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ウェザーニューズ、災害発生時におけるドクターヘリ、消防防災ヘリ等の情報共有に関する協定締結

〜災害医療センター・運航会社・JAXAと共に、4者連携の救助活動を加速〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、独立行政法人国立病院機構災害医療センター、朝日航洋株式会社を代表幹事とする国内のドクターヘリ運航会社12社、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共に、災害時におけるドクターヘリと消防防災ヘリ等各種ヘリコプターの位置情報の共有に関する協定を締結しました。2016年4月の熊本地震時、ウェザーニューズは関係機関の協力のもと、災害対策本部や災害派遣医療チーム(DMAT)の活動拠点において、運用機関が異なるドクターヘリと消防防災ヘリの位置情報を気象情報と合わせて一元管理する環境を構築することで、安全で効率的な災害救援活動を支援しました。本協定は、熊本地震時の救助実績を踏まえ、連携を強めることを目的に締結されました。今後は、4者間でスムーズに連携し、災害時における迅速な運航や航空医療活動をサポートしていきます。

◆  全国9割のドクターヘリに導入、動態管理システム「FOSTER-CoPilot」
 ウェザーニューズは、ヘリコプターの運航において長年の課題となっていた、機体の位置情報の把握による安全で効率的な運航管理を実現するため、2012年に日本で初めて航空機内持ち込み型の動態管理システム「FOSTER-CoPilot(フォスターコーパイ)」を開発しました。「FOSTER-CoPilot」を通して把握できる機体の位置情報は、「FOSTER-GA(フォスタージーエー)」上で気象情報と重ね合わせて確認できます。「FOSTER-CoPilot」は、機体の修理改造が不要でコストも低く、全国の9割のドクターヘリに導入されています。

「FOSTER-CoPilot」
大きさ:65×26×130mm、重さ:202g

 ◆  災害医療センター・運航会社・JAXAと連携で合意
 2016年4月の熊本地震時は、臨時で関係機関と連携し、「FOSTER-CoPilot」を搭載したドクターヘリの位置情報とJAXAが開発した動態管理システム「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」を搭載した消防防災ヘリの位置情報を「FOSTER-GA」で一元的に表示し、災害対策本部や災害派遣医療チーム(DMAT)に共有しました。現地で医療活動に従事された千葉北総病院の本村ドクターからは、この取り組みは安全運航、被災地救援活動の迅速化および効率化、各機関での情報共有などの点において極めて有効であると評価いただきました。

 今回、熊本地震での実績を踏まえ、ウェザーニューズ、独立行政法人国立病院機構災害医療センター、運航会社、JAXAはさらに連携を強めるため、「災害時ドクターヘリ消防防災ヘリ位置情報共有協定」を締結しました。運航会社を代表する朝日航洋株式会社他、国内11 社のドクターヘリ運航会社も本協定に同意し、情報共有を進めてまいります。本協定の締結により、これまでは災害発生時に都度必要とされていた4者間(災害医療センター、朝日航洋を代表幹事とする国内のドクターヘリ運航会社12社、JAXA、ウェザーニューズ)での承認が不要になるため、災害発生直後の初動などにおいて、より迅速な連携が可能になります。

災害対策本部にて、医療チームが『FOSTER-GA』上で気象状況と各機体の位置を確認する様子

 ウェザーニューズは、平常時におけるヘリコプター運航の安全性や効率性の向上を目指すとともに、災害時における迅速な運航や航空医療活動の支援に取り組んでいきます。

 

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