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郡山市民の自助・共助活動を支援し、気象災害の軽減を目指す官民共同プロジェクト

ウェザーニューズと郡山市と市民で取り組む“こおりやま減災プロジェクト”スタート

~ インターネットサイトと携帯サイトで、郡山市の災害情報をみんなで共有 ~

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、郡山市(市長:品川萬里)と共同で、個人や地域のコミュニティーでの減災意識を高め、気象災害による被害を少しでも軽減するため、郡山市民の自助・共助活動を支援する“こおりやま減災プロジェクト”を本日より開始しました。“こおりやま減災プロジェクト”は、気象災害によって郡山市内で発生した浸水などの被害の状況を市民から報告いただき、インターネットサイトにリアルタイムに反映することで、市民一人ひとりの被害を軽減する活動や防災活動に役立てていく参加型のプロジェクトです。サイトは、インターネットサイト、携帯サイトともに無料で利用可能で、郡山市が提供するハザードマップや、郡山市民からウェザーニューズに寄せられる被害状況がご覧いただけるため、大雨の際に危険なエリアや災害の発生場所を一目で確認できます。また、冠水や雪が予想される場合や被害が発生した際に、ウェザーニューズがいち早くお知らせする“こおりやま減災メール”もご利用いただけます。郡山市は、夏は集中豪雨や台風、冬は雪に注意が必要な地域ですので、事前にご登録いただき、身を守る一つの方法としてお役立てください。
 “減災プロジェクト”の取り組みは千葉市からはじまり、今回で15例目(6府県9市)となりました。ウェザーニューズでは、市民自らが参加し地域のきめ細かい情報を共有し合えるよう、郡山市や市民と共に“こおりやま減災プロジェクト”に取り組んでいきます。


“こおりやま減災プロジェクト”の利用、閲覧はこちら(無料)

インターネットサイト https://weathernews.jp/gensai_koriyama/

携帯サイト
https://wni.jp/?koriyama


郡山市民と共に取り組む“こおりやま減災プロジェクト

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※“こおりやま減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図

 “減災プロジェクト”の取り組みは千葉市(2011年2月2日)からはじまり、名古屋市、神奈川県、大阪府、習志野市、京都市、香川県、鈴鹿市、埼玉県、福井市、京田辺市、船橋市、京都府、滋賀県と続き、今回で15例目(6府県9市)となりました。
 “こおりやま減災プロジェクト”では、大雨や雪などあらゆる気象災害による被害状況の報告を募集しています。「自宅付近の道路が冠水しています」など、気象が原因で起きた災害であれば、インターネットサイトや携帯サイト、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」から写真やコメントを送ることができます。これらの情報は、貴重な被害データとして蓄積され、発生時の気象条件に基づいて“こおりやま減災プロジェクト”のマップ内で公開されます。より多くの市民が参加するほど、今起きている災害情報を詳細に確認することができるようになります。また、サイトでは避難情報など郡山市からのお知らせや、ハザードマップや避難所情報もご覧いただけます。


氾濫想定エリアが一目でわかる“マップオプション”

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※“こおりやま減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図

 “こおりやま減災プロジェクト”では、被害状況を報告した“減災カード”をカテゴリー別に分類してマップ上に表示するため、どのような被害報告がどこから送られてきたかを一目で確認することができます。
 また、“こおりやま減災プロジェクト”の“マップオプション”では、大雨によって河川の水が溢れる外水氾濫や、市街地に降った雨が雨水処理能力を超えたときに発生する内水氾濫を想定したハザードマップを公開しました。また、郡山市内の避難所の情報もすぐに確認できます。避難を考える際は、ハザードマップや避難所情報を事前にご覧いただき、大雨時に身を守る一つの方法としてお役立てください。


今起きている災害を最速で伝える“減災カード”

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※ スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」
ウェザーリポート送信画面

 郡山市民が自ら参加し、災害の状況をリアルタイムに伝えることができる機能として“減災カード”があります。“減災カード”は、インターネットサイト、携帯電話やスマートフォンから誰でも無料で送信可能です。インターネット利用者はインターネットサイト内の“減災カード送信”から、スマートフォン利用者はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「減災Ch.」から送ることができます。
 インターネットサイトや携帯サイトから投稿された報告は、ウェザーニューズの予報センターによって“河川増水・氾濫”や“積雪被害”、“ライフライン停止”など全19種類のカテゴリーに分類されます(スマートフォンの場合は、送信時にカテゴリーから選択していただきます)。過去の“減災カード”を事前に見ておくことで、大雨や台風の時に“河川増水・氾濫”が発生しやすいアンダーパスなどの危険なエリアを把握することができます。


「ウェザーリポート」の災害情報も掲載

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 ウェザーニューズでは、自宅から見える空の様子や体感などを、コメントや写真・動画と合わせて報告し、全国の人と共有する「ウェザーリポート」という参加型のコミュニティーを2005年より展開しています。郡山市の利用者からもこれまでにたくさんの報告をいただいています。2014年2月15日、白河で観測史上最大の積雪深76cmを記録した際は、積雪被害や交通への影響の報告が寄せられました。過去の災害に関する「ウェザーリポート」は、インターネットサイト“こおりやま減災プロジェクト”の“過去のリポート閲覧”からご覧いただけます。

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自分の地域専用の減災情報が入手できる“こおりやま減災メール”

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※“こおりやま減災メール”イメージ

 “こおりやま減災メール”(無料)は、気象災害が発生する可能性がある場合や被害が発生した場合に、予め登録されたメールアドレス(携帯メール、PCメール両方可)へメールを送信するサービスです。エリア設定は、過去の気象災害の発生状況を加味して分類した2つのエリア(※)から1つを選択することができます。外出先で自宅周辺の様子がわからない時や、家族にすぐに注意喚起を行いたいときなどに“こおりやま減災メール”が役立ちます。

※こおりやま減災メール登録地点
①郡山・安積・喜久田・日和田・富久山・田村・西田・中田
②三穂田・逢瀬・片平・湖南・熱海