ニュース
工場の落雷対策や建設現場・イベント会場の安全対策を強化
「ウェザーニュース for business」の落雷リスクモニタリングをアップデート
2時間30分先までの発雷予測を独自に開発し、雷雲接近や警戒解除を即時通知
イベント気象 > 工場気象 > 建設気象 >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋知博)は法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」の落雷リスクモニタリングをアップデートし、新たに「発雷予測」や「落雷警戒時間」の提供を開始しました。
当社は2024年8月から主に工場の落雷対策として「ウェザーニュース for business」の落雷リスクモニタリングでは「落雷の発生状況」を提供してきましたが、ゲリラ雷雨が多発する夏に向けてより多くの業界で早く確実に備えていただけるよう、今回新たに独自の「発雷予測」を開発しました。一般的に1時間先までの発雷予測提供が多い中、今回独自開発した「発雷予測」は、10分ごとの詳細な予測を2時間30分先まで提供し、発雷の危険度を高・中の2段階でマップ上に表示します。また、「発雷予測」をもとに拠点周辺の「落雷警戒時間」を約30分や1時間など3段階で算出します。これにより担当者は拠点周辺の発雷リスクやあと何時間影響が続くのかを把握できます。さらに、拠点と雷雲の距離に応じて、雷雲の接近を最大3段階のプッシュ通知でお知らせします。落雷リスクの継続や低下もあわせて通知するため、担当者は雷までの距離をしっかりと段階的に把握しながら、早めの落雷対策や警戒体制の解除などの判断が可能になります。
シビアな停電対策が求められる工場の安定操業のほか、建設現場などの屋外作業、音楽フェスや花火大会などのイベントなど様々な現場の安全対策の強化にお役立てください。
「ウェザーニュース for business」のサービスサイトはこちらから | お問い合わせはこちらから | |
https://wxtech.weathernews.com/products/wfb/ | https://wxtech.weathernews.com/contact/inquiry/ |
「ウェザーニュース for business」の落雷リスクモニタリングを強化
2024年8月に提供を開始した法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」の落雷リスクモニタリングは、これまで工場を中心に、屋外のイベントや工事現場などでもお使いいただいてきました(※1)。これから夏に向けてゲリラ雷雨が発生するシーズンに向けて、より早く確実に備えていただけるよう、落雷リスクモニタリングの機能を強化しました。
2時間30分先までの発雷予測を独自開発
これまで落雷リスクモニタリングでは「落雷の発生状況」を提供してきましたが、今回独自の「発雷予測」を開発しました。この発雷予測は雷雲の動きを10分ごとに2時間30分先まで予測し、マップで表示します。危険度によって2段階でランク分けし、赤色の「発雷の危険度 高」はすでに雷をもたらしている雲の動きを表しています。黄色の「発雷の可能性 中」は直近で発雷はないものの雷をもたらすほど発達した雲の動きを表します。10分ごとの予測で雷雲が拠点のどちら側から流れてくるのかなどをマップで確認し、事前の備えにお役立てください。

拠点周辺の落雷状況や発雷予測の確認が可能
発雷予測を踏まえた落雷警戒時間を算出
「落雷警戒時間」は、各拠点の落雷監視区域で雷が発生した場合に、独自に開発した発雷予測をもとに「約30分警戒」、「約1時間警戒」、「1時間以上警戒」の3段階で警戒時間を算出します。落雷の影響がどのくらい続くのかを把握し、警戒体制を解除する目安としてご活用いただけます。

発雷予測を踏まえた落雷警戒時間を表示
雷雲の接近を3段階のプッシュ通知で迅速把握
拠点から雷雲までの距離に応じて、最大3段階のアラート通知の設定が可能になりました。例えば、拠点から雨雲まで10km、5km、3kmのように落雷監視区域を事前に設定しておくことで、担当者は段階的に通知を受け取り、雷までの距離を把握しながら早めに落雷対策を始めることができます。
また、雷雲の接近時に加えて、拠点の落雷監視区域における落雷発生時、落雷リスクの低下時、そして落雷発生後もしばらく落雷リスクが下がらないときには落雷リスク継続を通知します。落雷の発生や警戒体制を解除するタイミングを瞬時に把握し、判断の迅速化にお役立てください。

▼お問い合わせはこちらから
https://wxtech.weathernews.com/contact/inquiry/
お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」
当社は、2022年9月より予報精度No.1(※2)のお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」を提供しています。累計4,500万ダウンロードの「ウェザーニュース」をそのままビジネスにご利用いただけるように、アプリ上に企業の専用ページやプッシュ通知を追加し、企業のニーズにあわせてカスタマイズした気象情報を提供しています。
「ウェザーニュース for business」は、拠点の防災やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事現場での作業判断や作業員の働き方改革、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、様々な市場のニーズに対応します。スタッフ間の情報の一元化や、プッシュ通知の活用によって、見逃しの減少や対応スピードの迅速化が期待できます。
拠点ごとの天気予報や雨雲レーダー、落雷、停電リスク、台風の進路予測、河川水位、冠水・浸水予報、避難情報、店舗の閉店・再開判断など、様々な気象情報を提供しています。一般の有料会員向けのメニューもご利用いただけるので、雨雲レーダーや台風進路予測のほか、雨雲アラームなどのプッシュ通知機能もあわせてご活用ください。
また、管理者向けのパソコン版専用ウェブサイトも用意しており、数か所〜数千か所の拠点とあらゆる気象情報をマップ上で重ね合わせることができます。全拠点の気象リスクを閲覧できるので、災害対策本部や危機管理の担当者などが拠点のリスクを網羅的に把握したい場合に適しています。
※1 2024年8月発表:「ウェザーニュース for business」工場版を提供開始
/news/48569/
※2 「ウェザーニュース」が2年連続で天気予報サービスにおける予報精度No.1を獲得
/news/46924/