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今年の梅雨はどうなる?ウェザーニューズ、2017年『梅雨の天気傾向』を発表

【梅雨の天気傾向2017】西日本の総雨量は平年より多い予想、九州北部と四国は長めの梅雨

関東甲信は6月下旬、九州から東海は6月下旬~7月上旬、大雨による災害に注意

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、2017年の『梅雨の天気傾向』を発表しました。今年の梅雨入りは全国的に平年並となり、梅雨明けは西日本で平年より遅い予想です。特に、九州北部(山口県を含む)と四国は長めの梅雨となりそうです。梅雨時期の総雨量は、暖かく湿った空気が流れ込みやすい西日本を中心に平年より多くなる見通しで、東日本と東北は平年並~やや多い予想です。雨のピーク時期は、沖縄は6月上旬から中旬、奄美は6月中旬から下旬、九州から東海は6月下旬から7月上旬、関東甲信は6月下旬、北陸と東北は7月中旬の予想で、各エリアで大雨に注意が必要です。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などの恐れがあり、特に沖縄・奄美と西日本では警戒が必要です。最新見解はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「おしらせ」またはウェブサイト『梅雨見解2017』からご確認いただけます。雨の季節を少しでも安全で快適に過ごせるようお役立てください。

▼最新の『梅雨の天気傾向』はこちら
・スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、「おしらせ」にアクセス、または
・ウェザーニュースウェブサイト『梅雨見解2017』 https://weathernews.jp/s/topics/201705/100045/

 

◆2017年『梅雨の天気傾向』
~西日本の総雨量は平年より多い予想、大雨による土砂災害に注意~

図1:梅雨の雨量傾向(画像をクリックすると拡大します)
図2:今年の梅雨の天気図イメージ(画像をクリックすると拡大します)

 今年の梅雨期間の雨量は、西日本を中心に平年より多く、東日本と東北は平年並~やや多い予想です(図1)。
 6月以降、段々とフィリピン付近で積乱雲が発生しやすくなる影響で、その北側では下降気流が発生し、太平洋高気圧の西への張り出しが例年に比べるとやや強まる予想です。これにより、暖かく湿った空気が高気圧の縁をまわって南から西日本に流れ込みやすくなります(図2)。さらに、高気圧の西への張り出し具合によっては、遠くインド洋からも暖かく湿った空気を引き込むことがあります。そのため、西日本を中心に雨量が多くなると予想しています。
 6月上旬から中旬は、梅雨前線が南西諸島付近から日本の南岸に停滞する予想です。沖縄付近では活発な前線や暖かく湿った空気の影響を受けて大雨の恐れがあり、平年の6月よりもやや多い雨量となる見通しのため注意が必要です。
 6月下旬以降は、梅雨前線が本州の南岸から本州付近に北上して、九州から東北にかけて雨のピークを迎えます。南からの暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化して、激しい雷雨や大雨となる可能性があります。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などの恐れがあり、特に暖かく湿った空気が流れ込みやすい九州や中国・四国など西日本を中心に警戒が必要です。

 

~梅雨入りは平年並も梅雨明けは西日本で平年より遅く、九州北部と四国は長めの梅雨に~

図3:梅雨期間の傾向(画像をクリックすると拡大します)

 今年の梅雨入りは、九州から東北は平年並となる予想です。梅雨明けは、西日本で平年より遅れる可能性があります。
 現在、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない中立の状態です。今後は徐々にその状態が変化し、夏以降はエルニーニョ現象が発生する可能性があります。これにより、エルニーニョ現象への移行期間にあたる梅雨時期は、太平洋高気圧の北への張り出しが例年よりやや弱く、西への張り出しが例年より強くなる予想のため、西日本は梅雨前線や暖かく湿った空気の影響を受けやすくなり、梅雨明けが平年より遅れる可能性があります。特に九州北部と四国は、今年の梅雨期間は平年より長くなる見込みで、ほかのエリアは平年並の予想です(図3)。
 西・東日本は6月上旬に梅雨入りし、7月中旬から下旬にかけて徐々に梅雨明けとなる予想です。東北は、6月中旬から7月下旬が梅雨期間となる見込みです。沖縄・奄美は、平年より遅く5月中旬に梅雨入りとなりました。沖縄の梅雨明けは平年並の6月下旬の予想ですが、奄美の梅雨明けは高気圧の張り出し具合や暖かく湿った空気の影響を受けて、平年より遅れて7月上旬となる予想です。

※本リリースにおける情報につきましては、5月24日時点のものになります。最新の見解は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」またはウェブサイト『梅雨見解2017』(https://weathernews.jp/s/topics/201705/100045/)にてご確認ください。

 

◆ エリアごとの梅雨の天気傾向

エリア

梅雨入り

明け予想

雨のピーク時期

雨量の傾向
(平年との比較)

天気傾向

東北

梅雨入り

6月中旬

 

梅雨明け

7月下旬

7月中旬

6月:平年並
7月:やや多い

東北の梅雨入りは北部、南部ともに平年並の予想です。梅雨前線は順調に北上し、昨年や平年と同時期に梅雨明けを迎える見通しで、梅雨期間の長さは平年並になりそうです。また、梅雨の総雨量は平年並からやや多い予想です。

6月は梅雨前線が北上、中旬からは曇りや雨の日が多くなります。7月上旬は梅雨の中休みがありますが、中旬以降は大雨となる日も出てきます。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意が必要です。

なお、6月下旬に海からの冷たい風“やませ”が吹いて、太平洋側では気温が下がる可能性がありますが、長くは続きません。

北陸

梅雨入り

6月中旬

 

梅雨明け

7月下旬

7月中旬

6月:平年並
7月:やや多い

北陸の梅雨入りは平年並の予想です。梅雨前線は順調に北上し、昨年よりは遅いものの平年並の時期に梅雨明けを迎える見通しで、梅雨期間の長さは平年並になりそうです。また、梅雨の総雨量は平年並からやや多い予想です。
 6月は梅雨前線が東日本の南海上に停滞するため、曇りや雨の日が多いものの、7月上旬は梅雨の中休みとなる時期もありそうです。その後は本州付近に梅雨前線が停滞し、すっきりしない天気が続きそうです。また、暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化し、大雨となる日がある予想です。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意が必要です。7月下旬になると、福井県など西のエリアから晴れる日が増えていく見込みです。

関東
甲信

梅雨入り

6月上旬

 

梅雨明け

7月中旬

6月下旬

6月:やや多い
7月:平年並

関東甲信の梅雨入りは平年並の予想です。梅雨前線は順調に北上し、昨年よりは早いものの平年並の時期に梅雨明けを迎える見通しで、梅雨期間の長さは平年並になりそうです。また、梅雨の総雨量は平年並からやや多い予想です。

6月は梅雨前線が東日本の南海上に停滞するため、曇りや雨の日が多いものの、下旬には暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化して、大雨となる日がある予想です。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意が必要です。その後、7月上旬は梅雨の晴れ間となる日もありますが、中旬にかけて再び梅雨空が戻ります。

東海

梅雨入り

6月上旬

 

梅雨明け

7月下旬

6月下旬

~7月上旬

6月:やや多い
7月:やや多い

東海の梅雨入りは平年並の予想です。梅雨前線は順調に北上し、昨年よりは早いものの平年並の時期に梅雨明けを迎える見通しで、梅雨期間の長さは平年並になりそうです。また、梅雨の総雨量は平年よりやや多い予想です。

6月は梅雨前線が東日本の南海上に停滞するため、曇りや雨の日が多く、特に下旬から7月上旬にかけては暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化し、大雨となる日がある予想です。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意してください。

近畿

梅雨入り

6月上旬

 

梅雨明け

7月下旬

6月下旬

~7月上旬

6月:やや多い
7月:やや多い

近畿の梅雨入りは平年並の予想です。梅雨前線は順調に北上し、昨年よりは数日遅いものの平年並の時期に梅雨明けを迎える見通しで、梅雨期間の長さは平年並になりそうです。また、梅雨の総雨量は平年よりやや多い予想です。

6月は梅雨前線が西日本の南岸付近に停滞するため、曇りや雨の日が続きます。特に、下旬から7月上旬は暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化して大雨となり、雨量が平年に比べてやや多くなる恐れがあります。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意してください。

中国


四国

梅雨入り

6月上旬

 

梅雨明け

7月下旬

6月下旬

~7月上旬

6月:やや多い
7月:多い

中国・四国の梅雨入りは平年並の予想です。梅雨明けは中国では平年並、四国では例年より暖かく湿った空気の影響を受けやすいため、平年より遅くなりそうです。また、梅雨の総雨量は平年より多い予想です。

6月は梅雨前線が西日本の南岸付近に停滞して曇りや雨の日が多くなり、7月には本州付近まで北上し、強い雨が降る日が増えます。特に、6月下旬から7月上旬は、暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化して大雨となり、雨量が平年に比べて多くなる恐れがあります。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意してください。

九州

梅雨入り

【北部】6月上旬
【南部】6月上旬

 

梅雨明け

【北部】7月下旬
【南部】7月中旬

6月下旬

~7月上旬

6月:やや多い
7月:多い

九州では6月上旬になると南部から梅雨前線の影響を受けるようになり、平年と同時期に梅雨入りとなります。梅雨明けは北部ほど平年より遅れる予想です。また、梅雨の総雨量は平年より多い予想です。

6月は梅雨前線が西日本の南岸付近に停滞し、7月には九州付近まで北上して曇りや雨の日が続きます。特に、6月下旬から7月上旬は、暖かく湿った空気の影響で前線活動が活発化して大雨となり、雨量が平年に比べて多くなる恐れがあります。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意してください。(※九州北部は山口県を含む)

沖縄


奄美

梅雨入り

【奄美】5月13日
【沖縄】5月13日

 

梅雨明け

【奄美】7月上旬
【沖縄】6月下旬

【奄美】

6月中~下旬


【沖縄】

6月上~中旬

6月:やや多い

 沖縄の梅雨明けは平年並の予想です。また、奄美では南からの暖かく湿った空気の影響を受けて、梅雨明けは平年より遅れる可能性があります。

現在、一旦梅雨前線は南下していますが、今後は再び北上する予想で、特に前線の活動も活発化する6月をピークに大雨の恐れがあります。河川の増水、家屋への浸水、土砂災害などに注意してください。

※沖縄・奄美の梅雨入りは、実際に各気象台が梅雨入り発表した日付です。

 

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