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紅葉名所800か所以上の見頃開始日をズバリ予想!「ウェザーニュース」アプリで公開中

【第三回紅葉見頃予想】東・西日本の平野部もまもなく見頃へ!平年並〜やや遅い傾向

〜高尾山(東京)は11月12日頃から、嵐山(京都)は11月21日頃から見頃の予想~

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は、東・西日本の平野部の紅葉シーズンを間近に控え、「第三回紅葉見頃予想」を発表しました。現在、東北は紅葉のピークを迎え、東・西日本でも標高の高い山から低い山へと見頃エリアが移ってきています。今週末は高尾山(東京)や赤目四十八滝(三重)、長門峡(山口)などで見頃の紅葉が楽しめます。
 この先11月下旬にかけての気温は平年よりやや高い予想で、これから見頃を迎える東・西日本の平野部では平年並〜やや遅い見頃となりそうです。今年は台風や大雨による木や葉への影響が小さく、葉が色付くために必要な適度な日照と雨、気温低下が見込めることから、鮮やかな紅葉が期待できそうです。
 スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト「紅葉Ch.」では、全国の約800名所の見頃予想日やスポット情報、ピンポイント天気を公開しています。ぜひご活用ください。

<ポイント>
1. 東・西日本の平野部も、まもなく本格的な紅葉シーズンへ!
2. 東北は見頃ピーク、紅葉シーズンは11月中旬いっぱい
3. 十分な日照と冷え込みで鮮やかな紅葉に期待

▼全国約800か所の紅葉名所の見頃予想はこちら
「ウェザーニュース」アプリ またはウェザーニュースウェブサイト『紅葉Ch.』
https://weathernews.jp/s/koyo/

▼第三回紅葉見頃予想の一般向けサイト
ウェザーニュースウェブサイト「第三回紅葉見頃予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202111/100065/

2021年「第三回紅葉見頃予想」
<見頃時期:東・西日本の平野部は平年並〜やや遅い予想>

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 葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。
 今シーズン、9月前半は気温が平年より低く、北日本や東日本の標高の高い山では平年より5〜10日ほど見頃が早まりました。一方9月後半からは全国的に気温が高くなり、東北や東日本、中国地方の山では平年並〜遅い見頃となりました。10月後半からは寒気や晴れた日の放射冷却で色付きが進んだため、東北平野部や東・西日本の多くの名所では平年並の時期に見頃を迎えています。
 現在、東北は紅葉のピークを迎え、東・西日本でも標高の高い山から低い山へと見頃エリアが移ってきています。今週末は高尾山(東京)や赤目四十八滝(三重)、長門峡(山口)などで見頃の紅葉が楽しめます。
 11月前半の気温は平年並〜やや高く経過しており、11月後半は九州と四国で平年並の他は平年よりやや高いエリアが多く、北陸は平年より高い予想です。天気は周期的に変化して、朝は放射冷却による冷え込みが見込めることから、東日本では平年並か平年より遅い見頃を迎える予想です。西日本では平年並の時期に見頃を迎えるところが多い見込みです。

<鮮やかさ:十分な日照と冷え込みで鮮やかな紅葉に期待>

 葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。また夏の天候は葉の育ち具合や痛み具合を左右し、色付きの良さに影響を与えます。
 今年の秋は9月から10月上旬にかけて晴れた日が多く、日照時間が長くなりました。また、度々流れ込んだ寒気や晴れた日の放射冷却の影響で冷え込み、葉の色付きが進みました。このため、葉が鮮やかに色付いているところが多く、特に台風の影響が小さかった北海道では、大雪山旭岳で数年ぶりにとても鮮やかな紅葉となりました。その他、高野山(和歌山)からも「今年は綺麗に色付いている」という声が寄せられています。

※見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※見頃の平年:2004年〜2020年の紅葉が見頃を迎えた日から落葉が始まった日の平均
※天候の平年:1991年〜2020年の過去30年平均

 

エリア別の紅葉見頃予想

東北:見頃のピーク!紅葉シーズンは11月中旬いっぱい

東北では、9月前半の気温が平年より低く、朝の冷え込みも強かったため八甲田ロープウェー(青森)や山形蔵王(山形)などの標高の高い山では平年より一週間ほど見頃が早くなりました。その後は周期的に寒気が流れ込み、平年並の見頃を迎えたところが多くなりました。一方10月前半は東北の北を低気圧が通過して南から暖かい空気が流れ込み、平年より気温が高くなりました。このため、裏磐梯高原(福島)や盛岡城跡公園(岩手公園)(岩手)など平年より5日以上遅い見頃を迎えたところもありました。

既に標高の高い山から落葉が進み、紅葉シーズンは終盤です。見頃の紅葉は11月中旬いっぱいとなりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
願成寺 白水阿弥陀堂(福島)

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関東・甲信:平野部もまもなく見頃へ、高尾山は11月12日予想

関東・甲信では、9月前半の気温が平年より低かった影響で、甲信の標高が高い山では平年より5日前後早い見頃を迎えました。10月前半の気温は平年より高く、上高地(河童橋付近)(長野)などでは平年より5日前後見頃が遅れました。気温が高くなった一方で、高気圧に覆われて晴れた日も多かったため、放射冷却による朝の冷え込みで色付きが進み、蓼科(長野)や榛名山(群馬)など平年並の見頃となっているところもあります。今週末は高尾山(東京)、月の石もみじ公園(上長瀞)(埼玉)などで紅葉を楽しむことができそうです。

今後の気温は平年よりやや高い予想ですが、天気は周期変化し、晴れた日の朝は放射冷却による冷え込みが見込めます。昼間の気温は高くても色付きが極端に遅くなることはなく、これから見頃を迎えるところでは平年並〜やや遅い見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
高尾山(東京)、月の石もみじ公園(上長瀞)(埼玉)

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北陸:平野部もまもなく見頃へ、兼六園は11月20日予想

北陸では、9月前半の気温が平年より低く推移したため、室堂平(富山)など標高の高い山では平年より10日ほど早い見頃を迎えました。10月は前半ほど晴れた日が多く昼間の気温が高くなった一方で、朝は放射冷却が効いて冷え込んだため、白山白川郷ホワイトロード(石川)など多くの名所では平年並の見頃を迎えています。ただ、後半からは晴れる日が少なくなったため、妙高高原いもり池(新潟)など一部の名所では平年より遅い見頃となりました。

今後の気温は平年より高い予想です。このため、これから見頃を迎える平野部では平年よりやや遅い見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
清水園(新潟)

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東海:平野部もまもなく見頃へ、東山動植物園は11月24日予想

東海では、10月前半の気温が平年より高く、御在所岳(三重)では平年より9日遅い、白川郷(岐阜)は平年より5日遅い見頃を迎えました。ただ、後半はこの時期としては強い寒気が流れ込んだため、色付きのスピードは戻ってきています。今週末は赤目四十八滝(三重)や寸又峡(静岡)で平年並の見頃を迎える見込みです。

今後の気温は平年よりやや高い予想ですが、天気は周期変化し、晴れた日の朝は放射冷却による冷え込みが見込めます。昼間の気温は高くても色付きが極端に遅くなることはなく、これから見頃を迎える平野部の多くの名所では平年並の見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
寸又峡(静岡)、赤目四十八滝(三重)

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近畿:平野部もまもなく見頃へ、嵐山は11月21日予想

近畿では、10月は平年より気温の高い日が多かったものの、後半に流れ込んだ寒気の影響で色付きが進んだため、多くの名所で平年並〜早い見頃となりました。今週末は大本山永源寺(滋賀)や播州清水寺(兵庫)でも平年並の見頃を迎え、紅葉を楽しめそうです。

今後の気温は平年よりやや高い予想ですが、天気は周期変化し、晴れた日の朝は放射冷却による冷え込みが見込めます。昼間の気温はやや高くても色付きが遅くなることはなく、これから見頃を迎える平野部の多くの名所では平年並の見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
大本山永源寺(滋賀)、播州清水寺(兵庫)

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中国・四国:平野部もまもなく見頃へ、宮島は11月20日予想

中国や四国では、9月後半から度々流れ込んだ寒気の影響で標高が高い山から色付きが進み、石鎚山(愛媛)や剣山(徳島)などで平年より4〜5日ほど早い見頃を迎えました。晴れる日が多く、朝の放射冷却によって色付きが進んだため、四国では大窪寺(香川)など、平年より早い見頃を迎えたところが多くなっています。一方10月前半は気温が平年より高くなったため、中国の多くの名所では平年並の見頃を迎えましたが、比婆山(広島)など見頃が遅れた名所もありました。今週末は長門峡(山口)などで平年並の見頃を迎え、紅葉を楽しむことができそうです。

今後、11月の気温は四国で平年並、中国で平年よりやや高い予想ですが、天気は周期変化し晴れた日の朝は放射冷却による冷え込みが見込めます。このため、これから見頃を迎える平野部の多くの名所では平年並の見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
長門峡(山口)、大轟の滝(徳島)

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九州:平野部もまもなく見頃へ

九州では、10月は晴れた日が多く、朝は放射冷却による冷え込みで葉の色付きが進みました。雲仙(仁田峠)(長崎)や霧島(鹿児島)、五家荘(熊本)などの多くの名所で平年並の見頃を迎えています。今週末は北山ダム(佐賀)でも紅葉を楽しむことができます。

今後、11月は気温が平年並で推移する予想です。天気は周期的に変化し、晴れた日の朝は放射冷却による冷え込みが見込めます。このため、これから見頃を迎える多くの名所でも平年並の見頃となりそうです。

<今週末おすすめの紅葉名所>
北山ダム(佐賀)、青井岳荘(宮崎)

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