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寒の戻りの影響は?ウェザーニューズ、「第九回桜開花予想」を発表

【第九回桜開花予想】青森・弘前公園は18日に開花!北日本は例年並〜非常に早い開花に

〜満開は青森・弘前公園は24日、北海道・五稜郭公園は30日の見通し〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、45日~7日にウェザーニュース会員と共に「全国つぼみ調査」を実施し、「第九回桜開花予想」を発表しました。北日本の桜のつぼみは、先週からの寒の戻りで生長スピードが緩んだものの、今後は高温傾向が続き、再びスピードを上げる見込みです。このため、一部桜の開花予想日を前回(43日)の発表より1日~7日遅らせたところもありますが、北日本の開花時期は、例年並(過去5年平均)~非常に早い予想に変わりはありません。
 来週18日開花予想の弘前公園(青森県)は、GW前に見頃を迎え、28日には散り始めてしまいそうです。五稜郭公園(函館市)は、26日に開花、30日に満開の予想となっており、GWを通してお花見を楽しめそうです。
 本開花予想は、「全国つぼみ調査」の298通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者の報告、今後の気象予測をもとに算出しています。全国の桜名所700か所の最新見解は、アプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。なお、「第十回桜開花予想」は417日(火)に発表予定です。

本プレスリリースにおける開花時期の“例年”とは、20132017年の過去5年の平均で算出しています。

<ポイント>
1.寒の戻りでつぼみの生長スピードが緩んだものの、北日本の開花は例年並~非常に早い予想で変化なし
2.今週末には盛岡市付近で桜が咲き始め、弘前公園(青森県)は18日に開花、GW前に満開へ
3.明日は春の嵐、散り始めた桜は葉桜に、高遠城址公園(長野県)や一目千本桜(宮城県)も見頃を過ぎそう

全国の桜名所700か所のお花見情報はこちら
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、『さくらCh.』にアクセス
または
ウェザーニュースウェブサイト『さくらCh.
https://weathernews.jp/s/sakura/

2018年「第九回桜開花予想」
<北日本は例年並~非常に早い予想、開花前線はいよいよ東北北部へ>

主要都市の桜開花予想

 これから咲くエリアでは、例年並~早い開花となりそうです。
 岩手県沿岸南部で咲き始め、桜の開花前線は東北北部へ進もうとしています。先週は季節はずれの寒気が流れ込みました。この寒の戻りで、山形県の庄内地方や秋田県の南部などでは、開花が足踏みした桜もありますが、その他は生長のスピードがやや緩んだのみで、昨年並か早く生長しています。

 この寒の戻りは一時的で、この先5月上旬にかけて晴れて暖かい日が多い見込みです。このため、つぼみの生長は再びスピードを上げ、今週末には盛岡市付近で咲き始め、来週は秋田県、青森県内を開花前線が進みます。弘前公園(青森県)は、18日に咲き始める予想で、見頃はGWより早くなってしまいそうです。開花前線は4月中に津軽海峡を渡り、北海道へ上陸します。五稜郭公園(函館市)や札幌市付近ではGW中はお花見を楽しめそうです。その後、桜の開花前線は、5月中旬に釧路や根室など道東エリアでゴールとなる見込みです。

 

東北北部

北海道

開花時期

例年並〜非常に早い

例年並〜早い

開花に影響する
時期の気温傾向

4月:平年より高い
5月:平年よりやや高い

4月:平年より高い
5月:平年よりやや高い

<北陸は春の嵐で見頃終了、明日の雨が降り出す前にお花見へ>

※クリックすると拡大します

 高知公園(高知県)から始まった今年の桜の開花は、西・東日本では昨年より12週間ほど早く進みました。咲き始めた後は、晴れて暖かい日が多かったため、続々と満開を迎えました。気象台の観測によると、大阪城公園(大阪府)のほか、山陰や東海、関東などで観測史上最も早い満開となった標本木が多くありました。山陰や北陸の桜は、今年はお花見日和に恵まれたものの、開花から3日前後で満開を迎えるなど、見頃期間の短かった所が多かったようです。九州~関東のソメイヨシノは、その多くがすでに葉桜となっています。

 明日11日は低気圧の通過によって、北陸や北日本でも春の嵐となる恐れがあります。このため、すでに散り始めている桜は、葉桜となってしまうことが予想されます。また、高遠城址公園(長野県)や一目千本桜(宮城県)など満開の桜も、強い雨風によって見頃を過ぎてしまいそうです。お花見がまだの方は、本日~明日の雨が降り出す前までに行くことをおすすめします。
 一方、霞城公園(山形県)など満開前もしくは満開になったばかりの桜は、明日からの暖かさで開花がスピードアップします。お花見は天気が回復する12日、13日がおすすめです。

<「全国つぼみ調査」による桜の生長状況>

 前回(329日~31日)の「全国つぼみ調査」では、3月下旬の暖かさによって、北日本の桜のつぼみが飛躍的に生長し、昨年の同時期に比べ、大きくリードしていました。
 今回、全国298本の桜(うちソメイヨシノ157本)の「全国つぼみ調査」の結果、先週4日頃から寒の戻りがあったことで、つぼみの生長はスピードを緩めましたが、着実に進んでいることがわかりました。東北北部は昨年より早く生長が進んでおり、すでに花びらが見え、開花が近づいている桜もあります。北海道の桜も、昨年の同時期と同じくらいの生長を見せ、あと半月ほどで開花というところまで進んでいるつぼみも、わずかながら現れ始めています。

「全国つぼみ調査」について
 ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、45日~7日にウェザーニュース会員の方と共に「全国つぼみ調査」を行いました。「全国つぼみ調査」では、つぼみの生長を7段階(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)で写真と共に報告いただきます。毎週、木~土曜日に「全国つぼみ調査」を行い、全国のつぼみの生長を加味した最新の開花予想を翌週火曜日に発表します。
つぼみの生長ランク

<前回(43日)発表の桜開花傾向との相違点>

 今回ポイントとなるのは、先週4日頃からの寒の戻りの影響ですが、「全国つぼみ調査」の結果と今後の気温傾向から、北日本の開花時期は、例年並~非常に早い予想に変わりはありません。
 北日本のつぼみは、寒の戻りで生長スピードを緩めました。このため、そろそろ開花を迎える山形県庄内地方や最上地方、秋田県南部、岩手県の一部のエリアについては、前回の予想より17日遅らせました。一方、その他のエリアは、前回調査で飛躍的な生長をした分、今回の「全国つぼみ調査」でも生長スピードが昨年並~やや早い状態であることがわかりました。
 この寒の戻りは一時的で、この先5月上旬にかけて、平年より暖かい日が多い見込みです。つぼみの生長が順調であること、天候の見解に変化がないことから、桜の開花予想も、前回と同様に、例年並~非常に早いと考えます。

名所の桜開花予想

 以下の表は、全国700か所の名所から都道府県ごとに1か所(北海道は2か所)をピックアップしたものです。全国の名所700か所の開花予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やインターネットサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。

エリア

都道
府県

スポット名

開花日
(1輪)

五分
咲き日

満開
開始日

桜吹雪
開始日

昨年の
開花日

例年の
開花日

北海道

北海道

五稜郭公園

4/26

4/29

4/30

5/5

4/27

4/27

二十間道路桜並木
(エゾヤマザクラ)

5/2

5/4

5/5

5/8

5/3

5/4

東北

青森

弘前公園

4/18

4/22

4/24

4/28

4/19

4/20

岩手

北上展勝地

4/15

4/19

4/23

4/27

4/17

4/16

宮城

白石川堤一目千本桜

3/31(開花)

4/4

4/5

4/11

4/9

4/5

秋田

桧木内川堤のソメイヨシノ

4/21

4/24

4/26

4/30

4/24

4/24

山形

霞城公園

4/5(開花)

4/9

4/11

4/17

4/13

4/12

福島

開成山公園

4/2(開花)

4/4

4/5

4/14

4/11

4/7

中部
(日本海側)

新潟

新潟県立鳥屋野潟公園

4/3(開花)

4/4

4/5

4/12

4/8

4/5

富山

松川公園

3/28(開花)

3/29

3/30

4/4

4/4

3/31

石川

特別名勝兼六園

3/30(開花)

4/1

4/3

4/6

4/6

4/1

福井

足羽山公園

3/30(開花)

4/1

4/3

4/6

4/6

4/1

長野

高遠城址公園
(タカトオコヒガンザクラ)

4/1(開花)

4/4

4/5

4/13

4/10

4/5

※本プレスリリースにおける例年の開花日は、2013〜2017年の過去5年の平均で算出しています。
※開花した名所は“開花日(開花)”と表記しています。
※今年の4/9以前の日付は、実際の五分咲き日・満開開始日を掲載しています。

 

全国の主要都市の開花予想(ソメイヨシノ)

 

今年の開花予想日

昨年の開花日

例年の開花日

例年比

今年の満開予想日

例年の満開日

北海道

函館市

4/26

4/27

4/27

並(1日早い)

4/30

5/1

札幌市

4/27

4/28

4/29

並(2日早い)

5/1

5/3

旭川市

5/2

5/3

5/5

やや早い(3日早い)

5/5

5/7

稚内市

5/8

5/9

5/12

やや早い(4日早い)

5/12

5/14

帯広市

4/29

5/1

4/30

並(1日早い)

5/3

5/3

釧路市

5/9

5/14

5/13

やや早い(4日早い)

5/14

5/15

網走市

5/4

5/5

5/9

早い(5日早い)

5/8

5/11

東北

青森市

4/19

4/17

4/19

4/24

4/24

盛岡市

4/15

4/17

4/14

並(1日遅い)

4/22

4/22

秋田市

4/16

4/16

4/16

4/21

4/21

山形市

4/4(開花)

4/13

4/11

非常に早い(7日以上早い)

4/11

4/15

仙台市

3/30(開花)

4/7

4/5

早い(6日早い)

4/4(満開)

4/10

福島市

3/30(開花)

4/8

4/4

早い(5日早い)

4/3(満開)

4/8

中部
(日本海側)

新潟市

4/3(開花)

4/8

4/5

並(2日早い)

4/5(満開)

4/10

長野市

4/2(開花)

4/11

4/7

早い(5日早い)

4/6(満開)

4/2

富山市

3/27(開花)

4/4

3/31

やや早い(4日早い)

3/30(満開)

4/5

金沢市

3/29(開花)

4/4

3/31

並(2日早い)

4/2(満開)

4/5

福井市

3/29(開花)

4/5

3/30

並(1日早い)

4/2(満開)

4/3

※北海道はエゾヤマザクラやチシマザクラなどソメイヨシノ以外も含んでいます。 
※開花日はその都市ごとの開花(1輪)のピーク開始日を記載しています。(気象庁の気象官署とは異なります)
※開花・満開となった主要都市は“開花日(開花)”、“満開日(満開)”と表記しています。

 

各エリアの桜開花予想

 
※クリックすると拡大します

五稜郭公園は26日に開花!GWは道南・道央で見頃に

 北海道の桜は、例年並か早い開花となる見込みです。
 桜のつぼみは、先週の寒の戻りで生長スピードがやや緩んだものの、3月下旬に飛躍的な生長をみせた分、昨年の同時期と同じくらいのペースで生長していました。つぼみが大きく膨らみ、あと半月ほどで開花というところまで進んでいるつぼみも、わずかながら現れ、順調に開花に向かっています。
 この寒の戻りは一時的で、これから5月上旬にかけて、晴れて平年より暖かい日が多い見込みです。このため、つぼみの生長は再びスピードアップし、桜の開花は例年並か早く、昨年に比べても同じくらいか早い予想です。

 開花前線は、25日頃に津軽海峡を渡って渡島半島に上陸します。五稜郭公園(函館市)は26日、札幌市は27日に咲き始め、GW中は見頃の桜を楽しめそうです。二十間道路桜並木(新ひだか町)は5月2日に咲き始め、GW終盤から見頃を迎えます。GW中は、道南・道央で晴れてお花見日和の日が多くなりそうです。
 その後、5月中旬にかけて、道北や道東に開花前線が進んでいきます。ただ、5月中旬は上空に寒気が入りやすく、雷雨の恐れもあるため、お花見の計画は天気のチェックが欠かせません。

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明日は東北南部の桜に試練の雨風、弘前公園はGW前に満開へ

 東北南部の桜は多くが開花を迎え、気象台の観測によると、3月29日開花の福島は観測史上最も早く、3月30日開花の仙台や4日開花の山形は、2番目に早い記録となりました。
 明日11日は春の嵐となる恐れがあり、信夫山公園(福島県)などすでに散り始めている所は、葉桜となってしまうことが予想されます。また、満開の開成山公園(福島県)や白石川堤一目千本桜(宮城県)も、この雨風で見頃が終わってしまう恐れがあるため、雨が降り出す前までがお花見のチャンスです。咲き残っても、14日~15日に再び雨と風が予想されるため、お花見を楽しめるのは残りわずかです。

 開花前線は、東北南部から北部へと進もうとしています。先週からの寒の戻りによって、山形県の庄内地方や最上地方、秋田県南部、岩手県の一部のエリアでは、開花が足踏み状態となっています。その他の桜は「全国つぼみ調査」から、つぼみの生長スピードは緩んだものの、昨年より早いペースで生長していることがわかりました。
 この寒の戻りは一時的で、4月中旬〜下旬は暖かい日が多いため、一気につぼみの生長・開花が進みそうです。
 今週末には盛岡市付近で咲き始め、来週は秋田県、青森県内を開花前線が進みます。北上展勝地(岩手県)は来週末(21~22日)が見頃、弘前公園(青森県)は18日に咲き始める予想で、見頃はGWより早くなってしまいそうです。桧木内川堤(秋田県)や角館の武家屋敷のシダレザクラ(秋田県)は、20日過ぎに咲き始め、GW前半はお花見におすすめです。


小諸城址懐古園(長野県)・4月8日
撮影:「ぽんぽんやま」さん

明日は満開の桜に試練の雨風、お花見は雨が降り出す前に

 長野県や北陸各県の桜は、例年並~非常に早い開花となっていて、開花は山沿いを残すのみとなっています。
 

 特別名勝兼六園(石川県)はすでに葉桜となり、散り始めの桜も増えてきました。明日11日は低気圧が通過し、春の嵐となる恐れがあるため、すでに散り始めた桜は葉桜となってしまうことが予想されます。満開の高遠城址公園(長野県)や鳥屋野潟公園(新潟県)も、見頃が終わってしまう恐れがあるため、雨が降り出す前までがお花見のチャンスです。咲き残っても、14日〜15日に再び雨と風が予想されるため、お花見を楽しめるのは残りわずかです。

 岐阜県の飛騨地方、長野県や新潟県の山沿いの桜は、先週からの寒の戻りでつぼみの生長が足踏みしています。ただ、この先は平年より暖かい日が続くため、来週には咲き始める所がほとんどです。

 

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の定義

<名所700か所の桜開花予想>
 ウェザーニューズでは、木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日を桜の“開花日”と定義しています。また、敷地内に複数の桜の木がある公園などの開花日は、“敷地内の桜の開花(1輪)がピークを迎える日”と定義しており、施設管理者などの判断を基準としています。

<主要都市の桜開花予想>
 同じ地域の桜でも、樹齢や生育環境によって桜の開花日は11本異なります。身近な桜の開花日をより感覚に合った形でお伝えするため、各主要都市の開花日は、エリアを代表するある1本の木の開花日を基準とするのではなく、“その都市ごとの開花(1輪)のピーク開始日”を発表しています。ピーク開始日は、その都市の桜の2割が開花(1輪)する日と定義しています。(気象庁の気象官署とは異なります)

<例年の開花日>
 例年の開花日は、20132017年の過去5年の平均で算出しています。近年の桜の開花日が早まる傾向を反映したためです。なお、例年の開花日と予想開花日の差が、±2日の場合は「例年並」、±34日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

<満開開始日>
 8分咲き以上となった日を満開開始日と定義しています。

<都道府県ごとの桜開花状況マップ>
「さくらプロジェクト」でウェザーニュース会員が見守る約1万本の桜の生長状況をもとに、以下のように定義しています。
・開花シーズン:2割が開花した日
・見頃シーズン:9割が開花、3割が満開を迎えた日
・桜吹雪シーズン:散り始め+葉桜の割合が、満開+もうすぐ満開の桜の割合を上回った日
・葉桜シーズン:葉桜の割合が、散り始めの桜の割合を上回った日

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の手法

※クリックすると拡大します

 ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび桜の名所700か所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、今シーズンの実況気温・予想気温のデータをもとに開花日を予測しています。
 なお、次回の「全国つぼみ調査」は412日~14日に実施、「第十回桜開花予想」は417日発表予定です。

(1) 桜リポートの分析

※クリックすると拡大します

 ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、“開花”“満開”“桜吹雪”“葉桜”の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。2017年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの14年間にのべ約18万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。「桜開花予想」は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れ、11本の木に対してピンポイントな予想を発表しています。

(2) 全国700か所の桜の名所への取材データ
 ウェザーニューズでは、全国の桜の名所700か所に電話などで独自に取材を行い、桜のつぼみの生長状況や開花状況を調査しています。取材で得られる調査結果も統計的に分析し、開花予想に反映しています。

(3) 近年の統計データを分析
 桜の開花予想を算出する際、過去の統計は分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去3050年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきました。ウェザーニューズでは気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。

(4) 最新の気象データをもとに気温の推移と開花予想を算出
 桜の開花には、前年からの気温が大きく関係します。桜の順調な開花には、つぼみの生長を促す春の暖かさに加え、つぼみが休眠打破するために、前年の秋から冬にかけての寒さも必要です。また、開花のタイミングは3月の気温に大きく影響されます。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前のつぼみ調査や独自週間予報等から予測に反映しています。また、全国13,000か所に展開している独自観測網の観測データも加味して予測を行っています。

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