(日)に開催された「レッドブル・エアレース千葉2016」を気象面からサポートしました。当社は、レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会に対して、事前の会場・日程の選定の段階から気象情報を提供し、当日はウェザーニューズのスポーツ気象チームが現地でレース開催の可否判断をサポート致しました。今後も、ウェザーニューズはイベント開催時の会場設営や運営、競技進行における安全確保や事前準備、開催可否判断につながる気象情報を提供し、レッドブル・ジャパン株式会社を支援していきます。

◆「レッドブル・エアレース千葉2016」を気象面からサポート

6月4日(土)のパイロン作業 提供:Red Bull Content Pool
6月4日(土)のパイロン作業
提供:Red Bull Content Pool

 ウェザーニューズは、「レッドブル・エアレース千葉2016」に向けて、約1年前から波風や梅雨入り、台風の接近リスク等、会場の気象特性を調査し、分析結果を開催日程の検討にご活用いただきました。また、1週間前には幕張海浜公園の天気・気温・波風といった気象情報を提供し、会場設営にお役立ていただきました。当日は、スポーツ気象チームが現地に同行し、浦安エアポートでエアレース競技進行の可否判断(ドクターヘリの安定飛行や、パイロンを立てる海上作業の安全確保を含む)や、幕張海浜公園で来場者や運営スタッフの安全確保といったイベント運営のサポートを行いました。

◆予選レースが強風と高波の影響で中止

撮影:ウェザーニューズ 6月4日(土)の海上の様子 高波の影響でパイロンが倒れている
撮影:ウェザーニューズ
6月4日(土)の海上の様子
高波の影響でパイロンが倒れている

 6月4日(土)、予選レースは強風と高波のため中止になりました(※)。レース開催には、安全確保のためドクターヘリが離着陸できることと、パイロンを立てる作業ができることが必須になります。当日は午前の段階から風が強く、スポーツ気象チームは午後も強風と高波が見込まれ、これらの安全確保に影響が出ると予想しました。レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は2.5mの高波は安全な運営に支障をきたすと判断し、16時の予選を中止することを決定しました。5日(日)は午前中には天気が回復すると予想し、決勝レースは予定通りに開催されました。
※「レッドブル・エアレース千葉2016」6月4日(土)予選中止のお知らせ
https://www.redbullairrace.com/ja_JP/article/retudoburuearesuqian-xie-2016-6yue-4ri-tu-noyu-xuan-zhong-zhi-noozhi-rase

レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会からいただいたコメント

提供:Red Bull Content Pool
提供:Red Bull Content Pool

 「陸・海・空すべての気象条件が絡み合う『レッドブル・エアレース千葉2016』は、他のスポーツイベントと比べても非常に判断の難しい競技です。今年の大会では不安定な天候のなか、ウェザーニューズ様から提供いただく情報で、もしもの対応を真剣に考えることができ、予選日の中止判断にはその準備が活かされました。また、決勝日には悪天候を心配する声もありましたが、午前中から天気が回復するとの予報により、競技はもちろんサイドアクトなどを積極的に実施することができました。的確な情報をありがとうございました。」

 

◆気象特設サイトを開設、決勝レースの天気を予想20160610_4

 6月4日(土)、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やスマホ向けwebサイト「ウェザーニュース」にて、「レッドブル・エアレース千葉2016」の気象特設サイトを開設しました。サイト内では、エアレースの見所や予選・決勝レースの気象情報の他、レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会からいただいたコメントを配信しました(※)。
https://weathernews.jp/s/topics/201606/030055/?fm=pr

 

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