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紅葉名所1,100地点見頃開始日をズバリ予想!「ウェザーニュース」アプリで公開中
【第三回紅葉見頃予想2025】今年の紅葉、東北〜九州は高温の影響で「平年並〜平年よりやや遅い」見頃に
〜高尾山(東京都)は11月15日頃、嵐山(京都府)は11月21日頃から見頃の予想〜
モバイル/インターネット >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、秋の紅葉シーズンをお楽しみいただけるよう、「第三回紅葉見頃予想」を発表しました。
現在、北海道の紅葉シーズンは終盤を迎え、東北〜九州で徐々に色付きや見頃エリアが拡大しています。三連休はいろは坂(栃木県)や大佐渡スカイライン(新潟県)、剣山(徳島県)などで見頃の紅葉を楽しめそうです。
東北〜九州は10月中旬までの高温により葉の色付きは足踏みしていました。11月も平均気温は高めとなる予想です。ただ、今後は天気が周期的に変化し、晴れる日の朝晩は色付きに必要な気温低下が見込めるため、まだ見頃を迎えていない多くの名所で平年並〜平年よりやや遅い見頃になるとみています。
気象情報サービス「ウェザーニュース」のアプリやウェブサイトでは、全国の名所約1,100地点の見頃開始日やスポット情報、ピンポイント天気予報を公開しています。この時期は朝晩と昼間の気温差が大きくなるので、紅葉狩りに行かれる際は、ウェザーニュースアプリを参考に服装選びをしてください。

✔ポイント |
| 全国約1,100か所の紅葉名所の見頃予想はこちら | 「第三回紅葉見頃予想」の一般向けサイト | |
| ウェブサイト「紅葉情報」 https://weathernews.jp/koyo/ | 「第三回紅葉見頃予想」 https://weathernews.jp/news/202510/080246/ | |
2025年「第三回紅葉見頃予想」全国見解
<見頃時期:東北〜九州は高温傾向が続くも、朝晩の気温低下で見頃は平年並〜平年よりやや遅い予想>
葉が色付く時期は秋の最低気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期が早くなり、高いと遅くなります。
今年の北海道は9月中旬から秋の空気が流入するようになりましたが、9月下旬〜10月上旬は気温の高い日が多かったため、例年10月中旬までに見頃となる名所では平年並〜平年よりやや遅い見頃を迎えた所が多くなりました。その後は寒気が流れ込み、色付きが進んでいます。例年10月下旬に見頃となる名所では平年より早めの見頃を迎えた所もあり、紅葉シーズンは終盤です。連休中は風が強まり、葉が散ってしまう可能性があるので、紅葉狩りの機会を逃さないようにしてください。
一方、東北~九州は10月中旬にかけて気温の高い日が多くなり、葉の色付きは足踏みしていました。11月の平均気温も高めとなる予想です。ただ、10月下旬になってからは朝晩は冷える日が増えてきています。今後は天気が周期的に変化し、晴れる日の朝晩は色付きに必要な気温低下が見込めるため、まだ見頃を迎えていない名所では平年並〜平年よりやや遅い見頃になるとみています。
<鮮やかさ:夏の天候が一部の葉に影響も、葉が鮮やかに色付く気象条件が揃う>
葉が鮮やかに色付くためには、秋に適度な日差しと雨があり、気温がしっかりと下がることが必要です。今年は夏の記録的な暑さや多照、少雨の影響で葉焼けしているなど葉の健康状態はあまり良好ではありませんが、然別湖(北海道)や上高地・涸沢(長野県)、栂池自然園(長野県)などでは綺麗な紅葉になりました。今後は全国的に天気が周期変化して、葉が鮮やかに色付くために必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みが見込めます。
・見頃の定義:一つの名所の中で、全体の約7割が色付いたときから落葉が始まった日まで
・見頃開始日の平年:2005〜2024年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均
・天候の平年:1991〜2020年の過去30年平均
・見頃の早さ:
平年より遅い :平年より8日以上遅い
平年よりやや遅い :平年より4〜7日遅い
平年並 :平年との差が3日以内
平年よりやや早い :平年より4〜7日早い
平年より早い :平年より8日以上早い
各エリアの紅葉見頃予想
【北海道】紅葉シーズンは終盤 最後の紅葉狩りチャンス! 北海道は9月下旬〜10月上旬は気温の高い日が多くなり、知床五湖などの例年10月中旬に見頃となる名所の一部では平年より遅めの見頃になりました。10月中旬以降は寒気が流れ込みやすくなり、色付きが進んでいます。定山渓温泉や大沼公園など平年並の見頃を迎えた所が多く、小樽公園などの一部では平年より早い見頃となりました。山々では今年の紅葉が終了し、平野部でも紅葉シーズンは終盤です。今週は風が強まったこともあり、落葉が進んでいます。 | |
【東北】葉の色付き進行中、今後見頃の所は平年並〜平年よりやや遅い見込み 東北は10月上旬〜中旬は気温の高かった日が多く、磐梯吾妻スカイライン(福島県)や栗駒山・いわかがみ平(宮城県)など例年10月中旬にかけて見頃になる名所では、平年より遅めの見頃を迎えた所が多くなりました。10月下旬は北部ほど、この時期としては強い寒気が流れ込み、色付きが進んでいます。田沢湖高原(秋田県)や鳴子峡(宮城県)では平年並の見頃となりました。 | |
【関東・甲信】冷え込みで色付き進む、全体的には平年並~平年よりやや遅い傾向 関東南部は10月上旬にかけて、関東北部や甲信は10月中旬にかけて気温の高い日が多くなり、乗鞍高原(長野県)や那須岳(栃木県)など、平年より遅めの見頃を迎えた所が多くなりました。10月下旬は朝晩を中心に冷える日が多くなり、足踏みしていた葉の色付きが進んでいます。例年11月上旬~中旬に見頃を迎える名所は、平年より早めの見頃を迎える所もありそうです。 | |
【北陸】見頃エリアがゆっくり拡大中 見頃は平年並〜平年より遅めの傾向 北陸は10月上旬〜中旬は気温の高かった日が多く、大観峰周辺(富山県)や白山白川郷ホワイトロード・白山展望台(石川県)など平年より遅めの見頃を迎えた所が多くなりました。10月下旬は寒気が流れ込みやすくなり、足踏みしていた葉の色付きが徐々に進んでいます。 | |
【東海】見頃エリアがゆっくり拡大中 見頃は平年並〜平年より遅めの傾向 東海は10月中旬にかけて気温が平年より高くなり、奥飛騨温泉郷(岐阜県)は平年よりやや遅い見頃となりました。また、白川郷・合掌造り集落周辺(岐阜県)などでも色付きが始まっていますが、色付くスピードはゆっくりです。 | |
【近畿】比叡山延暦寺で色付き始め 各地の見頃は平年並〜平年よりやや遅い予想 近畿は10月中旬にかけて気温が平年より高くなり、色付きが遅れています。大台ヶ原(奈良県)は平年よりやや遅い見頃となりました。また、ここ数日の朝晩の冷え込みで、比叡山延暦寺(滋賀県)で色付きが始まりました。 | |
【中国・四国】見頃は平年並が中心、一部でやや遅れる見込み 中国・四国は9月下旬〜10月上旬は朝晩を中心に秋の空気に入れ替わったタイミングがあり、剣山(徳島県)では平年並の見頃となりました。その後10月中旬にかけては気温が高くなり、例年10月下旬に見頃となる大山(鳥取県)は色付くスピードがゆっくりになっています。 | |
【九州】遅れ気味ながら色付きが開始、見頃は平年並〜平年よりやや遅い予想 九州は気温が平年より高い日が続いていて、色付きが遅れています。例年10月下旬に見頃となる雲仙・仁田峠(長崎県) などでは、ここ数日の朝晩の冷え込みでようやく色付きが始まりました。 |
全国の名所約1,100地点の見頃予想日やスポット情報は、「ウェザーニュース」のスマホアプリとウェブサイト「紅葉情報」(https://weathernews.jp/koyo/)にて公開しています。







