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スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」を活用した「バーチャル防災訓練」を実施

全国1,000人がAR技術で津波による浸水を疑似体験、いざという時の避難行動へ

〜参加者の8割以上が「防災・減災について考えるきっかけになった」と回答、防災意識の向上に〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は、東日本大震災から10年を前に、防災意識の向上と、いざという時の迅速な避難行動に役立てていただくため、2月20日〜21日の2日間に渡り、AR技術を使って災害を疑似体験する「バーチャル防災訓練」を実施しました。
 今回の「バーチャル防災訓練」では、スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」(以下、本アプリ)の「浸水モード」で津波による浸水の恐ろしさを疑似体験していただき、アプリのスクリーンショットとコメントを送っていただきました。スクリーンショットとコメントはスマホアプリ「ウェザーニュース」およびTwitterの「#バーチャル防災訓練」で募集し、2日間で約1,000人にご参加いただきました。参加者を対象に行ったアンケートでは、全体の8割以上の方がバーチャル防災訓練を通じて「防災・減災について考えるきっかけになった」と回答し、「家具の移動を検討した」「避難道具セットを用意しました」といったコメントも寄せられました。
 津波は地震の揺れを感じてからごく短時間にやって来る場合があり、迅速な避難が必要です。一方で、実際に水が押し寄せて来るまで危険が迫っていることを感じにくい災害でもあります。本アプリではAR技術を活用し見慣れた景色や目の前の景色に浸水を重ね合わせるため、誰でも危機感を感じやすく、災害をより“じぶんごと”として捉ることができます。東日本大震災から10年を前に、家族で防災・減災について話し合うきっかけや、対策を見直すきっかけにお役立ていただけましたら幸いです。

▼「ARお天気シミュレーター」のご利用はこちら
【iOS版】https://apps.apple.com/jp/app/arお天気シミュレーター/id1541791009
【Android版】https://play.google.com/store/apps/details?id=com.weathernews.weather_ar

◆スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」を活用した「バーチャル防災訓練」を実施
<全国1,000人がAR技術で津波による浸水を疑似体験、いざという時の避難行動へ>

スクリーンショットイメージ

 ウェザーニューズでは、東日本大震災から10年を前に、防災・減災への意識の向上を目指した取り組みを行っています。普段から防災意識を高め、いざという時の避難行動に役立てていただくため、2月20日〜21日の2日間に渡り、AR技術を使って災害を疑似体験する「バーチャル防災訓練」を実施しました。
 今回の「バーチャル防災訓練」では、スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」の「浸水モード」を使って、津波によって自宅や近所が浸水する様子を疑似体験していただきました。浸水を疑似体験したアプリのスクリーンショットとコメントをスマホアプリ「ウェザーニュース」およびTwitterの「#バーチャル防災訓練」で募集し、2日間で約1,000人にご参加いただきました。

▼参加者から寄せられたスクリーンショットとコメントはこちら
https://weathernews.jp/s/curation/detail.html?cuid=202102200025






<参加者の8割以上が「防災・減災について考えるきっかけになった」と回答>

 「バーチャル防災訓練」が防災・減災にどのように役に立ったかを調べるため、参加者を対象にアンケートを行ったところ、「防災・減災について考えるきっかけになりましたか?」という質問に対し、全体の8割以上の方が「なった」と回答しました。さらに、実際に行った対策を複数回答で選択していただくと、過半数が「津波に対するイメージが湧いた」と回答しました。また実際に行った対策としては、約3割の方が「避難経路の確認を行った」、約2割の方が「家族や友人と防災・減災について話し合った」と回答し、「家具の移動を検討した」「避難道具セットを用意しました」といったコメントも寄せられました。本アンケート結果から、今回の「バーチャル防災訓練」を防災・減災について考えるきっかけや防災意識の向上に役立てていただけたことがわかりました。

<実施概要>

・実施期間:2月20日(土)〜21日(日)
・実施方法:スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」の「浸水モード」で浸水を疑似体験してもらい、スクリーンショットとコメントをスマホアプリ「ウェザーニュース」とTwitter「#バーチャル防災訓練」で募集
・参加者数:1,163人

<参加者から寄せられたスクリーンショットとコメント>


神奈川県横浜市
横浜公園に1メートルの津波が来たら・・の設定です。東日本大震災時、横浜スタジアムも激しい揺れにより、プロ野球のオープン戦が途中で中止に。


埼玉県春日部市
この付近はハザードマップ上2mのエリアです。今回は70cmなのにこの状況。怖いです。


千葉県船橋市
80㎝の浸水で一階に居たら助からない。これは怖いな。


大阪府大阪市
玄関がこんなに浸水するとドアを開けることもできません。怖いです。


愛知県岡崎市
車のドアが開かなくなる60㎝
窓を破る専用ハンマーは準備済みです?


埼玉県川口市
自分の身長分浸水するとこんな。

◆西日本豪雨、4割以上が「自分は大丈夫」と避難せず…水害への危機意識の改善に

 ウェザーニューズが2011年に行った調査では、東日本大震災発生時の避難の有無について、避難しなかった理由について聞いたところ、最も多かったのが「自分のいる場所が安全だと思った」という回答でした。また2018年に行った調査でも、西日本豪雨の際、「避難すべき状況」と認識していたにも関わらず避難しなかった方は全体の84%にものぼり、その中の4割以上の方が、避難しなかった理由として「自分の周辺は大丈夫だと思った」と回答しました。水害は実際に水が押し寄せて来るまで危険が迫っていることを感じにくく、“じぶんごと”として捉えるのが難しい災害です。

 AR技術を活用することで、自宅や勤務先に水が入ってきた場合に実際に何がどの程度まで浸水するのか視覚的にわかりやすく捉えることができるため、いざという時の安全確保や避難計画の検討、家財道具や商品の移動など事前の浸水対策として活用いただけます。また、見慣れた景色や目の前の景色に浸水の様子を重ね合わせることで、誰でも危機感を感じやすく、水害をより“じぶんごと”として捉え、防災意識の向上に役立ちます。

 本アプリはどなたでも無料でご利用いただけます。なお、本アプリの起動には、iOS13以上の対応端末、またはGoogleのAR Core対応端末(※)が必要です。今後、雨雪や浸水以外にも、様々なメニューを追加していく予定です。
 ウェザーニューズでは、今後も、「ウェザーニュース」アプリや気象情報チャンネル「ウェザーニュースLiVE」を通じて防災・減災のための情報発信を行なっていくと共に、「ARお天気シミュレーター」をはじめ、5G時代に新しい技術を積極的に取り入れ、防災意識の向上や避難計画に役立つコンテンツの開発、提供を進めてまいります。

(※)一部端末で動作が正常に起動しない場合があります。

 

<スマホアプリ「ARお天気シミュレーター」概要>

名称

ARお天気シミュレーター

利用料金

無料(App内課金あり)

対応OS

iOS/Android

ストアURL

【App Store】
https://apps.apple.com/jp/app/arお天気シミュレーター/id1541791009
【Google Play】
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.weathernews.weather_ar

 

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