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予報精度No.1の気象専門情報で、農作物への気象被害軽減や農作業の安全確保をサポート

「ウェザーニュースPro」に霜予測とひょう予測を追加、農業向け機能を強化

台風、大雨、落雷、熱中症など農業に役立つ様々な予報を、1アカウント月額680円から提供

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋知博)は、2年連続予報精度No.1(※1)の気象情報サービス「ウェザーニュース」の専門情報拡充プラン「ウェザーニュースPro」で農業向け機能を強化しました。農作物への気象被害軽減や農作業の安全確保に役立つ霜予測とひょう予測、プッシュ通知の機能を追加しています。
春から夏にかけては果樹や野菜の生育が進みますが、霜やひょうによる農作物への被害が発生しやすい季節でもあります。当社は昨年、霜やひょうによる被害を最小限に抑えるため、1kmメッシュの高解像度な霜予測とひょう予測を開発しました(※2)。霜予測とひょう予測は、これまで農業向け「ウェザーニュース for business」で提供していましたが、より多くの農家の皆さんにお役立ていただけるよう、安価で1アカウントからでも導入しやすい「ウェザーニュースPro」でご利用いただけるようになりました。「ウェザーニュースPro」では、霜とひょうのほかにも、雨や風、気温、落雷、熱中症危険度、積雪などの気象情報をアプリとPCサイトの両方で確認できます。気象リスクが高い場合にはプッシュ通知を受け取ることができるため対応の遅れや見逃しを防ぎます。例えば、ひょう発生時の果樹の被害回避、落雷や熱中症のリスクが高い場合の農作業の安全確保、大雨時の冠水対策、台風時の早採りや資材収納などにご活用いただけます。
なお、農業向けの「ウェザーニュース for business」では、プッシュ通知のカスタマイズやIoT観測センサーとの連携、クラウドカメラの利用など、より高度な気象サービスが利用できます。当社は農業特有の気象情報をニーズに合わせて拡充させていくことで、気象データ活用による農業DXの実現を支援していきます。

ウェザーニュースProのご利用はこちらからウェザーニュース for businessお問い合わせはこちら
https://weathernews.jp/pro/https://wxtech.weathernews.com/contact/inquiry/

 

「ウェザーニュースPro」に霜予測とひょう予測を追加、農業向け機能を強化

春から夏にかけては気温が上昇して果樹や野菜の生育が進みますが、寒の戻りによる霜害に注意が必要です。降霜により農作物が凍りつくと、農作物の新芽や花を枯らし、生育に悪影響を及ぼします。また、この時期は大気の状態が不安定になりやすく、ひょうにも注意が必要です。ひょうは野菜や果樹の葉や花、果実を傷つけ、収穫量や品質に影響を及ぼします。近年、大規模な霜害やひょう害が各地で相次いでおり、対策が求められています。当社は農家の皆さんの霜対策、ひょう対策に役立ててもらうため、「ウェザーニュースPro」に新たに霜予測とひょう予測を追加し、提供を開始しました。

1kmメッシュの高解像度な霜・ひょう予測を独自に開発、過去のユーザーからの報告を分析

当社では昨年、農業での霜対策、ひょう対策のニーズに応えるため、独自の霜とひょう予測を開発しました。霜とひょう、それぞれの1時間ごとの発生リスクを「注意」と「警戒」の2段階で36時間先まで予測します。霜予測は、過去にウェザーニュースアプリに寄せられた霜の報告を当時の気象データと分析し、予測ロジックを作成しています。気温や風速、相対湿度、大気の透過率などの気象条件から霜の量や予想されるエリアを計算し、発生リスクを判定します。またひょう予測でも、1万通以上の過去のひょう報告を活用しています。大気の不安程度や降水強度などの気象条件をもとに、ひょうのサイズや予想されるエリアを計算して、発生リスクとして提供します。1kmメッシュの高解像度で予測するため、自分の畑やハウスなどピンポイントで発生リスクを確認して、対策に役立てることができます。
スマホへのプッシュ通知も設定可能で、翌朝までに霜が降りるリスクがある場合は「霜アラーム」、ひょうに警戒が必要な場合は即時に「ひょうアラーム」で知らせ、迅速な対応へお役立ていただけます。

36時間先までの
霜リスクとひょうリスク
霜やひょうの
プッシュ通知画面
36時間先までの
ひょうリスク(PC画面)

 

農場のピンポイントな気象情報をアプリで把握、農作物への気象被害軽減や農作業の安全確保へ

「ウェザーニュースPro」では霜・ひょう予測の他にも様々な気象情報がピンポイントで確認できます。雨や風、気温などの基本的な気象情報はもちろん、大雨や台風、大雪などの独自の防災情報や、落雷リスク、熱中症危険度なども確認できます。気象リスクが高い場合にはプッシュ通知を受け取ることができるため、対応の遅れや見逃しを防ぎます。例えば、落雷アラームを受けて屋内に退避する、熱中症の危険度が高い時間を避けて農作業を行う、台風などの強風時には台風進路予測をもとに資材の移動や早採りを行う、大雨時には雨雲レーダーや積算降水量を確認し浸水対策として土のうを積む、積雪時には積雪深を確認してハウス倒壊を防ぐために雪かきをするなど、1年を通じて農作業をサポートします。

30時間先までの
雨雲レーダーなども利用可能
落雷通知
台風の進路予測

 

1アカウントからでも手軽に導入可能

当社では、より専門性の高い気象情報をユーザーの皆さんの生活やビジネスに役立ててもらうことを目的に、2024年7月より「ウェザーニュースPro」の提供を開始しました(※3)。今回、より多くの農家の皆さんに農業に役立つ専門的な気象情報をお役立ていただけるよう、月額680円で1アカウントからでも導入がしやすい「ウェザーニュースPro」に農業向け機能を追加しました。詳細な気象情報で農作物への気象被害軽減や農作業の安全確保にお役立てください。

▼「ウェザーニュースPro」のご利用はこちらから
https://weathernews.jp/pro/

 

参考:データを活かした営農支援サービス「ウェザーニュース for business」

農作業の生産性を高めるカスタマイズ可能なプッシュ通知サービス

プッシュ通知のカスタマイズや気象観測センサーとの連携など、より高度な気象サービスを利用したい場合は、「ウェザーニュース for business」農業版がおすすめです。「ウェザーニュース for business」では、標準的に搭載されているプッシュ通知に加えて、風や雨などの気象要素についてプッシュ通知のカスタマイズが可能です。プッシュ通知を送るしきい値を作業の流れや判断のタイミングに合わせて決めることができるため、農作業の生産性を高めます。例えば、風速15m/sや積算雨量250mmを超えると予想された場合に通知するなど、自由に設定することができます。

データに基づくスマート運営を支援する気象IoTセンサー「ソラテナPro」

農地の実況監視には、大雨・強風をリアルタイムに観測する法人向けの気象IoTセンサー「ソラテナPro」がおすすめです。「ソラテナPro」は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7要素を1分毎に観測する気象観測機です。「ソラテナPro」を設置している農業向け「ウェザーニュース for business」の法人ユーザーは、アプリ画面から農業専用の『天気予報』と『観測データ』の両方を確認できます。アラート通知も両方で設定できるので、例えば予報をもとに事前に準備し、実際に設定値に達したときに最終判断するなどの使い分けも可能です。農業従事者の導入実績もあり、ビニールハウスの大雨・強風対策や畑の台風対策、農薬散布の判断、農作物の生育管理などに利用されています。また、霜リスクが高い予報の日は、観測データを監視することで、霜への備えをより確実にしていただくこともできます。

IoT気象センサー「ソラテナPro」
「ソラテナPro」
リアルタイムの観測データ

 

畑・ハウスのピンポイントな天気予報や観測データの農業利用に、ご関心のある企業や農家の方は以下URLよりお問い合わせください(「ソラテナPro」は法人向けのサービスです)。

▼お問い合わせはこちらから
https://wxtech.weathernews.com/contact/inquiry/

 

(参考)
・農業気象のサービス紹介:https://wxtech.weathernews.com/industries/agriculture/
・「ウェザーニュース for business」のサービスサイト:https://wxtech.weathernews.com/products/wfb/
・「ソラテナPro」のサービスサイト:https://wxtech.weathernews.com/products/soratena/

 

※1 「ウェザーニュース」が2年連続で天気予報サービスにおける予報精度No.1を獲得(2024年5月21日発表)
/news/46924/
※2 「ウェザーニュース for business」農業版を提供開始(2024年4月10日発表)
/news/46687/
※3 プロフェッショナル向け気象情報サービス『ウェザーニュースPro』提供開始(2024年7月31日発表)
/news/48203/

 

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