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今年の紅葉の見頃はいつ?ウェザーニューズ「第二回紅葉見頃予想」を発表

【第二回紅葉見頃予想】全国的に平年より高温傾向の秋 紅葉の見頃は平年並〜やや遅い予想

〜今夏の記録的な暑さや少雨などの影響で一部の葉の見栄えに影響も〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、秋の紅葉シーズンをお楽しみいただけるよう、「第二回紅葉見頃予想」を発表しました。9月中旬から寒気が流れ込み、朝晩を中心に冷え込んだ影響で、北海道では標高が低い山でも色付きが始まりました。八幡平・蒸ノ湯温泉(秋田県)や白駒の池(長野県)など、本州の標高の高い山でも見頃を迎えています。
今後の天気は周期的に変化し、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めますが、平均気温は平年より高い傾向が予想されるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。今年の夏は記録的な暑さや少雨などの影響で葉焼けしている木々があり、全体の鮮やかさを損なうほどではないものの、一部の色付きに影響が出る可能性があります。
気象情報サービス「ウェザーニュース」アプリでは、全国約1,100か所の紅葉名所の見頃予想日やスポット情報を公開しています。この時期は日中と朝晩の気温差が大きくなるので、紅葉狩りに行く際は、ウェザーニュースアプリを参考に、服装選びにご注意ください。「第三回紅葉見頃予想」は10月下旬の発表を予定しています。

全国の紅葉見頃予想2025

✔ポイント
1.      全国的には「平年並〜やや遅い」見頃予想
2.      夏の記録的猛暑や少雨が一部の葉に影響も
3.      今週末の紅葉狩りはニセコ五色温泉郷(北海道)や八幡平・蒸ノ湯温泉(秋田県)などがオススメ 

全国約1,100か所の紅葉名所の見頃予想はこちら「第二回紅葉見頃予想」の一般向けサイト
ウェブサイト「紅葉情報」
https://weathernews.jp/koyo/
「第二回紅葉見頃予想」
https://weathernews.jp/news/202510/080246/

2025年「第二回紅葉見頃予想」全国見解
<見頃時期:北日本や中部の標高が高い山では平年並の見頃に、全国的には平年並〜やや遅い見頃予想>

葉が色付く時期は秋の気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。今年は9月中旬から朝晩を中心に秋の空気が流れ込むようになり、北日本や中部の標高が高い山では平年並の見頃を迎えた所が多くなっています。大雪山旭岳・姿見の池付近など北海道の一部では既に今年の紅葉が終了した一方、本州や四国の山で色付き始めた所が増えてきました。
今後は全国的に天気が周期変化し、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めますが、平均気温は平年より高い傾向が予想されるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃となる予想です。北海道の10月の気温は、平年より低くなる予想で、一部の名所では平年よりやや早い見頃となる可能性があります。

<台風や線状降水帯の影響:大雨となったものの大きな影響なし>

9月上旬には台風15号が西日本〜東日本の太平洋側を通過し、一部では線状降水帯が発生するなど大雨となりました。ただ、宮崎県や静岡県など被害が出た地域の紅葉の見頃時期はまだ先のため、葉への大きな影響はなさそうです。台風22号により伊豆諸島で紅葉への影響が心配ですが、その他の名所には影響はない予想です。また、台風23号が西日本や東日本の太平洋側に近づき、影響次第では紅葉や名所へのアクセスに影響が及ぶおそれがあるため、随時最新の情報を確認してください。

<鮮やかさ:夏の記録的な暑さや少雨で一部の葉に影響も>

葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。
今年は夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態があまり良好ではないため、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。ただ、既に今年の紅葉シーズンが終了した大雪山・銀泉台(北海道)では予想よりも鮮やかな紅葉となりました。今後は全国的に天気が周期変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが見込めますが、次の3連休は台風23号が西日本や東日本の太平洋側に近づくおそれもあります。影響次第では紅葉の見栄えに影響が出る可能性があります。

各エリアの紅葉見頃予想

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【北海道】今週末はニセコ五色温泉郷などで見頃に
北海道は9月中旬〜下旬で寒気の流れ込んだ時期があり、色付きが進んでいます。現在はニセコ五色温泉郷などで平年並の見頃を迎え、標高が低い山に見頃エリアが移ってきています。
今後の天気は周期的に変化し、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並の見頃となる予想です。10月の平均気温は平年より低くなる予想のため、例年10月中旬に見頃となる名所ではやや早くなるところもあるとみています。ただ、10月中旬は寒気が一旦北上するため、例年10月下旬に見頃となる名所ではやや遅い見頃となる可能性があります。
葉の色付きに関しては、夏の記録的な暑さや太平洋側を中心とした少雨の影響で、葉の健康状態はあまり良好とは言えませんが、大雪山・銀泉台では予想よりも鮮やかな紅葉となりました。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めます。

<今週末おすすめの紅葉名所>
ニセコ五色温泉郷、大雪山(層雲峡温泉)

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【東北】紅葉シーズン開始!八幡平・蒸ノ湯温泉などで見頃
東北は9月中旬〜下旬で朝晩を中心に秋の空気に入れ替わり、標高が高い山から紅葉シーズンが始まっています。山形蔵王・山頂付近(山形県)や八甲田ロープウェー・山頂付近(青森県)では平年並の見頃を迎えました。
今後の天気は周期的に変化し、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。10月の平均気温は平年並、11月は平年より高い予想で、多くの名所で平年並かやや遅い見頃になる見込みです。
葉の色付きに関しては、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではなく、一部の葉の色付きに影響する可能性はありますが、今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めます。

<今週末おすすめの紅葉名所>
八幡平・蒸ノ湯温泉(秋田県)、岩木山・中腹付近(青森県)

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【関東・甲信】山地から紅葉シーズン開始!白駒の池などで見頃に
関東・甲信は気温の高い日が続いていましたが、9月下旬になり、ようやく朝晩を中心に秋の空気に入れ替わってきました。中央アルプス・千畳敷カール(長野県)は平年並の見頃となり、駒ヶ岳ロープウェイ(長野県)はやや早い見頃を迎えています。上高地・河童橋付近(長野県)や那須岳(栃木県)など標高が高い山でも色付きが進んできました。
今後の天気は周期的に変化します。平均気温は平年より高い傾向にありますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。
葉の色付きに関しては、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではないため、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めますが、次の3連休は台風23号が近づくおそれもあります。影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してください。

<今週末おすすめの紅葉名所>
白駒の池(長野県)、上高地・涸沢(長野県)

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【北陸】今週末の紅葉狩りは大観峰周辺や弥陀ヶ原がオススメ!
北陸は気温の高い日が続いていましたが、9月下旬になり、ようやく朝晩を中心に秋の空気に入れ替わってきました。室堂平(富山県)は平年よりやや遅く、弥陀ヶ原(富山県)では平年並の見頃となりました。苗場ドラゴンドラ・山頂駅(新潟県)は平年並の見頃を迎えそうです。
今後の天気は周期的に変化します。平均気温は平年より高い傾向にありますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。
葉の色付きに関しては、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではなく、一部の葉の色付きに影響する可能性があるものの、今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めます。

<今週末おすすめの紅葉名所>
大観峰周辺(富山県)、弥陀ヶ原(富山県)

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【東海】茶臼山高原で色付きスタート、多くの名所で平年並〜やや遅い見頃に
東海は気温の高い日が続いていましたが、9月下旬になり、ようやく朝晩を中心に秋の空気に入れ替わってきました。茶臼山高原(愛知県)では、山頂付近から色付きが始まっています。
今後の天気は周期的に変化します。平均気温は平年より高い傾向にありますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。
葉の色付きに関しては、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではないため、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めますが、次の3連休は台風23号が近づくおそれもあります。影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してください。

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【近畿】今年の紅葉は平年並〜やや遅い見頃予想
近畿は気温の高い日が続いていましたが、9月下旬になり、ようやく朝晩を中心に秋の空気に入れ替わってきました。
今後の天気は周期的に変化し、晴れた日の朝晩は放射冷却により、紅葉の色付きに必要な気温の低下が見込めます。平均気温は10月ほど平年より高い傾向にあるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃となりそうです。
葉の色付きは、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態があまり良好ではなく、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めますが、台風23号が近づくおそれがあり、影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してください。

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【中国・四国】比婆山や剣山などの山で色付きスタート
中国・四国は気温の高い日が続いていましたが、9月下旬になり、ようやく朝晩を中心に秋の空気に入れ替わってきました。比婆山(広島県)や剣山(徳島県)などの山で色付きが始まってきています。
今後の天気は周期変化します。平均気温は中国地方を中心に平年より高い傾向にありますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。
葉の色付きは、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態があまり良好ではなく、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めますが、台風23号が四国に近づくおそれがあり、影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してください。

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【九州】今年の紅葉は平年並〜やや遅い見頃予想
九州は気温の高い日が続いています。
今後の天気は周期的に変化します。平均気温は南部を中心に平年より高い傾向にありますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込めます。このため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えそうです。
葉の色付きは、夏の記録的な暑さの影響で葉焼けしているなど葉の健康状態があまり良好ではなく、一部の葉の色付きに影響する可能性があります。今後は葉が鮮やかに色付くために必要な日差しと雨が見込めますが、台風23号が南部に近づくおそれがあり、影響次第では紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるため、随時最新の情報を確認してください。

※ 見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
※ 見頃開始日の平年:2004〜2024年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
※ 天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均

全国の名所約1,100か所の見頃予想日やスポット情報は、「ウェザーニュース」のスマホアプリとウェブサイト「紅葉情報」(https://weathernews.jp/koyo/)にて公開しています。

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