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全国から集まるユーザー投稿でより正確で価値のある気象情報を目指す唯一無二のコミュニティ
「ウェザーリポート」の投稿数が累計1億通を突破
〜迅速かつ正確な天気実況把握で予報精度No.1を実現、災害時の被害状況も可視化〜
モバイル/インターネット >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、ウェザーニュースアプリで空や天気の写真や動画を投稿し共有する取り組み「ウェザーリポート」の投稿数が、累計1億通を突破したことをお知らせいたします。本取り組みは2005年11月からスタートし、まもなく20周年を迎えます。ユーザーの皆さんからのリアルタイムな投稿は、当社の3年連続予報精度No.1(※1)の獲得に大きく貢献し、災害時には現地の被害状況の迅速な把握を可能にしてきました。また、ウェザーリポートと気象データと合わせて解析することで、困難とされてきた気象現象の予測や、独自の新しい予測開発を実現してきました。さらに現地から寄せられる貴重な情報は、企業や自治体における意思決定や防災対策の強化にも活用され始めています。
当社ではウェザーリポートを通じて空や天気に興味や関心を持っていただき、普段から空を見上げる文化を育むことで、防災・減災の意識向上へとつなげていきたいと考えています。激甚化する気象災害から人々の命と暮らしを守るため、そして日々の生活に役立つ情報を提供するため、引き続きユーザーの皆さんとの共創を深め、より安全で安心な社会の実現に貢献してまいります。
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「ウェザーリポート」の投稿数が累計1億通を突破
「ウェザーリポート」は、空や季節の写真を投稿して共有する取り組みとして、2005年11月からスタートしました。それまでの気象庁や気象会社などが一方通行で提供する天気予報から、「JOIN&SHARE(参加し情報を共有しあう)」をコンセプトとした双方向型の「みんなで作る天気予報」を実現してきました。
まだスマートフォンはなく、SNSも限定的だった2005年の開始当時から多くのユーザーがウェザーリポーターとなり、日々空の様子を報告してくれました。そしてこの度、2025年7月31日にウェザーリポートの累計投稿数が1億通を突破しました。全国のユーザーから寄せられる膨大なデータは、天気予報の精度向上や情報の充実化に計り知れない貢献をしてきました。
<3年連続予報精度No.1を実現、天気予報の精度向上への貢献>
ウェザーニューズの天気予報の最大の特長は、ウェザーリポートとして全国の皆さんから届く空や季節の情報を予報センターが24時間監視し、予報を作るプロセスにリアルタイムのウェザーリポートを反映している点です。天気予報の精度は、予報を計算する上でのデータの多さと細かさが決め手となります。ウェザーリポートは、気象観測機では捉えることができない空の変化や局地的な気象情報を把握できるため、より正確な天気の実況解析や予報精度の向上に大きく貢献しています。ウェザーリポートの活用など予報精度向上の取り組みの結果、ウェザーニュースは第三者機関による天気予報サービスの予報精度調査において、2022年、2023年、そして2024年の3年連続で予報精度No.1の評価をいただいています。
<災害時には被害状況の迅速な把握が可能に>
ウェザーリポートは、災害発生時においても現地の被害状況把握に大きな役割を果たしています。2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、被災地からのウェザーリポートが、広範囲にわたる被害状況をリアルタイムに伝える重要な情報源となりました(※2)。当社では、ユーザーから寄せられた家屋損壊、道路被害、土砂災害、液状化、ライフライン(水道・電気・ガス)の状況など、多岐にわたる被害報告(写真とコメント)をマップ上に可視化し、「被害リポートマップ」として特設サイトで公開しました。この被害リポートマップの情報は、現地で救援活動や復旧作業を行う自治体や企業、法人などに広く活用していただきました。

<現地のリアルタイムの情報や集合知を活かした独自の予測を開発>
また、これらの貴重なデータは、AI技術との融合により、現象の発生をいち早く検知し、周辺の地域への迅速な注意喚起に役立てられています。例えば、これまで予測が困難とされてきたゲリラ雷雨も、ウェザーリポートで積乱雲の発生や発達をいち早く捉えることによって予測が可能になりました。ウェザーニュースアプリでは、ゲリラ雷雨の発生30分前までに「ゲリラ雷雨アラーム」でリスクを通知しています。また、竜巻の目撃情報と連動させた「竜巻アラーム」も配信しています。さらに、道路の冠水、降雹の報告なども、ユーザーの皆さんへの迅速な情報提供につながっています。

さらに、全国から寄せられるウェザーリポートの集合知を気象データと詳細に分析することで、独自の新しい予測も開発してきました。例えば、台風の接近・上陸時には暴風により停電の被害が発生することがあります。当社ではユーザーの皆さんから寄せられた停電に関するウェザーリポートを気象データと分析し、停電のリスクが高まる気象条件を調査することで、独自の「停電リスク予測」を開発しました(※3)。台風が接近する3日前から、1時間ごとに5km四方で停電のリスクを予測し、備えを呼びかけることが可能になりました。局地的に発生するため「どこで起きたか」の把握が難しい「ひょう」についても、過去に寄せられたウェザーリポートのデータを詳細に分析することで、ひょうの発生条件を明らかにし、独自の予測ロジックを開発しました。ひょうリスク予測では、リアルタイムで届くひょうのウェザーリポートも取り込むことで予測精度を高めており、リスクが高まった際には「ひょうアラーム」として通知しています(※4)。
<ビジネスや防災における多様な活用事例>
ウェザーリポートを通じて得られる貴重なデータは、天気予報の精度向上だけでなく、企業や自治体における意思決定支援や防災対策の強化にも活用されています。例えば、クーラーの保有率や使用状況に関する調査(※5)は、熱中症予防のための適切な冷房使用の注意喚起に活用され、晩秋〜初冬に行う冬用タイヤへの交換状況に関する調査(※6)は、道路凍結による事故防止のための企業から顧客への適切な状況提供や広報活動などにも貢献しています。さらに、自治体と協定を結び、災害発生時の被害状況の把握にウェザーリポートを活用していただいています。県内の被害状況を迅速に把握することで、より効率的な初動対応や復旧作業へと役立てていただいています。
<空を見る文化を育み、防災・減災への意識につなげる>
ウェザーリポートには、夕焼けや虹といった美しい空の様子や桜や紅葉など季節の移ろい、数年に一度の天体ショー、思わず訪れてみたくなる美しい風景など、様々な投稿が寄せられます。当社は、ウェザーリポートを通じて空や天気に興味や関心を持ってもらい、普段から空を見上げる文化を育むことが、防災・減災の意識向上へつながっていくと信じています。ハロやなみなみ雲、虹や雨上がりの青空など、身近な空を見上げ、気象現象への理解を深めていただくきっかけとしていただきたいと考えています。

ウェザーニュースは、この度の累計投稿1億通突破を機に、改めてユーザーの皆さんへの深い感謝を申し上げるとともに、今後もウェザーリポートを基盤とした予測技術の更なる進化を目指してまいります。激甚化する気象災害から人々の命と暮らしを守るため、そして日々の生活に役立つ天気情報を提供するため、引き続きユーザーの皆さんとの共創を深め、より安全で安心な社会の実現に貢献してまいります。
予報精度No.1、気象・防災のプロフェッショナルが運営するお天気アプリ「ウェザーニュース」
「ウェザーニュース」は株式会社ウェザーニューズが運営するお天気アプリです。2025年7月現在のダウンロード数は累計4,800万を突破し、多くの方にご利用いただいています。全国13,000か所の観測網と、アプリのユーザーから寄せられる天気報告を活用した高精度の気象情報をご覧いただけます。予報精度に徹底的にこだわり、第三者機関による天気予報サービスの予報精度調査において、2022〜2024年の3年連続で予報精度 No.1を獲得しました。気象・防災のプロフェッショナルが24時間365日リアルタイムで情報を更新し、台風・大雨・ゲリラ雷雨・大雪・地震などの最新情報をいち早くお伝えし、いざという時に役立ちます。また、1kmメッシュのピンポイント天気予報や週間予報、5分ごとの天気予報、医師と共同開発した天気痛予報、洗濯物の乾く時間がわかるお洗濯情報など、生活に役立つコンテンツも充実しています。今後もユーザーの皆さんの安全で豊かな生活をサポートできるアプリを目指し、予報精度向上、新コンテンツの開発、UI・UXの改善に努めてまいります。
<スマホアプリ「ウェザーニュース」概要>
名称 | ウェザーニュース |
利用料金 | 無料(App内課金あり) |
対応OS | iOS/Android |
ストアURL | 【App Store】https://apps.apple.com/jp/app/ウェザーニュース/id302955766 |
※1 2025年6月5日発表 「ウェザーニュース」が3年連続で予報精度No.1を獲得 /news/52507/
※2 2025年1月12日発表 地震発生以降の被災地からの生の声をマップ上に可視化 /news/45572/
※3 2021年2月3日発表 5kmメッシュの高解像度「停電リスク予測API」を提供開始 /news/34258/
※4 2024年11月6日発表 現在地の降雹の危険をいち早く通知する新機能「ひょうアラーム」を提供開始 /news/49695/
※5 猛暑続く北海道 クーラー保有率は4年間で17ポイント上昇 https://weathernews.jp/news/202507/230226/
※6 東北や北陸は7割以上が冬タイヤ交換済 西日本や東日本もそろそろ準備を https://weathernews.jp/news/202412/050075/