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暖冬の影響で飛散開始が早まる恐れ?すでに花粉症の3人に1人から花粉を“感じている”報告
IoT花粉観測機『ポールンロボ』、全国のご家庭に向け続々発送中!
~全国約1,000台で花粉を“監視”!観測データはアプリ「ウェザーニュース」でリアルタイム公開~
モバイル/インターネット > 株式会社ウェザーニューズは、花粉シーズン開始を目前に控えた今、全国の花粉症のご家庭に向けて、独自に開発した花粉観測機『ポールンロボ』を続々と発送しています。ウェザーニューズでは、ユーザーとともに花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト」を2005年から実施しており、今年も全国のご家庭や病院、企業にご協力いただき、約1,000台の『ポールンロボ』を設置していく予定です。なお、今年は昨年開発したWiFi要らずのIoT版を増強し、電源一つで、どこでもより簡単に観測ができるようになりました。
『ポールンロボ』は空気中に含まれる花粉をカウントし、観測した花粉量に応じて目の色を「白」「青」「黄」「赤」「紫」の5段階に変化させます。観測した花粉飛散量の観測データは、16日にオープンしたスマホアプリ「ウェザ—ニュース」およびウェザーニュースウェブサイト「花粉Ch.」にて、設置が完了した所から公開しています。
ウェザーニューズでは、ポールンロボによる観測データと気象データ、全国から寄せられる症状報告とを合わせて、毎日の花粉予報や都道府県ごとの花粉シーズンインやピークの発表、さらに飛散量に応じたプッシュ通知サービスなど、各花粉コンテンツに活用しています。つらい季節を少しでも快適に過ごせるよう、ぜひご活用ください。
▼『ポールンロボ』による花粉観測データ
スマホアプリ「ウェザーニュース」
または
ウェザーニュースウェブサイト『花粉Ch.』
https://weathernews.jp/s/pollen/
▼2020年花粉見解
最新の飛散開始予想(2020年1月22日発表)
https://weathernews.jp/s/topics/202001/220085/
第二回花粉飛散傾向(2019年12月5日発表)
/news/29947/
◆目を光らせて花粉飛散量を伝える『ポールンロボ』
『ポールンロボ』は直径約15cmの球体で、人の顔に見立て、目、鼻、口がかたどられています。口の部分からは成人の呼吸量と同量の空気を吸い込み、人の呼吸時とほぼ同量の花粉を観測できるように設計されています。『ポールンロボ』の目の色は、観測した花粉の量によって「白」「青」「黄」「赤」「紫」の5段階で変化し(表1)、設置場所の花粉飛散量がひと目でわかるようになっています。なお今年は、昨年新開発した、ソラコムの通信モジュール搭載・WiFi接続不要のIoT版を増強し、電源一つでより簡単に観測ができるようになりました。
◇表1:花粉観測機『ポールンロボ』の目の色の変化(イメージ図)
◆ユーザーとともに花粉症に立ち向かう「花粉プロジェクト」
「花粉プロジェクト」は、花粉症の方々の役に立ちたい!という想いで、2005年から実施しているユーザー参加型の取り組みです。全国のご家庭・病院・企業など約1,000箇所に独自開発した花粉観測機『ポールンロボ』を設置していただくとともに、花粉症の方々に毎日症状をご報告いただきます。
ウェザーニューズには、全国の『ポールンロボ』からリアルタイムに花粉飛散量の観測データが集まり、花粉症の症状報告と合わせて、毎日の花粉予報や通知サービスなどに活用されています。通知サービスである『花粉対策アラーム』では、毎朝その日の予想飛散量や一人ひとりの症状にあった花粉対策を、臨時で大量飛散や花粉シーズンの開始・ピークの情報を、スマホにプッシュ通知でお知らせします。さらに、観測データや花粉症の症状報告は、花粉プロジェクトに参加している医療機関や一般企業にも提供され、花粉症の研究に役立てられます。
一般的な花粉観測方法は、ガラス板に付着した花粉を顕微鏡で数える「ダーラム法」が主流となっていますが、情報の更新に時間がかかる上に、1日単位での飛散量しか把握できません。『ポールンロボ』は花粉を24時間自動観測し、観測データをウェザーニューズに自動送信します。観測データは無料でリアルタイムに公開しており、スマホアプリ「ウェザ—ニュース」やウェザーニュースウェブサイト「花粉Ch.」(https://weathernews.jp/s/pollen/)からご覧いただけます。
◆参考:早くもスギ花粉が飛散!?すでに花粉症の3人に1人から花粉を“感じている”報告
アプリ「ウェザーニュース」の利用者に「花粉、感じてる?」と質問し、“花粉症ではない”“感じない”“ちょっと感じる”“けっこう感じる”から回答いただきました(調査機関:1月20日~21日、回答数:6,986、北海道・沖縄を除く)。“花粉症ではない”除くと、全国の38%が“ちょっと感じる”“けっこう感じる”と回答しました。さらに詳しく見てみると、関東から九州にかけての太平洋側を中心としたエリアで、症状が出ている人が多くなっているようです。
今冬は記録的な暖冬となっており、気温が平年を上回る日が多く、少しずつ花粉が飛び始めてもおかしくない状況です。ただ来週にかけて、西・東日本の太平洋側を中心に低気圧や前線の影響を受け、曇りや雨の寒い日が多くなるため、花粉が本格的に飛散することはなさそうです。天気が回復し、気温が上がったタイミングが一つのきっかけとなる可能性があります。