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ウェザーニューズ、ナビコムアビエーション、三菱スペース・ソフトウエア

「航空機運用統合調整システム」を6月に販売開始

コア技術にはJAXAのD-NETを採用

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)、ナビコムアビエーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:玉中 宏明)、三菱スペース・ソフトウエア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:蒲地 安則)は、2021年6月30日に航空機運用統合調整システム※1の販売を開始します。システムのコア技術として、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めている「災害・危機管理対応統合運用システム(D-NET)※2」を採用します。本コア技術は、災害時に活動する航空機動態情報や地上の災害対策本部に集約される各種情報をリアルタイムで連動させ、空と地上との間で必要な情報を共有、一元化が可能となる情報共有プラットフォーム技術(通信・表示・操作インターフェース等の基準)です。

 航空機運用統合調整システムは、①FOSTER-CoPilot、②IMS-WEB+、③DiGMaps®3から構成され、ウェザーニューズ、ナビコムアビエーション、三菱スペース・ソフトウエアが各社の強みに応じて、機能を担当しています。

 ウェザーニューズは、独自に開発した持ち込み型の航空機位置動静把握端末『FOSTER-CoPilot』を通して、航空機の動態情報や他システムから得られる情報を本システム内で連携します。なお、ウェザーニューズは本システム全体の契約窓口を担当します。

 ナビコムアビエーションは、運航計画や航空機動態情報をデータ化し送信する技術を用い、命令指示等の情報を閲覧/共有するためのWebサービス『IMS-WEB+』の製品化とサービス提供を行います。

 三菱スペース・ソフトウエアは、災害情報や災害救援活動ヘリ等の情報を集約して複数拠点で情報共有を行う災害時情報共有アプリケーション『DiGMaps®』に、コア技術の1つである機関間連携機能等を付与し、製品化を行います。

 ウェザーニューズ、ナビコムアビエーション、三菱スペース・ソフトウエアは、本システムを国や地方自治体などの防災機関に普及推進し、災害時の情報収集や救出救助活動等をより効率的、かつ的確に行う環境を提供し、安全で安心な社会の実現に貢献していきます。

 

 

※1: 災害時の情報収集や救出救助活動等の迅速化を目的に、各防災機関が同現場において運用する航空機情報を統合し、俯瞰的な視覚化を行い、各機関に共有するシステム

※2: 地震や大雨などの大規模災害時に被災地や都道府県庁、ならびに府省庁などにおいて、航空機などによる救援活動をより効率的かつ安全に実施するためのシステム
    https://www.aero.jaxa.jp/research/star/dnet3/

※3: 災害時情報共有アプリケーション『DiGMaps®』
    https://www.mss.co.jp/product/digmaps.html

 

<関連サイト>
 JAXAプレスリリース
 https://www.jaxa.jp/press/2021/03/20210317-1_j.html

 

本件のお問い合わせ

ウェザーニューズ

航空気象チーム 
Tel:043-274-5590 
HP:/

ナビコムアビエーション営業部 営業課 
Tel:03-3265-6747 
HP:https://n-aviation.com/
三菱スペース・ソフトウエア業本部第三営業部 
Tel:029-859-0313 
HP:https://www.mss.co.jp/

 

 

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