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ウェザーニューズ、2020年「桜の振り返り調査」の結果を発表

【桜の振り返り調査】外出自粛の春、桜への想いに変化?全体の8割が来春の花見を待望

〜記録的な暖冬で開花時期は“東早西遅”、東海以西は冷え込み不足で休眠打破に遅れ~

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、スマホアプリ「ウェザーニュース」を通して「桜の振り返り調査」を実施し、その結果を発表しました(調査期間:西・東日本:4月7日〜11日、北日本:5月11日〜15日)。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、お花見に「行かなかった」と回答した方が6割を超え、昨年より大幅に増加しました。都道府県別に見ると、開花が遅かった地域ほど桜を見る機会が減少し、今年は新型コロナウイルスの感染拡大が、お花見に大きく影響したことがわかります。また、桜に対する想いの変化や来年のお花見への期待について調査を行ったところ、全体の7割が桜に対して何らかの想いを抱き、さらに、8割が来年はお花見を楽しみたいと回答しました。今年は思うように桜を楽しむことができなかった分、来年は楽しみたい!と感じている方が多いようです。
 本調査結果の詳細は、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェブサイトで公開するとともに、今後のサービスに活用していきます。

ポイント>
1. 記録的な暖冬で開花時期は“東早西遅”、東海以西は冷え込み不足で休眠打破に遅れ
2. 全体の6割以上がお花見に「行かなかった」と回答、開花の遅い地域ほど桜を見る機会が減少
3. お花見自粛で桜への意識高まる、全体の8割が来春の花見を待望

▼ 2020年「桜の振り返り調査」はこちら
ウェザーニュースウェブサイト「桜の振り返り調査2020」
https://weathernews.jp/s/topics/202005/210265/

◆今年の桜の開花の特徴
〜記録的な暖冬で開花時期は“東早西遅”、東海以西は冷え込み不足で休眠打破に遅れ〜

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 今年の冬は西・東日本で記録的な暖冬となり、桜の開花時期もその影響を受けました。関東や北陸、東北では、暖冬の影響で記録的な開花の早さとなった一方で、寒気の影響が弱く、冷え込み不足で休眠打破が遅れたとみられる東海以西では、やや早い〜例年並の開花となったところが多く、鹿児島では例年よりも開花が1週間遅れました。また、開花直前の4月に寒気の影響を受けた北海道では、例年よりやや遅い〜遅い開花になりました。
 東京と鹿児島の最低気温を見てみると、今冬はどちらも平年よりも高い日が多かったことがわかります。特に鹿児島では休眠打破のための冷え込みが不十分だったため、開花が例年よりも大幅に遅れたと考えられます。
 関東や北陸、東北では開花が早かった分満開も早くなりました。開花直後は気温が高かったものの、一度寒の戻りがあった東海以西では例年並〜やや遅い満開を迎えました。開花の遅かった北海道・札幌では、開花後は気温の高い日が続いたため、花が一気に咲き揃い、開花からわずか2日で満開となりました。

※本プレスリリースにおける開花時期の“例年”とは、2015~2019年の過去5年の平均で算出しています。

◆2020年「桜の振り返り調査」
〜6割以上がお花見に「行かなかった」と回答、開花の遅い地域ほど桜を見る機会が減少〜

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 今年のお花見事情を調査するため、スマホアプリ「ウェザーニュース」を通じて今年お花見に行ったかを質問し、“行かなかった”“平日に行った”“土日に行った”の3択で回答していただきました(※)。全国7,554人の回答を集計した結果、“行かなかった”と回答した方が全体の63%となり、44%だった昨年よりも大幅に増加しました。また、お花見に行った方の中でも、“土日に行った”と回答した方の割合は昨年の半分以下という結果となりました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、外出自粛の要請や桜の名所の閉鎖などがあり、お花見に行かなかった方が多く、平日の通勤や買い出しなどの日常生活の中で身近な桜を楽しんだ方が多いようです。

※通勤時や買い出し途中などにある桜をみた場合もお花見と回答していただいています。

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 “お花見に行った”と回答した方の割合が最も多かった山口県と、最も少なかった青森県の新型コロナウイルス感染者数の状況と開花時期を比較して見ると、山口県では、まだ感染者が少なく、緊急事態宣言が出される前の3月24日に開花を迎えたのに対し、青森県では、全都道府県への緊急事態宣言が出された翌日の4月17日に開花を迎えていました。
 早くに開花・満開を迎えた地域では通勤中などに桜を楽しめた方が多かった一方、緊急事態宣言後や感染が拡大していた時期に開花を迎えた地域では、在宅ワークが進んでいたことや休業要請などにより、咲いた桜を目にする機会が少なくなったと考えられます。

〜新型コロナで若者の桜への意識高まる 全体の8割が来春の花見を待望〜

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 外出自粛で桜を目にする機会が減ったことを受け、桜への想いに変化があったかを調査するため、「この春、桜への想いが変化しましたか?」と質問し、“桜への想いを再認識”“想いに気づいた”“意外と想いはなかった”“もともと想いはない”の4択から回答していただきました。全国6,169人の回答を集計したところ、全体の61%が“桜への想いを再認識した”、19%が“意外と想いはなかった”、11%が“想いに気づいた”、9%が“もともと想いはない”という結果となりました。“桜への想いを再認識した”と回答した方が最も多く、“想いに気づいた”と回答した方を含めると、7割以上が桜に何かしらの感情を抱いたことがわかります。また、年代別に見てみると、10代の27%が“想いに気づいた”と回答し、他の年代に比べて10〜15ポイント高い結果になりました。この春をきっかけに、若い世代ほど桜への意識が高まったことがわかります。
 さらに、来年のお花見について、「来年の春、新型コロナが終息していたら、お花見へ行きたい?」と質問し、“名所に行きたい!”“近場の公園にする”“お花見はしない”の3択から回答していただきました。全国6,133人の回答を集計した結果、“名所に行きたい!”と回答した方と“近場の公園にする”と回答した方を合わせて全体の81%が来年はお花見に行きたいと感じていることがわかりました。県別に見てみると、1位が山形県(96%)、2位が福島県(89%)、3位が福岡県(87%)、同率4位が秋田県(86%)・長野県(86%)となりました。開花が比較的遅い県が上位となっており、今年、感染拡大による外出自粛要請で桜を楽しむ機会が少なかったことも、期待が高まっている理由の一つかもしれません。
 今年は、新型コロナウイルスの影響で桜を思うように楽しめなかった方が多かった一方で、それをきっかけに桜やお花見への想いを強くした方が多くなったようです。

◆参考

お花見に「行かなかった」と回答した割合

来年「お花見に行く」と回答した割合

1位

青森

86%

1位

山形

96%

2位

北海道

82%

2位

福島

89%

3位

高知

75%

3位

福岡

87%

4位

佐賀

74%

4位

秋田

86%

5位

神奈川

69%

4位

長野

86%

5位

徳島

69%

6位

群馬

85%

7位

千葉

68%

6位

広島

85%

7位

熊本

68%

6位

徳島

85%

9位

静岡

67%

9位

愛知

85%

9位

宮城

67%

9位

京都

85%

11位

秋田

65%

11位

鹿児島

84%

12位

栃木

64%

11位

山梨

84%

12位

東京

64%

11位

東京

84%

12位

岩手

64%

11位

新潟

84%

12位

長野

64%

15位

宮城

83%

16位

鹿児島

63%

15位

茨城

83%

16位

山梨

63%

15位

鳥取

83%

16位

愛媛

63%

18位

滋賀

82%

16位

宮崎

63%

18位

大阪

82%

20位

福島

62%

20位

岩手

81%

20位

和歌山

62%

20位

福井

81%

22位

埼玉

61%

20位

岡山

81%

22位

茨城

61%

20位

奈良

81%

22位

岐阜

61%

20位

山口

81%

22位

大阪

61%

20位

大分

81%

26位

長崎

60%

26位

富山

80%

27位

大分

59%

26位

千葉

80%

28位

山形

58%

28位

岐阜

79%

28位

愛知

58%

28位

埼玉

79%

30位

鳥取

57%

28位

香川

79%

30位

岡山

57%

28位

高知

79%

30位

兵庫

57%

28位

神奈川

79%

33位

広島

56%

33位

兵庫

78%

33位

群馬

56%

34位

愛媛

77%

35位

富山

55%

34位

静岡

77%

36位

奈良

54%

34位

島根

77%

37位

三重

53%

34位

佐賀

77%

37位

香川

53%

38位

長崎

76%

37位

福井

53%

38位

宮崎

76%

40位

京都

52%

40位

熊本

75%

41位

新潟

49%

40位

北海道

75%

41位

福岡

49%

42位

石川

73%

43位

滋賀

48%

42位

三重

73%

44位

島根

47%

44位

青森

72%

45位

石川

46%

45位

栃木

69%

45位

山口

46%

46位

和歌山

68%

 

全国

63%

 

全国

81%

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