重点取り組みテーマTheme

Theme04ダイバーシティ&インクルージョン

気象・気候への想いを持つ人財が輝ける会社であるために

Message

気象・気候に思いを持つ世界中の人々に、
公正・公平な雇用と成長機会を提供し、
一人ひとりが惜しみなく力を発揮できる職場を通じて、
自然環境がもたらす社会課題の解決に貢献します。

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「いざというときに人の役に立ちたい」という思いを持つ人財が集まり、輝ける会社であるために

ウェザーニューズには、気象を志し「いざというときに人の役に立ちたい」という思いを持った人財が世界中から集まっています。この同じ志の下に集まった、性別・言語・宗教・文化などが異なる多様性に富んだ人財が、最大限に能力を発揮し活躍できる会社であることが、自然環境がもたらす社会課題というグローバルなテーマの解決をよりいっそう推しすすめることができると信じています。また、気象市場のリーディングカンパニーとして、気象を志す新たな人財輩出も私達の使命です。

企業内保育園&学童ルーム WNI RAIN KIDS HOUSE

ウェザーニューズは「千葉市男女共同参画事業者」に認定されており、管理職に占める女性の割合は年々高まっています。また新卒採用においては、ここ数年の男女比率がほぼ50%となっています。

これまで、スタッフが子育てと職場での活躍を両立できるよう、さまざまな制度を検討してまいりました。なかでも、待機児童問題は首都圏において大きな社会的課題で、保育施設の受け入れ状況によっては復職できるか不安、モチベーションはあってもフルタイムで働くことが難しいなどの声が多くありました。

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子育てをキャリアをあきらめる理由にしないために、企業内保育園「WNI RAIN KIDS HOUSE」を設立。このネーミングは”雨が降っているときに他人に傘を差し出せる優しい子へ”というコンセプトから名付けられました。当社が入居する幕張テクノガーデンの敷地内に開設したことで、スタッフはすぐに子どものもとへ行けるという安心感を持って業務に取り組むことができます。本保育園を利用可能なのは当社の全スタッフであり、男性スタッフや外国籍スタッフも利用可能です。

また、「WNI RAIN KIDS HOUSE」は学童スクールも併設しており、業務中のスタッフに代わって学童スタッフが放課後に児童を小学校まで迎えに行くほか、夏休みなどの長期休暇中は開園時間を延長し、終日児童を受け入れています。

開園以降、復職後のキャリアプランを検討できるようになったことで、育児休業からの復職率は100%です。今後もさまざまな制度を導入しながら、スタッフが子育てと職場での活躍を両立できる環境づくりを目指します。

多国籍スタッフの活躍

ウェザーニューズの雇用に当たって、国籍による制限は一切なく、現在約30ヶ国、総勢約160名のスタッフが働いています(令和2年5月31日現在)。国内オフィスにおいては、全社会議や研修での英語同時通訳やPray Roomの設置などを通して言語、宗教の自由への配慮を行っています。
また、国内だけでなく世界の主要都市にある拠点では現地スタッフを積極的に採用しており、アジアではマニラやヤンゴンにオペレーションセンターを設置しております。

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フィリピンやミャンマーでは高度な船舶運航の専門知識・技術を持つ優秀な船員が多く輩出されている一方、世界で船員として雇用されるポジションや期間は限られています。海運を志す優秀な人財が安定した生活を送り、長期的にキャリア形成の場を提供することは、長年海運業界向けサービスを行ってきたウェザーニューズの使命です。

健康宣言

経営理念の実践のためには、スタッフ自身が健康であることが不可欠であり、健康でなければサポーターの信頼を得ることはできません。当社は、健康維持・増進活動に対する積極的な支援と推進によって、スタッフが持てる力を存分に発揮して、豊かで健康な社会の発展に貢献する会社を目指します。

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●健康管理の組織体制図

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HR-Centerと衛生委員会(PIT IN SPOTと産業医)と連携し、従業員の健康保持、増進に向けた活動をします。スコアリング委員会を経て、取締役会に従業員の健康状態や施策の実施状況を報告し、健康経営の継続的な改善を図っています。

健康経営優良法人

当社は、経済産業省・日本健康会議より「健康経営優良法人2024(大規模法人部門) 」に認定されました。

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未来の気象人財の創出

私たちはより多くの人々に気象・気候予報の大切さやおもしろさを感じられる機会を積極的に提供することで、気象による価値創造を実現できる次世代の人財創出へつなぐ取り組みをしています。

例えば、かつて活躍した3代目の南極観測船SHIRASEを、環境のシンボルとして船橋港に係留し、保存に協力しています。

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元乗員による船内ツアーができるほか、地域の子どもたちが自然の恵みや豊かさを体感できます。イベント「チャレンジングSHIRASE」を一般財団法人WNI気象文化創造センター主催のもと地域の方々の協力を得ながら年間数回の頻度で行っています。

なかでもソラヨミ教室は、雲の動きや肌で感じる変化から天気予報を行う技術(ソラヨミ)を、クイズや実験を通して学ぶことができる人気のコンテンツです。ゲリラ雷雨や竜巻など、予報が難しいと言われている気象現象は、その土地にいる人が五感で観察することで予測できることがあります。天気予報は受け取るだけでなく、「みんなでつくるもの」にもできるという認識を持ってもらうことで、自分自身の身の安全を守るだけでなく、気象災害によって発生する被害を減らす「減災」にもつながります。

気象・気候サービスは、地球を想いながら人々が安全な暮らしと経済活動ができるようにという心を込めて提供されるべきと考えています。そのため、機械的に分析するのではなく、気象・気候に思いを持って、サービスの重要性を理解しながら気象サービスを届けられる「人財」が最も重要な財産だと考えています。

だからこそ、スタッフのあらゆるダイバーシティを尊重し、公正な雇用と成長機会を提供し、一人ひとりの可能性を最大化できる能力開発と、快適に働ける環境を用意しています。また、多くの方々が気象・自然について学ぶ機会を提供し、天気に関心のある人財を世界中で増やしていくことは、地域全体の防災・減災意識向上とともに、将来気象を通じて世の中に貢献する次世代の人財輩出へとつながります。これらの取り組みによって育っていく人財は継続的に自然環境がもたらす社会課題の解決に貢献する原動力となり、ひいては持続可能な社会の実現をしていくものと信じています。