2026.04.10
熱中症対策事例まとめ:建設・学校で気象IoTセンサー「ソラテナPro」の導入広がる

4月の初旬には全国各地で夏日(最高気温25度)近い気温となるなど、汗ばむ日がで始めました。
日々の気温の変化が激しくなると体温調節が追いつかず、心配になるのが熱中症です。
熱中症は真夏のイメージが強いものですが、実は体が適応しきれていない5月や梅雨の時期から、すでに救急搬送者は出始めています。
さらに、2025年6月から施行された労働安全衛生規則の改正により、事業者による熱中症対策は今や「必須の義務」となっています。
太陽の下で働く現場職員の安全を守るには、気温や湿度の"予測"と"即時対応"が不可欠となりますが、実際に事業者の皆さんがどのような対応策をとっているのか。
熱中症への対策として、気象情報を活用する企業の取り組みをご紹介します。
現場の「暑さ指数」をピンポイントで1分単位で算出する「ソラテナPro」

熱中症とは、高温多湿な環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなることで起こる健康障害です。 熱中症予防の指標となるのが、気温、湿度、日射(輻射熱)から算出される「暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)」で、単なる気温とは異なり、人体と外気の熱のやりとりに着目した計算式となっています。 環境省と気象庁が発表する「熱中症警戒アラート」は、翌日の最高暑さ指数(WBGT)が33℃以上と予測される際、危険な暑さへの警戒を呼びかける情報ですが、エリアがほぼ都道府県単位という、非常に広い範囲で発表されます。
しかし、熱中症対策が必須となる建設現場や学校などでは、これらの情報を元に実施可否を判断するのですが、2025年8月の東京では、2日に1回以上の頻度で発表されていました。 熱中症警戒アラートが発表されたら屋外作業や体育を中断する、という判断をしていては、作業や授業が進みません。
ウェザーニューズではソラテナProを活用して、設置場所のWBGTを1分単位で算出することが可能です。
CASE1:建設作業・施設管理
“現場のWBGT”をピンポイントで算出する、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」

作業員の命を守りつつ、工期を遵守しなければならない建設・土木現場では、よりシビアな判断が必要となります。
清水建設では、事務所から離れた現場の状況を大型ディスプレイで遠隔モニタリング。
暑さ指数に応じたスポーツドリンクの差し入れや、風速データに基づくクレーン作業の中止判断を、「ソラテナPro」のデータに基づき、事務所にいながら客観的な判断を迅速に行っています。
また、大和ハウス工業が管理する全国14か所の森林住宅地では、高齢のオーナー様も多く居住されています(https://wxtech.weathernews.com/case/daiwahouse/)。
近年の猛暑を受け、「高齢のオーナー様の熱中症が心配」ということから「ソラテナPro」を活用して暑さ指数(WBGT)を確認しています。 管理スタッフは、危険な基準値を超えた際にアラート通知を受け取り、それをトリガーに、熱中症対策(注意喚起など)も万全に行っています。
CASE2:小・中学校
職員室から屋外の状況を把握、高性能気象IoTセンサーで業務の負担を軽減

学校の現場では「子どもの命を守ること」と「教職員の業務効率化」の両立が急務となっており、山形県米沢市(https://wxtech.weathernews.com/case/yonezawa/)では、「ソラテナPro」を活用した熱中症対策が進んでいます。
これまでは、教員が自らの足で校庭へ向かい、手持ちの計測器で「暑さ指数(WBGT)」を測るのが一般的でした。
しかし、多忙を極める業務の合間、うだるような暑さのなかで1時間おきに屋外へ出ることは、教職員にとって大きな負担となっていました。
この課題を解決するために「ソラテナPro」を導入した学校現場では、観測のあり方が劇的に変化しています。
1分単位で更新される気温や湿度、暑さ指数といった精緻なデータは、職員室のモニターや個人のスマートフォンからリアルタイムで確認できるようになりました。
また、「暑さ指数」が危険な数値になると、手元のスマートフォンにお知らせが届きます。
これにより、わざわざ屋外へ足を運ぶ必要がなくなり、職員室にいながらにして校庭の状況を正確に把握したり、万が一危険な状態の時は自動通知機能で知らせてくれるという、デジタル時代にふさわしい安全管理の形が実現しています。
実際に現場で働く教職員のみなさんから ・人が計測することによる誤差がなくなるので、これまで手持ちのWBGT計測器を使って計測してきたものと比べて信頼性が高い ・安全管理の判断の根拠となるものが専門的なデータによって数値化されていると安心できる ・これまでより見やすくなった分、こまめに暑さ指数を確認するようになった ・現場に赴くことなく適切な判断ができるのでその分の時間を有効に使える といった声が届いており、評判も上々とのことです。
4〜6月は全国的に高温傾向、早めの熱中症対策を

今後、ソラテナProはアップデートを予定しており、ソラテナProのデータを活用したピンポイント予報も提供できるようになります。
ウェザーニューズは、熱中症対策に課題を抱える法人の皆様へ高解像度、高精度な気象情報を提供し、より適切な判断をサポートしています。
3月24日(火)に気象庁は4月から6月までの3か月予報を発表しました。 日本列島は暖かい空気に覆われやすく、気温は全国的に平年より高くなる予想です。 早めの暑さ対策を心がけ、熱中症にもご注意ください。
ソラテナProに関する詳細はこちらをご確認ください。

