TOP > NEWS > 2018

ニュース

「第五回桜開花予想」、700か所の開花日・満開日をアプリ「ウェザーニュースタッチ」で公開

【第五回桜開花予想】今週末にも東京ほか7県で桜が開花!春の陽気で各地の予想早まる

西・東日本は例年並〜早い予想、東京・靖国神社は3月17日に開花の見通し

モバイル/インターネット >

 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、3月8日~10日にウェザーニュース会員と共に「全国つぼみ調査」を実施し、「第五回桜開花予想」を発表しました。桜のつぼみは2月末から続く暖かさで生長が加速し、昨年より生長の進んでいるエリアが多くなっています。加えて、これから3月後半の気温は全国的に平年より高く、特に今週は関東を含む広範囲で20℃前後の暖かさとなる見込みです。このため、桜の開花予想日を前回(3月6日)の発表より1~4日早め、西・東日本の開花時期は例年並(過去5年平均)~早い予想、北日本は例年並~やや早い予想としました。いよいよ今週末、主要都市とソメイヨシノの名所では、鹿児島市、熊本城(熊本県)、舞鶴公園(福岡県)、高知公園(高知県)、靖国神社(東京都)は17日、宮崎市、名古屋市、静岡市は18日に開花の見通しです。
 本開花予想は、「全国つぼみ調査」の2,730通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者の報告、今後の気象予測をもとに算出しています。全国の桜名所700か所の最新見解は、アプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。なお、「第六回桜開花予想」は3月20日に発表予定です。

※本プレスリリースにおける開花時期の“例年”とは、2013~2017年の過去5年の平均で算出しています。

<ポイント>
1.つぼみの生長が昨年より早いことに加え、3月後半は気温が高め。特に今週は春の陽気となり生長が進む
2.開花予想日は前回(3月6日)の発表より1~4日早め、東京・靖国神社は17日開花の見通し
3.西・東日本の開花時期は例年並~早い予想、北日本は例年並~やや早い予想

▼全国の桜名所700か所のお花見情報はこちら
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、『さくらCh.』にアクセス
または
ウェザーニュースウェブサイト『さくらCh.』
https://weathernews.jp/s/sakura/

◆2018年「第五回桜開花予想」
<西・東日本では例年並~早い、北日本は例年並~やや早い予想>

 今シーズンのソメイヨシノの名所の開花は、3月17日に熊本城(熊本県)、舞鶴公園(福岡県)、高知公園(高知県)、靖国神社(東京都)で始まり、上野恩賜公園(東京都)など3月下旬にかけて続々と開花し、3月末から満開を迎える所が増えていく見通しです。

名所の桜開花予想
主要都市の桜開花予想

 今冬の厳しい寒さにより休眠打破が行われ、2月末からの暖かさでつぼみの生長が加速しました。特に3月前半は西・東日本で20℃前後の暖かさとなった日もあり、昨年の同時期より生長の進んでいるエリアが多くなっています。
 この先3月後半は晴れる日が多く、特に今週は広範囲で春の陽気となり、全国的につぼみの生長が進みそうです。このため桜の開花時期は、西日本は例年並~早い予想、東日本は例年並~やや早い予想です。九州や四国、東海、関東の早い所では、今週末にも開花を迎える見通しとなっています。
 北日本では、3月下旬から暖かい日が増える見込みのため、つぼみの生長が加速していきます。開花の時期は、例年並~やや早い予想です。弘前公園(青森県)は、GW前に満開を迎えるため、GW前半のお花見がおすすめです。五稜郭公園(北海道道南)は、4月下旬に咲き始め、GWいっぱいお花見を楽しめそうです。

 

北日本

東日本

西日本

開花時期

例年並〜やや早い

例年並(北陸甲信)〜やや早い

例年並〜早い

開花に影響する時期の
気温傾向

3月〜4月:平年より高い
5月:平年よりやや高い

3月:平年よりやや高いか高い
4月:平年並かやや高い

3月:平年よりやや高い
4月:平年並

<「全国つぼみ調査」による全国の桜の生長状況>
 全国2,730本の桜(うちソメイヨシノ2,162本)の「全国つぼみ調査」の結果、西・東日本では、前回調査(3月1~3日)から1週間で、一気に生長が進んだことがわかりました。昨年の同時期と比べると生長が早く、西・東日本では「先が黄色に」や「先が緑に」のつぼみが増え、「半分以上が緑に」や「先がピンクに」といったさらに生長したつぼみも現れ始めました。これは、今冬の厳しい寒さで休眠打破が行われたことに加え、3月に入ってから西・東日本では20℃前後となる暖かい日もあったため、生長が大きく進んだと考えられます。
 北日本ではほとんどが「まだ小さく硬い」つぼみですが、東北南部では「先が黄色に」や「先が緑に」が増え始め、変化が出てきたことがわかりました。昨年までの調査結果を参考にすると、北海道の生長の変化がハッキリと見られるのは3月下旬となりそうです。

全国の桜の生長状況
※「全国つぼみ調査」について
 ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、3月8~10日に全国のウェザーニュース会員の方と共に「全国つぼみ調査」を行いました。「全国つぼみ調査」では、つぼみの生長を7段階(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)で写真と共に報告いただきます。毎週、木~土曜日に「全国つぼみ調査」を行い、全国のつぼみの生長を加味した最新の開花予想を翌週火曜日に発表します。
つぼみの生長ランク

<つぼみの生長期:3月前半の状況と今後の予測>
 3月前半は天気が周期変化し、寒暖の変化が大きくなりました。西・東日本では20℃前後の暖かさとなった日もあり、つぼみの生長は先週から加速して昨年の同時期より早くなっています。
 3月後半も天気は周期的に変わり、適度な雨と日差しが期待できます。気温は平年よりやや高い~高い予想で、つぼみの生長は順調に進み、開花時期は西日本で例年並~早い予想、東日本で例年並~やや早い所が多くなると予想です。
 4月は寒気が入りにくくなり、気温は平年並~高い見込みです。特に北日本の開花期が近づく4月後半は、晴れる日も多くなるため、つぼみの生長が加速します。このため、北日本の開花時期は例年並~やや早い予想です。

<前回(3月6日)発表の桜開花傾向との相違点>
 3月前半は暖かい日が多く、つぼみの生長が一気に進みました。「全国つぼみ調査」の結果から、つぼみに急速な生長が見られたことに加え、3月後半の気温は平年よりも高い傾向で、極端な寒の戻りはないとみられるため、予想開花日を1~4日早くしました。特に、西日本では生長している様子が顕著に見られるため、大幅に予想開花日を早めました。
 九州や四国、東海、関東の早い所では今週末にも開花する所が出始めるため、日々の桜の変化に注目してみてください。

◆名所の桜開花予想

 以下の表は、全国700か所の名所から都道府県ごとに1か所(北海道と東京は2か所)をピックアップしたものです。全国の名所700か所の開花予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やインターネットサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。

エリア

都道
府県

スポット名

開花日
(1輪)

五分
咲き日

満開
開始日

桜吹雪
開始日

昨年の
開花日

例年の
開花日

北海道

北海道

五稜郭公園

4/26

4/29

4/30

5/5

4/27

4/27

二十間道路桜並木
(エゾヤマザクラ)

5/2

5/4

5/5

5/8

5/3

5/4

東北

青森

弘前公園

4/20

4/24

4/26

4/30

4/18

4/20

岩手

北上展勝地

4/16

4/20

4/24

4/28

4/17

4/16

宮城

白石川堤一目千本桜

4/7

4/11

4/13

4/18

4/9

4/5

秋田

桧木内川堤のソメイヨシノ

4/23

4/25

4/26

5/1

4/24

4/24

山形

霞城公園

4/12

4/15

4/17

4/22

4/13

4/12

福島

開成山公園

4/7

4/10

4/12

4/18

4/11

4/7

関東

茨城

平和通り

3/28

4/3

4/5

4/10

4/3

3/29

栃木

八幡山公園

3/26

3/30

3/31

4/5

4/4

3/30

群馬

前橋公園

3/23

3/28

3/30

4/3

4/1

3/26

埼玉

幸手権現堂桜堤
(県営権現堂公園)

3/22

3/28

3/30

4/5

3/27

3/25

千葉

千葉公園

3/20

3/26

3/27

4/2

3/30

3/24

東京

上野恩賜公園

3/19

3/25

3/27

4/1

3/23

3/22

靖国神社

3/17

3/24

3/25

4/1

3/21

3/21

神奈川

三溪園

3/20

3/26

3/27

4/4

3/27

3/23

中部

山梨

大法師公園

3/26

3/30

4/1

4/6

4/3

3/28

新潟

新潟県立鳥屋野潟公園

4/5

4/9

4/10

4/18

4/8

4/5

富山

松川公園

3/30

4/2

4/3

4/8

4/4

3/31

石川

特別名勝兼六園

4/1

4/4

4/5

4/10

4/6

4/1

福井

足羽山公園

4/3

4/5

4/7

4/13

4/6

4/1

長野

高遠城址公園
(タカトオコヒガンザクラ)

4/6

4/11

4/12

4/18

4/10

4/5

岐阜

新境川堤

3/24

3/29

3/31

4/5

3/29

3/26

静岡

駿府城公園

3/19

3/27

3/28

4/3

3/30

3/24

愛知

鶴舞公園

3/21

3/26

3/28

4/2

3/31

3/25

三重

津偕楽公園

3/25

3/29

3/30

4/4

4/3

3/28

近畿

滋賀

彦根城

3/28

4/1

4/3

4/9

4/5

4/1

京都

清水寺

3/25

3/29

3/31

4/6

4/1

3/28

大阪

大阪城公園

3/23

3/29

3/30

4/6

3/30

3/25

兵庫

姫路城

3/25

3/31

4/1

4/7

4/2

3/27

奈良

郡山城跡

3/24

3/29

3/31

4/5

3/31

3/27

和歌山

和歌山城

3/20

3/27

3/28

4/2

4/1

3/25

中国

四国

鳥取

打吹公園

3/27

3/31

4/1

4/7

4/4

3/28

島根

松江城山公園

3/27

4/1

4/2

4/6

4/3

3/27

岡山

岡山後楽園

3/23

3/29

3/30

4/4

3/31

3/26

広島

平和記念公園

3/23

3/28

3/30

4/5

3/30

3/25

山口

香山公園

3/25

3/30

4/1

4/6

4/1

3/25

徳島

眉山公園

3/21

3/25

3/26

4/1

4/3

3/26

香川

特別名勝栗林公園

3/24

3/30

3/31

4/7

4/2

3/26

愛媛

松山城山公園

3/20

3/25

3/26

4/1

4/1

3/25

高知

高知公園

3/17

3/24

3/25

4/1

3/29

3/21

九州

福岡

舞鶴公園

3/17

3/25

3/26

3/31

3/27

3/20

佐賀

神野公園

3/20

3/25

3/27

4/2

3/29

3/22

長崎

立山公園

3/22

3/27

3/28

4/2

3/31

3/23

熊本

熊本城

3/17

3/22

3/24

3/30

3/31

3/21

大分

平和市民公園

3/19

3/26

3/28

4/1

4/5

3/24

宮崎

西都原古墳群

3/20

3/26

3/28

3/31

4/4

3/24

鹿児島

甲突川河畔

3/21

3/25

3/26

4/1

4/4

3/26

◆全国の主要都市の開花予想(ソメイヨシノ)

 

今年の開花予想日

昨年の開花日

例年の開花日

例年比

北海道

函館市

4/26

4/27

4/27

並(1日早い)

札幌市

5/1

4/28

4/29

並(2日遅い)

旭川市

5/2

5/3

5/5

やや早い(3日早い)

稚内市

5/9

5/9

5/12

やや早い(3日早い)

帯広市

4/29

5/1

4/30

並(1日早い)

釧路市

5/11

5/14

5/13

並(2日早い)

網走市

5/6

5/5

5/9

やや早い(3日早い)

東北

青森市

4/19

4/17

4/19

盛岡市

4/14

4/17

4/14

秋田市

4/16

4/16

4/16

山形市

4/12

4/13

4/11

並(1日遅い)

仙台市

4/6

4/7

4/5

並(1日遅い)

福島市

4/4

4/8

4/4

中部
(日本海側)

新潟市

4/5

4/8

4/5

長野市

4/6

4/11

4/7

並(1日早い)

富山市

3/30

4/4

3/31

並(1日早い)

金沢市

3/30

4/4

3/31

並(1日早い)

福井市

4/1

4/5

3/30

並(2日遅い)

関東

宇都宮市

3/24

4/3

3/28

やや早い(4日早い)

前橋市

3/23

4/1

3/26

やや早い(3日早い)

水戸市

3/26

4/3

3/28

並(2日早い)

東京23区

3/19

3/23

3/21

並(2日早い)

横浜市

3/20

3/27

3/23

やや早い(3日早い)

千葉市

3/20

3/27

3/23

やや早い(3日早い)

さいたま市

3/21

3/23

3/23

並(2日早い)

中部
(太平洋側)

甲府市

3/23

3/30

3/24

並(1日早い)

静岡市

3/18

3/30

3/23

早い(5日早い)

岐阜市

3/20

3/28

3/23

やや早い(3日早い)

名古屋市

3/18

3/28

3/22

やや早い(4日早い)

津市

3/25

4/3

3/28

やや早い(3日早い)

近畿

大阪市

3/23

3/29

3/24

並(1日早い)

京都市

3/23

3/31

3/26

やや早い(3日早い)

奈良市

3/23

4/3

3/26

やや早い(3日早い)

和歌山市

3/19

3/30

3/23

やや早い(4日早い)

神戸市

3/23

4/3

3/26

やや早い(3日早い)

大津市

3/26

4/4

3/29

やや早い(3日早い)

中国

鳥取市

3/24

4/2

3/26

並(2日早い)

岡山市

3/23

3/31

3/26

やや早い(3日早い)

松江市

3/26

4/1

3/26

広島市

3/23

3/27

3/23

山口市

3/24

4/1

3/25

並(1日早い)

四国

高知市

3/17

3/29

3/21

やや早い(4日早い)

松山市

3/20

3/30

3/24

やや早い(4日早い)

高松市

3/24

3/29

3/24

徳島市

3/21

3/31

3/24

やや早い(3日早い)

九州

福岡市

3/17

3/25

3/19

並(2日早い)

佐賀市

3/20

3/29

3/21

並(1日早い)

長崎市

3/20

3/30

3/22

並(2日早い)

大分市

3/19

4/3

3/24

早い(5日早い)

熊本市

3/17

3/31

3/21

やや早い(4日早い)

宮崎市

3/18

4/2

3/22

やや早い(4日早い)

鹿児島市

3/17

4/1

3/22

早い(5日早い)

※北海道はエゾヤマザクラやチシマザクラなどソメイヨシノ以外も含んでいます。 
※開花日はその都市ごとの開花(1輪)のピーク開始日を記載しています。(気象庁の気象官署とは異なります)

◆各エリアの桜開花予想

 
※クリックすると拡大します

開花前線は4月25日頃、道南に上陸!

 北海道の桜は、例年並かやや早い開花となる見込みです。「全国つぼみ調査」では、まだすべての桜が小さく硬いつぼみとなっていました。昨年までの傾向から、生長が現れ始めるのは3月下旬と考えられます。

 3月後半からは晴れて暖かい日が増えるため、つぼみの生長がだんだん進みます。特に、4月から5月初めにかけての気温は平年並か高く、晴天と暖かさが後押しし、桜の開花時期は例年並かやや早い見込みです。
 開花前線は、4月25日頃に津軽海峡を渡って渡島半島に上陸します。五稜郭公園(函館市)は、4月26日に咲き始め、GWは期間を通して見頃の桜を楽しめそうです。札幌市は5月初めから咲き始め、GW終盤にはお花見を楽しめるようになる見込みです。その後、5月中旬にかけて、道北や道東へと開花エリアが広がっていきます。

※クリックすると拡大します
 

東北南部は4月上旬に開花!弘前公園、GWは早めのお花見がおすすめ

 東北の桜は、例年並かやや早い開花となる見込みです。「全国つぼみ調査」では、先週まで遅れ気味だったつぼみの生長が昨年と同程度まで追いつき、東北南部で生長が加速していることがわかりました。

 3月後半からは晴れて暖かい日が増えるため、つぼみの生長が加速し、東北北部のつぼみも大きく変化していきます。特に、4月後半は日差しと暖かさが開花を後押しするため、桜の開花時期は例年並かやや早い見込みです。
 4月5日前後に仙台市や福島市付近で開花が始まり、白石川堤一目千本桜(宮城県)は4月7日に開花の予想です。東北南部の早い所では4月10日前後から見頃となり、東北北部では、4月中旬から開花が始まって、4月下旬になるとお花見を楽しめる所が増えていきます。弘前公園(青森県)は4月20日に開花し、GW前に満開を迎える見込みのため、GWは前半のお花見がおすすめです。

※クリックすると拡大します
 

いよいよ今週末にも東京で開花!南部のお花見は3月末から

 関東の桜は、例年並かやや早い開花となりそうです。「全国つぼみ調査」では、昨年より早いペースで生長が進み、半分以上が緑や、先がピンクとなり始めたつぼみも現れ始めていることがわかりました。

 3月後半は、天気が周期的に変化し、晴れる日が多く平年よりも気温が高くなります。特に、今週は気温が平年を大きく上回り、20℃を超える日も多いため、つぼみの生長が急加速します。桜の開花時期は例年並かやや早い見込みで、早い所は今週末にも咲き始める予想です。
 今週末、3月17日開花予想の靖国神社(東京都)をはじめ、関東南部は順次咲き始めていき、3月末から4月初めにかけて見頃を迎える所が多くなりそうです。関東北部は、3月末から4月初めにかけて開花ラッシュとなり、4月上旬はお花見を楽しめそうです。

※クリックすると拡大します
 

今週末、名古屋市や静岡市から開花スタート!東海は4月上旬にかけて見頃に

 東海の桜は例年並から早い開花、北陸や甲信は例年並かやや早い開花となる見込みです。

 東海は2月末から暖かい日が増え、気温が20℃前後となる日もあったため、昨年より早いペースでつぼみが生長しています。3月後半は、周期的に天気が変化し、晴れて気温の上がる日が多いため、桜の開花時期は例年並から早いところが多くなりそうです。

 北陸や甲信は、先週まで遅れ気味だったつぼみの生長が昨年と同程度まで追いつき、生長が加速しています。3月後半は、晴れて気温の上がる日もあるため、北陸や甲信の桜は例年並かやや早い開花となる見込みです。
 今週末、3月18日頃に名古屋市や静岡市付近で開花が始まります。東海や山梨県は、3月末までに次々と開花し、4月上旬にかけて見頃を迎えそうです。北陸や長野県は、早い所は3月末から開花が始まり、4月中旬にかけてお花見を楽しめそうです。

※クリックすると拡大します
 

和歌山県から開花!京阪神エリアは3月末から見頃に

 近畿の桜は例年並から早い開花となりそうです。3月前半は気温が20℃前後となるような日もあったため、つぼみの生長が一気に進んでいます。「全国つぼみ調査」では、昨年より早いペースで生長が進み、半分以上が緑になったつぼみや先がピンクといったつぼみも現れ始めていることがわかりました。

 3月後半は天気が周期的に変化し、晴れて暖かい日も増えるため、つぼみの生長が加速して、桜の開花時期は例年並から早い所が多くなりそうです。
 今週末、3月17日頃から和歌山県内の早い所で開花が始まり、清水寺(京都府)をはじめ25日前後に開花ラッシュとなりそうです。4月上旬にかけて、近畿北部や山沿いへ開花エリアが広がります。京阪神エリアでは、3月末から4月初めに見頃を迎える所が多くなりそうです。

※クリックすると拡大します
 

いよいよ今週末、高知県から開花スタート!4月上旬には各地で見頃に

 中国・四国の桜は、例年並から早い開花となりそうです。3月前半は気温が20℃前後となるような日もあったため、つぼみの生長が一気に進んでいます。「全国つぼみ調査」では、昨年より早いペースで生長が進み、半分以上が緑になったつぼみが現れ始め、特に四国では先がピンクといったつぼみも現れ始めていることがわかりました。

 3月後半は天気が周期的に変化し、晴れて暖かい日も増えるため、つぼみの生長が一気に加速します。このため、桜の開花時期は例年並から早い所が多くなりそうです。
 今週末、3月17日開花予想の高知公園(高知県)から順次咲き始めます。20日以降は開花エリアが増え、開花前線は4月初めにかけて山沿いや山陰へ進んでいきます。3月末頃からお花見を楽しめる所が多くなりそうです。

※クリックすると拡大します
 

今週末、鹿児島・熊本・福岡・宮崎で開花!お花見は3月末から

 九州の桜は、例年並から早い開花となりそうです。3月前半は気温が20℃前後となるような日もあったため、つぼみの生長が一気に進んでいます。「全国つぼみ調査」では、昨年より早いペースで生長が進み、半分以上が緑になったつぼみが増え、先がピンクのつぼみも現れ始めていることがわかりました。

 3月後半は天気が周期的に変化し、晴れて暖かい日も増えるため、つぼみの生長が一気に加速します。このため、桜の開花時期は例年並から早い所が多く、開花が記録的に遅かった昨年に比べて、大幅に早い開花となりそうです。
 今週末、3月17日開花予想の鹿児島市や熊本城(熊本県)、舞鶴公園(福岡県)から順次咲き始め、西都原古墳群(宮崎県)など注目の名所で次々と開花していきます。3月20日前後に咲き始める所が多く、3月中にほとんどの所で見頃を迎えそうです。

 

◆参考:ウェザーニューズの桜開花予想の定義

<名所700か所の桜開花予想>
 ウェザーニューズでは、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を桜の“開花日”と定義しています。また、敷地内に複数の桜の木がある公園などの開花日は、“敷地内の桜の開花(1輪)がピークを迎える日”と定義しており、施設管理者などの判断を基準としています。

<主要都市の桜開花予想>
 同じ地域の桜でも、樹齢や生育環境によって桜の開花日は1本1本異なります。身近な桜の開花日をより感覚に合った形でお伝えするため、各主要都市の開花日は、エリアを代表するある1本の木の開花日を基準とするのではなく、“その都市ごとの開花(1輪)のピーク開始日”を発表しています。ピーク開始日は、その都市の桜の2割が開花(1輪)する日と定義しています。(気象庁の気象官署とは異なります)

<例年の開花日>
 例年の開花日は、2013~2017年の過去5年の平均で算出しています。近年の桜の開花日が早まる傾向を反映したためです。なお、例年の開花日と予想開花日の差が、±2日の場合は「例年並」、±3~4日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

<満開開始日>
 8分咲き以上となった日を満開開始日と定義しています。

◆参考:ウェザーニューズの桜開花予想の手法

 ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび桜の名所700か所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、今シーズンの実況気温・予想気温のデータをもとに開花日を予測しています。
 なお、次回の「全国つぼみ調査」は3月15日~17日に実施、「第六回桜開花予想」は3月20日発表予定で、以降も毎週火曜日に発表していく予定です。

(1) 桜リポートの分析
 ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、“開花”“満開”“桜吹雪”“葉桜”の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。2017年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの14年間にのべ約18万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。「桜開花予想」は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れ、1本1本の木に対してピンポイントな予想を発表しています。

(2) 全国700か所の桜の名所への取材データ
 ウェザーニューズでは、全国の桜の名所700か所に電話などで独自に取材を行い、桜のつぼみの生長状況や開花状況を調査しています。取材で得られる調査結果も統計的に分析し、開花予想に反映しています。

(3) 近年の統計データを分析
 桜の開花予想を算出する際、過去の統計は分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去30~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきました。ウェザーニューズでは気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。

(4) 最新の気象データをもとに気温の推移と開花予想を算出
 桜の開花には、前年からの気温が大きく関係します。桜の順調な開花には、つぼみの生長を促す春の暖かさに加え、つぼみが休眠打破するために、前年の秋から冬にかけての寒さも必要です。また、開花のタイミングは3月の気温に大きく影響されます。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前のつぼみ調査や独自週間予報等から予測に反映しています。また、全国3,000か所に設置している気象観測システム「WITHセンサー」の観測データも加味して予測を行っています。

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら