TOP > NEWS > 2023

ニュース

紅葉名所900か所以上見頃開始日をズバリ予想!「ウェザーニュース」アプリで公開中

【第三回紅葉見頃予想】東・西日本で見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並

~高尾山(東京)は11月18日、嵐山(京都)は11月23日から見頃の予想~

モバイル/インターネット >

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、秋の紅葉シーズンをお楽しみいただけるよう、「第三回紅葉見頃予想」を発表しました。
現在、北海道の紅葉シーズンは終盤を迎え、東日本や西日本で徐々に見頃エリアが拡大しています。今週末は榛名山(群馬)や高野山(和歌山)、霧島(鹿児島)などで見頃の紅葉が楽しめそうです。
高温の影響で葉の色付きが遅れている東北と北陸では、これから見頃を迎える多くの名所で平年並から平年より遅い見頃となる予想です。関東以西では太平洋側を中心に晴れる日が多く、朝晩の放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、これから色付く多くの名所で平年並の見頃となる予想です。
気象情報サービス「ウェザーニュース」のアプリやウェブサイトでは、全国の名所約900か所の見頃開始日やスポット情報、ピンポイント天気予報を公開しています。この時期は日中と朝晩の気温差が大きくなるので、紅葉狩りに行かれる際は、ウェザーニュースアプリを参考に、服装選びにご注意ください。

<ポイント>
1. 東日本と西日本で見頃エリアが拡大中、北海道は紅葉シーズン終盤
2. 東北と北陸の見頃は平年並から平年より遅い予想 高温の影響で葉の色付きに遅れ
3. 関東以西の見頃は平年並 放射冷却による朝晩の気温低下で色付きが進む
全国約900か所の紅葉名所の見頃予想はこちら
第三回紅葉見頃予想の一般向けサイト
スマホアプリ「ウェザーニュース」
https://weathernews.jp/app/
ウェザーニュース「紅葉Ch.」
https://weathernews.jp/koyo/
 
「第三回紅葉見頃予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202311/010095/

 

2023年「第三回紅葉見頃予想」

<見頃時期:東・西日本で見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並>

葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。
今年は9月の気温が全国的にかなり高くなった影響で紅葉のスタートが遅れ、9月から10月上旬に見頃となる北日本や東日本の標高の高いエリアを中心に平年より1週間から10日ほど遅い見頃を迎えました。10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で東日本や西日本を中心に葉の色付きが加速し、平年並の見頃を迎えている所が多くなっています。
現在、北海道の紅葉シーズンは終盤を迎え、東日本や西日本で徐々に見頃エリアが拡大しています。
今週末にかけては季節外れの暖かい空気が流れ込み、葉の色付きが足踏みする所がある予想です。11月中旬までに見頃を迎える東北や北陸は、平年並から平年より遅い見頃になるとみています。ただ、三連休が明けると寒気が流れ込みやすくなるため、色付きが一気に進む可能性があります。また、関東より西の地域は太平洋側を中心に晴れる日が多い予想です。放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、これから色付く多くの名所で平年並の見頃を迎えるとみています。今週末は榛名山(群馬)や高野山(和歌山)、霧島・新湯温泉付近(鹿児島)などで見頃の紅葉が楽しめそうです。

<鮮やかさ:鮮やかな紅葉が見込めるものの、北日本や北陸の一部で高温と少雨が葉の状態に影響>

夏の天候は葉の育ち具合や傷み具合を左右し、色付きの良さに影響を与えます。また、葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。
北日本や北陸では、夏の記録的な高温や少雨の影響で、葉の色や形が昨年よりも良くない傾向が見られていました。葉が色付き始める9月も高温が続いたため、北日本の一部からは平年よりも色付きが良くなかったという報告も届いています。ただ、10月に入ってからは全国的に朝に気温の下がる日が多くなっており、東日本や西日本では葉は鮮やかに色付いているようです。
今後は全国的に天気が周期変化し、太平洋側を中心に晴れる日が多い予想です。葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の気温低下が十分に見込めるため、これから見頃を迎える多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できます。

※ 見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※ 見頃開始日の平年:2004〜2022年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※ 天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均
※ 見頃の早さ:
   平年より遅い  :平年より8日以上遅い
   平年よりやや遅い:平年より4〜7日遅い
   平年並     :平年との差が3日以内
   平年よりやや早い:平年より4〜7日早い
   平年より早い  :平年より8日以上早い

 

各エリアの紅葉見頃予想

<今週末おすすめの紅葉名所>
北海道庁旧本庁舎前庭、円山公園
紅葉シーズンは終盤 見頃は11月上旬まで
北海道では9月から10月初めにかけての高温で葉の色付きが遅れました。このため豊平峡ダムや定山渓温泉など多くの名所で平年よりも一週間ほど遅い見頃となりました。現在は道東や道北から落葉エリアが広がり、紅葉シーズンは終盤です。
今後も平均気温の高い傾向が続くため、これから見頃となる名所でも平年並か平年よりやや遅い見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、夏の高温の影響で葉の赤色が平年よりも薄いといった報告があります。また、10月上旬に発達しながら通過した低気圧の影響で葉が落ちてしまった所もありました。全体の見栄えを損なうほどではないものの、一部では見栄えに影響する可能性があります。
<今週末おすすめの紅葉名所>
厳美渓(岩手)、小安峡(秋田)
高温で色付きに遅れ 見頃は平年並から平年より遅い予想
東北では平年並から平年より遅い見頃を迎えた名所が多くなっています。これから見頃となる名所でも平年並から平年より遅い見頃を迎える予想です。
9月の高温の影響で葉の色付きが遅れ、山形蔵王・中腹付近(山形)や月山(山形)など、10月上旬に見頃となる名所では平年よりやや遅い見頃を迎えました。10月に入ってからは度々寒気が流れ込み色付きが加速したことで遅れを取り戻して、鳴子峡(宮城)や十和田湖畔・休屋付近(青森)など、平年並の10月下旬に見頃となっています。
今後も平均気温は平年より高い傾向が続きます。特に今週末にかけては季節外れの暖かい空気が流れ込み、色付きが足踏みしそうです。これから見頃となる名所では平年並から平年より遅い見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。ただ、夏の高温と少雨の影響で葉の状態が良くない傾向があり、一部の紅葉の見栄えに影響する可能性があります。
<今週末おすすめの紅葉名所>
榛名山(群馬)、雲場池(長野)
見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並
関東甲信では平年並から平年より遅い見頃を迎えた名所が多くなっています。これから見頃となる名所は、平年並の見頃を迎える所が多い予想です。
9月の高温の影響で葉の色付きが遅れ、10月上旬〜中旬に見頃となる標高の高いエリアの名所では平年より5〜10日ほど遅い見頃を迎えました。10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で色付きが加速したため遅れを取り戻して、平年並の10月下旬に見頃を迎えた所もあります。
今週末にかけては季節外れの暖かい空気が流れ込み、山沿いでは色付きが足踏みしそうです。ただ、三連休明けからは寒気が流れ込みやすくなり、色付きが一気に進む可能性があります。また、今後の天気は周期変化ながら晴れる日が多い予想です。晴れた日の朝は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、これから見頃となる多くの名所で平年並の見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。
<今週末おすすめの紅葉名所>
清津峡(新潟)、九頭竜湖(福井)
高温で色付きに遅れ 見頃は平年並か平年よりやや遅い予想
北陸では平年並の見頃を迎えた名所が多くなっています。これから見頃となる名所では平年並か平年よりやや遅い見頃を迎える予想です。
9月は記録的な高温となりましたが、下旬に一時的に流れ込んだ寒気の影響で標高の高いエリアから葉の色付きが進み、室堂平(富山)では平年より早い見頃を迎えました。10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で色付きが進み、苗場ドラゴンドラ(新潟)や黒部峡谷トロッコ電車沿線(富山)など、平年並の10月下旬に見頃となっています。標高が高いエリアでは既に紅葉シーズンが終了し、平野部へと見頃が移ってきています。
今後も平均気温は平年より高い傾向が続きます。特に今週末にかけては季節外れの暖かい空気が流れ込み、色付きが足踏みしそうです。これから見頃となる名所では平年並か平年よりやや遅い見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。
<今週末おすすめの紅葉名所>
飛騨山王宮 日枝神社(岐阜)、つぐ高原グリーンパーク(愛知)
見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並
東海の紅葉は平年並の見頃となる名所が多い予想です。
9月は記録的な高温となりましたが、10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で標高の高いエリアから色付きが進み、見頃を迎え始めています。御在所岳・山上公園(三重)や白川郷・合掌造り集落周辺(岐阜)では平年並の見頃を迎えました。
今後の天気は周期変化ながらも、晴れる日が多い予想です。平均気温は平年より高い傾向ですが、晴れた日の朝は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並の見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。
<今週末おすすめの紅葉名所>
高野山(和歌山)、みたらい渓谷(奈良)
見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並
近畿の紅葉は平年並の見頃をとなる名所が多い予想です。
9月は記録的な高温となりましたが、10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で標高の高いエリアから色付きが進み、見頃を迎え始めています。大台ヶ原(奈良)では平年並の見頃を迎えました。
今後の天気は周期変化ながらも、晴れる日が多い予想です。平均気温は平年より高い傾向ですが、晴れた日の朝は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並の見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。
<今週末おすすめの紅葉名所>
蒜山大山スカイライン(岡山)、石鎚山・成就社~ロープウェイ山頂駅付近(愛媛)、べふ峡(高知)
見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並
中国・四国の紅葉は平年並の見頃となる名所が多い予想です。
9月は記録的な高温となりましたが、10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で標高の高いエリアから色付きが進み、見頃を迎え始めています。剣山(徳島)や大山(鳥取)では平年並の見頃を、べふ峡(高知)では平年より一週間早く見頃を迎えました。
今後の天気は周期変化ながらも、山陽や四国を中心に晴れる日が多い予想です。平均気温は平年より高い傾向ですが、晴れた日の朝は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並の見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。
<今週末おすすめの紅葉名所>
下城の大イチョウ(熊本)、霧島(鹿児島)
見頃エリアが拡大中 朝晩の気温低下で色付き、見頃は平年並
九州の紅葉は平年並の見頃となる名所が多い予想です。
9月は記録的な高温となりましたが、10月に入ってからは度々寒気が流れ込んだことや、晴れた日の放射冷却による気温低下で標高の高いエリアから色付きが進み、見頃を迎え始めています。下城の大イチョウ(熊本)では平年並の見頃を、雲仙・仁田峠(長崎)や霧島・新湯温泉付近(鹿児島)では平年より5日早く見頃を迎えました。
今後の天気は周期変化ながらも、晴れる日が多い予想です。平均気温は平年より高い傾向ですが、晴れた日の朝は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並の見頃を迎える予想です。
葉の色付きに関しては、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めることから、多くの名所で鮮やかな紅葉が期待できそうです。

 

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら