株式会社ウェザーニューズ(本社：千葉市美浜区、代表取締役社長：草開 千仁)は、全国の桜の標本木と名所の開花・満開日を予想した「第十回桜開花予想」を発表しました。
今週12日に秋田で開花し、桜前線は東北北部を北上しています。「桜のつぼみ調査」では東北や北海道でつぼみの生長が早いスピードで進んでいることがわかりました。今週、東北南部では満開ラッシュとなり、週末は咲きそろった桜が楽しめそうです。東北北部では今週開花を迎えるところが多く、来週には満開となりそうです。北海道にもいよいよ来週、桜前線が上陸します。
なお、本発表をもちまして、2022年シーズンの桜開花予想を終了いたします。全国の名所1,000か所以上の最新の開花・満開予想は、引き続きウェザーニュースのアプリやウェブサイトの「さくらCh.」からご覧いただけます。

▼ウェザーニュース「第十回桜開花予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202204/120305/

▼全国の名所1,000か所以上の開花・満開予想
ウェザーニュース「さくらCh.」
https://weathernews.jp/s/sakura/

2022年「第十回桜開花予想」
＜桜前線は東北北部を北上中！いよいよ来週、北海道へ＞

　先週、西日本と東日本では見頃終盤となり、九州など葉桜に変化したところも多くなりました。先週は平年より高い気温で経過し、東北では季節先取りの暖かさとなった日もありました。東北南部では続々と開花を迎え、東北北部からも開花の便りが届き始めました。
　今週は天気が周期的に変化して気温の変化も大きくなりますが、来週からは再び暖かくなる予想です。桜前線は今週中に東北北部を北上し、来週はいよいよ北海道に上陸します。函館では4月20日、札幌では21日に開花する予想です。
　今週、東北南部では満開ラッシュとなり、週末は咲きそろった桜が楽しめそうです。東北北部では来週満開となるところが多い予想です。函館や札幌でも4月下旬に開花する桜が一気に見頃を迎えます。

＜第九回(4/6発表)からの変化点＞

　「桜のつぼみ調査」の結果から、開花予想日を1〜3日早めました。

＜「桜のつぼみ調査」による桜の生長状況＞

　800本の桜(うちソメイヨシノ409本)のつぼみの状態を調べた「桜のつぼみ調査」(※)の結果、東北や北海道でつぼみの生長が早いスピードで進んでいることがわかりました。
　先週の北日本は、週後半に冷たい雨やみぞれが降りましたが、週末から暖かくなりました。東北ではつぼみの生長が大きく進み、「先がピンクに」以上のランクのつぼみが半数を超えて、北部からも開花の報告が届きました。北海道でも季節先取りの暖かさとなった日があり、「先が黄色に」以上のランクに変化したつぼみが28ポイント増えて、全体の2割近くのつぼみが「先が緑に」以上のランクに生長しました。開花に向けて早いスピードで生長が進んでいる模様です。
　この先一週間、北日本の天気は周期的に変化します。寒さが戻る日もありますが、来週からは再び季節先取りの暖かさとなり、つぼみの生長が加速しそうです。今週は東北北部で開花ラッシュとなり、来週はいよいよ北海道からも開花の便りが届きそうです。

▼「第７回桜のつぼみ調査」結果はこちら
https://weathernews.jp/s/topics/202204/110105/

※ 「全国つぼみ調査」について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、毎週金曜日～日曜日に、ウェザーニュースのユーザーと共に「全国つぼみ調査」を実施しています。本調査では、つぼみの生長を 7 段階(“まだ小さく硬い”“先が黄色に”“先が緑に”“半分以上が緑に”“先がピンクに”“花びらが見えた”“花の軸が伸びきった”)で写真と共に報告していただきます。つぼみの現在の状態を細かく把握することで、より高い精度で開花日を予想できるようになります。本調査結果を加味した最新の開花予想は、翌週水曜日に発表します。

※ 桜開花予想の定義について
本プレスリリースでは、開花について以下のように定義しています。

平年 ：1991〜2020年の平均値

非常に早い：基準より7日以上早い
早い　　　：基準より5〜6日早い
やや早い　：基準より3〜4日早い
並　　　　：基準との差が2日以内
やや遅い　：基準より3〜4日遅い
遅い　　　：基準より5〜6日遅い
非常に遅い：基準より7日以上遅い

開花日：標本木で5〜6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日
　　　　施設内の桜の木（複数）の開花がピークを迎える日
満開日：標本木で約80％以上のつぼみが開いた状態となった最初の日
　　　　施設内の桜の木（複数）の満開がピークを迎える日

気象庁の観測基準と同じです。
独自の取材により、施設管理者などの判断を基準としています。

各都市の開花予想日　ソメイヨシノ標本木(＊はエゾヤマザクラ)

※開花予想日・満開予想日の4/12以前の日付は、実際の開花・満開の確定値（速報値）を掲載しています。

名所の開花予想日

※上記の表は、全国1,000か所以上のお花見名所から都道府県ごとに1か所(北海道は2か所)をピックアップしています。
※開花予想日・満開予想日の4/12以前の日付は、実際の開花・満開の確定値（速報値）を掲載しています。

各エリアの桜開花予想

	いよいよ来週、桜前線が上陸！札幌は21日開花予想 北海道の桜の開花は平年より非常に早い予想です。高温傾向でつぼみの生長が早いスピードで進んでいるため、前回から開花予想日を1〜3日早めました。 先週は平年より高い気温で経過し、つぼみの生長が大きく進みました。「桜のつぼみ調査」では、「先が黄色に」変化したつぼみが増加し、約2割のつぼみが「先が緑に」以上のランクに変化しました。今週は一時的に寒の戻りがありますが、来週は再び季節先取りの暖かさとなります。また、5月の気温も平年より高い予想です。このため桜前線は一気に北上し、いよいよ来週、北海道に上陸します。 4月20日に函館から開花が始まり、21日には札幌で開花する予想です。札幌で21日に開花すると、2008年に並んで最早タイの開花となります。5月上旬にかけて開花エリアが広がる見込みです。札幌や函館では4月下旬から満開の桜が楽しめそうです。
	南部は満開ラッシュ！北部も来週満開へ 先週4月4日に福島から開花がスタートし、8日に仙台、11日に山形、12日に秋田でも開花を迎えました。盛岡は14日、青森は17日に開花を迎える予想です。今年は平年並〜やや早い開花となっています。 「桜のつぼみ調査」では、開花に向けてつぼみの生長が加速していることがわかりました。半分以上のつぼみが「先がピンクに」以上のランクに変化し、開花は目前です。この先も一時的な寒の戻りがあっても、暖かい日が多い予想で、一気に開花が進みそうです。 東北南部では今週満開ラッシュとなり、週末は咲きそろった桜が楽しめます。東北北部では来週満開となるところが多い見込みです。

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