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海運業界向け、世界中の港湾における滞船の可能性を事前に把握

港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供を開始

〜7万隻の位置情報と気象データを組み合わせた予測モデルを独自開発〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、船の位置情報と気象データを組み合わせ、港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供を開始しました。

海運業界では、気象条件や季節、曜日によって船が港湾に到着しても長期間待機しなければならない恐れがあり、その後の運航計画への影響や想定以上の燃料消費などが課題となっています。そこで、当社は「Berth Waiting Forecast」を提供し、目的地に到着したあとの滞船のリスクまでを想定した運航支援を行います。本サービスは、港湾ごとのリアルタイムな滞船隻数や滞船日数はもちろん、1週間先までの滞船隻数予測を表示します。予測には、7万隻を超える船の位置情報、気象条件、季節、曜日を組み合わせた独自のAI解析モデルを利用しています。目的地の港湾の混雑をあらかじめ想定した運航計画を策定することで、想定外の燃料消費およびCO2排出量削減への効果が期待される他、船体への海洋生物の付着防止、用船契約や人員の手配の最適化など、長引く滞船のリスク軽減が見込まれます。

ウェザーニューズは引き続き、船舶のビジネスデータを気象データと組み合わせることで新たな解析技術やサービスの開発に取り組んでまいります。

 

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港に滞留する船をリアルタイムに解析し、1週間先までの滞船の可能性を予測する「Berth Waiting Forecast」

約7万隻の位置データと気象・季節・曜日を解析、独自の予測モデルを開発

当社は、船に関するビジネスデータを活用した積極的な新技術の開発に取り組んでいます。この度サービス提供を開始した「Berth Waiting Forecast」では、船舶自動識別装置(AIS)と各港湾のデータを組み合わせることで、滞船状況をリアルタムに表示しています。また、滞船隻数の予測では約7万隻のAISのデータから各港湾に滞留した船を分析し、気象条件や季節や曜日と組み合わせて解析した独自の予測モデルを利用しています。
海運業界では、強風・高波・台風などの気象現象や、季節、曜日によって、船が目的地に到着しても港湾で長期間待機しなければならない場合があります。また、船の待機期間が長引くことで、その後の運航計画の変更や想定していない燃料消費が生じるなど、ビジネスに広く影響することから業界全体の課題となっています。そこで、当社は海運会社、船主、船舶管理会社、海上輸送に関わる荷主企業向けに、世界中の港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供を開始しました。

 

海運業界向け、港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供を開始

ウェザーニューズは「Berth Waiting Forecast」で、港湾ごとのリアルタイムな滞船隻数や待機日数について表示しています。また、1日ごと1週間先までの滞船隻数を予測し、数字とグラフで確認することも可能です。現在は、主要港湾に加えてブラジルやパナマ運河周辺の港湾など、過去に干ばつや大雨・洪水によって封鎖や大規模な滞留が発生した港湾で予測の提供を開始しており、利用者のニーズに合わせて予測エリアをさらに拡大していく予定です。
「Berth Waiting Forecast」で目的地到着後の長期間の滞留リスクを把握することで、船の速力の調整や目的地・ルートの変更など運航計画を見直す参考情報としてご利用いただけます。また最適な運航計画の実現により、想定以上の燃料消費およびCO2排出量の削減への効果が見込まれる他、船体の海洋生物の付着防止、用船契約や人員の手配の最適化などが見込まれます。

今後、AISのデータを解析することで目的地への到着予定日を算出し、予測へ反映させるなどのバージョンアップも予定しています。当社は引き続き、舶に関するビジネスデータと気象情報を組み合わせた独自技術および新サービスの開発に取り組み、海上輸送の安全確保や環境運航の支援、海上輸送に関わる様々な企業のビジネスの最適化に貢献してまいります。

 

 

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